浮浪雲

みなさん
「浮浪雲」という漫画を読まれたことはありますか?

毎月、5日と20日に発行されるコミック誌「ビッグコミックオリジナル」
に連載中で、884回にもなるから、
優に30年は超えている。

このコミック誌を教えてくれたのは
東京時代の音楽企画のチーフマネージャーで
年下だけど?大先輩の岡村氏であった。

彼は博学で、あらゆるジャンルに精通し、
酒のたしなみ方もなかなかの通でもあった。
その氏と初めて沖縄出張の空港ロビーで教えてもらった。

このコミック誌は
漫画の常識を覆す、
【人生のバイブル】とも呼べる素晴らしい哲学書でもあり、
そんじょそこらの小難しい書籍や宗教書等吹っ飛んでしまうほどの
深くて優しくて想い遣りに溢れ、
そして時として厳しい現実を直視させる。

あの懐かしい昭和30年代の温かい家族愛を描いた映画「三丁目の夕日」も
松竹映画の看板だった「釣りバカ日誌」もここに連載されている。

またテレビドラマ化された作品
「家栽の人」「弁護士のくず」、最近では「黄昏流星群」
…等など枚挙にいとまがない。
今はまっているのが「岳　みんなの山」です。


さて
何を言わんとしているのか

あの当節、悪い方で話題に上っている
京都大学の携帯電話によるカンニング事件…
「絶対入りたかったから」
って不正をして入ったってしょうがないのにね。
道は幾つだってあります。
入るのが目的なら最初からやめたまぇ。
進むべき道のために必要であるなら行く価値もまったく違ったものになる。


まぁ
しかし俗世間の
某有名○○大学卒…
のあの政治家や官僚のていたらくは一体何なんですか?

本人にとっては家族にとっては勲章かも知れないけれど
「だから何なんですか?」
って聴いたらなんと答えますかねぇ…


確かに19 や二十歳で～20代30代までは
コンプレックスやら引け目を感じたりすることがあるでしょう。
実はとても貴重な自分自身への栄養源なんだけどね。
今はまだ気が付かないよね?


だけどねもう60近くなったり
もっと上になると「まず健康です」
知識なんて役に立ちません。
動物的カンや感性が俄然効いて来ます。
そんな
人生は貸借対照表のように
最後で帳尻が合うようになっているんです。



先述の浮浪雲…
主人公の浮浪雲に
ある時尋ねし人あり

「あなたの趣味は何ですか?」

　すると

「生きることでんす」

と答えた。






君たちの人生は今始まったばかり…


だが
みんな確実に死に向って生きてゆく…

人生の大目標
それは

それぞれに
与えられた時間の中で
しっかりと生き
生き切ることなんだよ。