本当に切ないものは…

前回は男の哀愁の世界でしたが
今回はさらに切ないもの
それはお金
いえ仕事。

特に職人職?の施療の世界ですと
まずすぐの結果を要求される。
そこで懸命に頑張って何とかお客さまに満足頂ける結果をと奔走する。
そしてお金。

かつて私が通っていた整体の先生は
2軒の1戸建てを持ち
買った当初は合計で1億円の返済途上におられた。
そこで1時間に15分ずつ4名の予約で埋め
懸命に仕事をされていた。
当時、結果も確かに勢いで出ていたかに見え
大勢の予約客でいつも駐車場は満杯だった。

時は流れ
今はもう見る影もない。

あの頃を振り返ってみると
整体の先生はもう一杯いっぱいの状況だったようで
最後の方の時間帯
といっても日中の2時3時だが
あの精悍な先生の面影はなく疲れやつれ切っておられた。




プロは結果を出して当たり前!!!!!!!!!!!!!!!
だけど
だけど身体のゆるんでいない状況で結果を急ぎ
お金儲けに奔走するとその代償たるや計り知れない。

当の私も相当固い、固かった。
でも自己氣療を少しずつ覚え、
業界仲間の中では固い方かも知れないけれど
心は相当ゆるんで来て芯が出来た。
だからもうブレない。

身体は
もっと自分の意識を高めないと難しい。
だから慌てず少しずつ確認できていけばいいと想う。


でも、その意識もなく
未だに結果重視だけに奔走していると
必ずやしっぺ返しが来る事を私は経験的に理解している。

どうぞ
多少お金儲けがヘタであっても
どうか身体を壊さぬよう
まさに超健康で
どんどん限りなく生命力が増してゆく事を願ってやまない。
ますます生き抜いてゆくのが困難な時代の中へまっしぐらの時なのだから。