Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

出会ったころ (つぶやき)

2015-01-24 20:15:49 | つぶやき
 オスカルとアンドレの子供時代の絵はどれも大好き。特にこれ。1973年、週刊マーガレット37号、Episode67の扉絵。この回は、1789年7月12日、オスカルの肖像画が完成しお披露目する場面から、夕食後アンドレがオスカルの部屋を訪れ、オスカルが「今夜 ひと晩を おまえといっしょに アンドレ・グランディエの妻に---」と、ついに彼の妻になる決意を伝える場面で終わっている。 . . . 本文を読む

ハプスブルクの姫君 (3)

2015-01-22 23:13:13 | つぶやき
 1898年9月11日、シシィは警察の警護を拒み、ジュネーブに滞在中、レマン湖のほとりでアナーキストのルイジ・ルキーニによって暗殺された。享年60歳。亡くなる約10年前から引退生活に入り、親しい接触を持ち続けたのは娘のマリー・ヴァレリーのみ。マリーは日記に次のように記している。「私の母は、変わった生活を送っていました。彼女は頭の中では過去にすがる一方、心の中では未来を熱望し、実際の生活は実体のない幻から成り立っていたのです。」 . . . 本文を読む

ハプスブルクの姫君 (2)

2015-01-21 23:50:07 | つぶやき
 2009年、東京・六本木の国立新美術館で、日本がオーストリア=ハンガリー帝国と国交を結んで140年になるのを記念して、「The ハプスブルク展」が開かれた。これは池田理代子先生がこのイベントのために描いたシシィのイラスト。彼女は歯並びが悪いことにコンプレックスを抱いており、人前で笑ったりすることは少なく、口元を扇で隠していた。 . . . 本文を読む

ハプスブルクの姫君 (1)

2015-01-20 22:22:38 | つぶやき
 マリー・アントワネットと並んで、ハプスブルク家の美しい姫君と言えば、この人を話題に出さないわけにはいかない---皇妃エリザベート。エーデルワイスの髪飾りを付けた有名な肖像画、驚異のウエスト56cm、ミュージカルにもなったその生涯。「お姫さまが幸せなのは、おとぎ話の世界の中だけ。」と改めて感じさせられた女性である。「ベルばら」とは時代が違うし、何の関連もないが、しばらくシシィ(エリザベートの愛称)について書かせていただきたい。 . . . 本文を読む