2014年、2015年と2年続けて発売された週めくりカレンダーの代わりといってはなんだけれど、「ベルばら 365日幸せノート」が出版された。 . . . 本文を読む
「アンドレさまは、とても素敵な方ですわ。私が知っている貴族といえば、多くは自分をより良く見せよう、他の人より目立とうと表面だけ飾り立てたり、いい地位を得ようと有力者に取り入り心にもないお世辞を並べ立てる。そういう方たちには誇りというものがあるのだろうかと思います。アンドレさまは貴族ではないけれど、そういった薄っぺらな人たちとは全然違います。」 . . . 本文を読む
同じ作品を読んでも受けとめ方、解釈の仕方は人それぞれ。「これが絶対に正解」と言えるものはない。それでいいと思う。自分と違う意見や考えを読むのは面白いし。新たな発見がある。自分の考えに固執していると視野が狭くなる。 . . . 本文を読む
歴史のある都市には観光客相手に、昔の衣装を着て記念写真が撮れるスポットがある。ヴェルサイユにも、どうやらロココの扮装をして、アントワネットやフェルゼンになりきって写真撮影できる場所があるらしい。 . . . 本文を読む
「フェルゼン伯、今まで本当にありがとうございました。私がこうしてオスカルと結婚できるのも、あなたのおかげです。パリで私たちの乗った馬車が民衆に襲撃された時、現場にあなたがいらっしゃらなかったら、私もオスカルも今頃どうなっていたか-----。本当にどれだけお礼を申し上げても、足りないです。」 . . . 本文を読む
アンドレの案内で中庭に着いたフェルゼンとソフィアは、夫人がいかに熱心に丹精込めてばらを育てているかをすぐに察した。同系色を同じ区画にまとめて植えたり、鉄製のアーチに沿って茎を這わせたりと、あれこれ工夫してばらのある庭作りを楽しんでいる様子が伺えた。 . . . 本文を読む
11歳になったオスカルが、父の命でパリの王立陸軍士官学校に通い始めて2週間が経った。この学校はルイ15世の愛妾ポンパドール夫人が「国家繁栄のために、教育は大切。」と考え、私財をつぎ込んで設立された。 . . . 本文を読む
アントワネットに関する伝記や書籍はたくさんある。ではフェルゼンは?フェルゼンはアントワネットをどう見ていたのだろう?「『ベルサイユのばら』で学ぶフランス語」のコラムには、面白い記述がある。 . . . 本文を読む
昨年、今年は「ベルばら 週めくりカレンダー」が発売され、「今週はどんな場面が----。」と毎週楽しみに絵を入れ替えてきた。この2年間でほぼ主だったイラストは使用してしまったためか、来年のカレンダー発売はなし。それに代わって(と言っていいのか)「365日幸せノート」が発売される。 . . . 本文を読む
ジェルジェ家の門の前に止まった馬車の扉が開き、フェルゼンが降りた。前身頃の合わせに金糸で豪華な刺繍を施した、爽やかなブルーの宮廷着をまとったその姿は洗練されていて優美さもある。彼は反対側の扉を開けてソフィアの右手を取り、降りるのを介助した。一連の動作はまったく無駄がなくスムーズ、しかもエレガントで育ちの良さが感じられた。 . . . 本文を読む