高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

がんプロ講演会:CNSの役割機能

2009-12-15 | Weblog
第4回がん看護専門看護師コースWG講演会が開催されました。
 今回は、3名のがん看護専門看護師をお迎えし、がん看護専門看護師の6つの役割機能のうち、コンサルテーション(小山富美子CNS)、コーディネーション(菊内由貴CNS)、倫理調整(近藤まゆみCNS)に焦点を当てて、活動の実際をお話し頂きました。香川、岡山、高知、徳島他2県から102名の参加者があり、皆様、熱心なまなざしでシンポジストの講演を聴かれていました。
 北里大学病院で活躍されている近藤CNSは、1996年に日本で最初にがん専門看護師に認定された方のおひとりで、1999年以来、本大学院のがん看護学実践演習の指導に長年携わられておられます。"なぜ専門看護師の役割機能に倫理調整が追加されたのか"、"看護師のジレンマの背景には倫理的問題がある"、"患者様のケアの方向性は、医療者それぞれが異なる考え・価値観・倫理観をもっているので、どんなチームで、どのようなメンバーで決定するかで決まってしまう"、"倫理の知識を活用する"などについて事例を使って丁寧にわかりやすく説明され、参加者は身近な体験として共感を得、引き込まれるように聴き入っていました。参加した近藤CNSに指導を受けた歴代修了生、在学生は、先輩CNSの話が新鮮で心に落ちるように感じ、これからも目標にしたいと決意したようです。
 全体討議では会場から3名のCNSにたくさんの質問が寄せられ、活発な質疑となり、充実した満足感のある3時間半を参加者とCNSが共有することができました。

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