高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

平成20年度 がん看護学領域特別講義

2008-10-31 | Weblog
 テーマ:がん看護専門看護師の活動の実際と展望
 ~緩和ケアにおける6つの役割機能の実践&高度な看護実践としての代替補完療法~
 講師:出島麻里氏(がん看護専門看護師)
 日時:平成20年10月23日(木)13:30~15:30 参加者:17名

 出島さんは看護学研究科の3期生で、現在はがん看護専門看護師として高槻赤十字病院で活躍しています。CNS認定までの6年の道程、ポジション獲得へのアプローチ、期待されている役割、6つの役割機能の展開例、アロママッサージチームでの高度な実践、さらにこれからの課題について、具体的な活動内容を盛り込みながらわかりやすく、また熱く講義していただきました。
 参加した院生の多くは、専門看護師を目指しており、「ポジション獲得のためにどのように看護部に働きかけたのか?」「自分の活動をどのように意図的に上司に伝えているのか?」「組織がどのような方向に進んでいるかの把握の仕方は?」「アロマセラピーのエビデンスをどのように出していったのか?」「チームの中での位置づけは?」など具体的で活発な質問、意見交換がなされました。専門看護師として、武器となる技・技術を持つことの重要性や組織の中でその役割を発揮していくための考え方と実際について、学びを深めることができました。