アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

確定申告と還付申告

2014-12-11 | 2014年たわごと

少し前、名古屋市から住民税の納付督促状がきた。

6万円ちょっと。

何それ、そんなの無理だし。

と思って電話してみると、取引先から申告された去年の支払い額がそのまま所得となっているからだという。

「8月くらいに経費を申告していただくようおハガキ出したんですが、返信がなかったもので経費ゼロということになりました。」

 

…それって自業自得っていう宣告?

 

それにしても無理なものは無理なので、今からでも去年の確定申告をさせてください、とお願いした。

そして平成25年度分のレシートを引っ張りだし、その準備が始まった。

 

私は一度も正社員になったことがないので、「自営業」という扱いで毎年毎年確定申告をしなきゃいけない。

申告するほどの所得はないのだけど、収入からは源泉徴収10%が引かれているので、確定申告するとそれが返ってくるという大きなメリットを享受するための申告。いくら貧乏だといっても年収100万円以上はないと生きていけないので、そうすると還付金は10万円以上になるから大きいもんね。

 

そんで、昔、税務署に行って直接指導してもらいながら申告した時、「過去5年間はさかのぼって申告できるんだよ」と教えてもらった。

 

なんだ、だったらまとめてやった方が効率的じゃん!

 

と思い、それからというもの、すっかり溜め癖がついてしまった。

つまり確定申告を毎年怠って、もうダメだ!となってから税務署に駆け込むという非常に嫌な納税申告者になったというわけ。

 

けれど名古屋に引っ越してからは、「所得を申告してください」というハガキがやたらと来る。

税務署からではなく、区役所から。

 

それを見る度、なによ5年くらい待ってよ…と心の中でぼやいて、ポイっとしていた。

 

本と、これで社会人なんていえない。行政の方々にしてみたら最低野郎この上ない。

恐らくそれで(というわけでもないだろうけど)今回の6万円措置が下されたのだった。

 

早速、レシートを机いっぱいに広げて仕分け&計算をした。

そして申告書を書く前に、念のため「5年間猶予」についてネットで調べてみた。すると。

 

確定申告書を提出する義務のない人でも、給与等から源泉徴収された所得税額や予定納税をした所得税額が年間の所得金額について計算した所得税額よりも多いときは、確定申告をすることによって、納め過ぎの所得税が還付されます。この申告を還付申告といいます。
 還付申告書は、確定申告期間とは関係なく、その年の翌年1月1日から5年間提出することができますが、なるべくお早めに提出してください。』by国税庁

 

ということで、そうか、私がしていたのは「還付申告」だったんだ、ということが(今さら)分かった。

青色か白色か、ということも毎回分からなくなるので税務署の人に言われるがまま記入していたのだけど、「青色は帳簿をつけなきゃいけなくて大変」とか「青色申告は確定申告時期の1ヶ月を過ぎると延滞料がかかる」という旨のネット情報を読むと、どう考えても私に青色は無理、と推測される。

そもそも5年猶予の還付申告は白色だけなのかどうかは、ネットで探した範囲ではよく分からない。なので明日、税務署に行って直接聞いてみましょ。

そしてもし青色もOKだったら、来年の青色デビューを検討しよう…かしら…と思わなくもない。
別に5年猶予をその条件にする理由はない(というかすべきではない)のだけど、なんとなく、遅れても救われる感があるから。

 

ちなみに、フリーランスで働く人が急増しているせいか、確定申告について易しく教えてくれるウェブサイトはいろいろある。

私が検索した中で一番分かりやすいと思ったのはこちら。

http://ascii.jp/elem/000/000/853/853647/

フリーランスのための「はじめての確定申告」対策会議。

 

ほんっと、数字嫌い・計算嫌い・マニュアル嫌いの3拍子が揃っている私には、全く理解不能な確定申告なのです。
フリーソフトを使ってみても意味不明でお手上げでしたから…。

 

だけど6万円宣告を避けるためには、とりあえず去年の分を申告しなきゃいけない。

同時に心を入れ替えて、ちゃんと社会人だと胸を張れるようになろう…。

 

サラリーマンの人がうらやましいのは、安定した給与よりも、ボーナスよりも、むしろこういう煩わしさに翻弄されなくて済む点よね、と思う。

(…だけど過去のレシートを見返すのも、そこに付随したいろいろな思い出に浸れるという点でなかなか感慨深いものですよ) 

 


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