アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

熱帯雨林の現状。

2014-07-31 | ボルネオの旅

ボルネオ島、サラワク州。

いつもの空港から、小型機に乗って東へ向かう。

45分間のフライト。

 

2年前は、こんなんじゃなかった。

 

いくらなんでも、ここまで酷くはなかった。

 

 

森がようやく森らしくなった時、我に返って時計を見たら既に30分が過ぎていた。

そこは国立公園。

本来、熱帯雨林は、上から見るとモコモコしている。

いろんな色が淡く重なり合って、ブロッコリーみたいになっている。

 

そしてその下に、数え切れないほどたくさんの生き物が息づいている。

 

泣き出しそうになるのを堪えていたら、急に視界がパーッと開けて水田が現れた。

いつもの村。

ジャングルの中にひっそりと佇む村。

 

森と人の関係を、想った。

 

お願い、壊さないで… と心の中で叫ぶことしかできない自分は、あまりに小さい。

小さすぎる。

 

そしてこれらの木や油ヤシの多くは、日本に運ばれている。

 

 


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