おつまMe

こいつをつまめ!

大地に解き放て!

2006-10-11 01:00:22 | Weblog
 はじめて聴いたのが、車の運転中。こんな季節だった。空の青といちょうの黄色が西よりに傾いた午後の太陽とみごとなコントラストを描いていた。
 あまりの衝撃に、国道脇に車をとめ、ボリュームをあげ、カセットテープに聞き入った。”You’ve Got to Have Freedom”

 基本的に自分の血を探し求める人々は大好きだ。それぞれの人種があって、最終的に宇宙の根源にたどりつくような、そんな旅をしたかったもんだが。

 精神はアフリカに回帰し、大地に解き放たれている。差別することによってはじめて自分の優位性に自己満足し、それがアイデンテティだと勘違いしている馬鹿なシロンボ、種の保存という忌々しい呪縛のために穿った見解しかできなくなった人々、生活=金の指針に磔された人生・・・そんなものすべてから解放されつつある音の衝撃だった。この時、ファラオはアフリカの大地に確かに居たのだ。

 オレときたらこのトーホグの寒い大地に、ほっかむりをして鍬を片手にする農耕民族の血をひしひしと感じるのではあった。顔は東南アジア系なのに、であった。 確かに以前南の島に行った時に魂を置いてけぼりにしてきたおかげで、何ヶ月間も腑抜けになった経験はあるので、もしかしたらそうかもね、肌も黒いしね、ヤシの実取って、熱帯魚喰ってたかもしれないね、のんびりと、その日その日で、

今日のLASTは

The Doors/Wild Child

"Do you renenber when we were in Africa?"