ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

県市町村長会議

2006年05月18日 | Weblog
 県市町村長会議があった。合併が一段落して初めての会合である。14の市、19の町、合計33自治体で、村は栃木県内に無くなった。
 しかし、町村という言葉は述語として残したほうが良いと私は提案して、その通りとなった。「むらおこし」「むらまつり」「うちのむら」等、「むら」「村」という言葉は、とても響きがよい。私たちになんとなく安らぎを与えてくれる。
 さて、今回の市町村長会議では、かなり活発な意見の交換があった。最も関心を集めたのが、いわゆる後期高齢者(75歳以上の人)に対する医療費の自己負担増のことである。医療費の増嵩に伴う国の苦肉の策である。
 この後期高齢者医療制度は、都道府県単位の広域連合を設置して実施することになる。しかし、都道府県の人口を見ても鳥取県61万人、島根県77万人と神奈川県850万人、埼玉県700万人とでは、その差はあまりにも違い過ぎるし、老人医療費の違いも高いところで年一人当たり96万5千円の福岡県と63万5千円の長野県では較差がありすぎる。これで、保険料やサービスが公平に実施できるか疑問である。恐らく、この制度も長期的な制度とはなるまい。今、市町村単位で実施している国保もその運営に喘いでいる。市長会でも国へ訴えているが、医療保険制度の抜本改正が必要である。

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