ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

となりの芝生

2008年02月26日 | Weblog
 私が若い頃は、「“川むこう”の親戚の家に行ってくる」と言って、自転車で田中橋(当時木橋)を渡って南へいったものだが、最近は全く逆転してしまった。筑波地区の人が、「昨日は“川むこう”に行った」と言っていたので、当初矢場川の向こうの群馬県に行ったのかなと思ったがそうではない。今私が住んでいる通2丁目あたりを指していたのである。産業構造が変わって、トリコット団地が消え、新たな商業施設が生まれ、住宅団地が増え、人口の移動が顕著になり、様相が一変してしまったのである。
 地形的に見て、足利市は東南に開けている。人は巽(たつみ)の方向を好み、自然に足が向くという習性がある。ある夕刻アピタの前を通過したら、車が満杯だった。その足で、ハーヴェストプレース(サンヨー跡地)に行ってみた。結構駐車場がいっぱいだったので安心した。
 今日、山辺中学校の生徒1年生3人が市庁舎見学に来た。質問を受けたのだが、「人口減のこと・何故市長になったか・仕事の上で挫折したこと」など、純粋に厳しいことを聞いてきた。また、「太田市・佐野市が優れている」とも言っていた。私は、「それぞれ市には良いところ・悪いところ、見方によって様々であるから、自分たちの市が他の都市に優れているところを探してみなさい。そして、それを伸ばす努力をしたほうが良い。隣の芝生は青く見えるものだ。」と話した。中学生のうちから、住んでいる“ふるさと”に関心を持つのは素晴らしいことだ。最後に写真を一緒に撮って、嬉しそうに帰っていった。

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