県内のある大手建設会社の社長が「倅が東京のK大学に行ったのはいいが、ピアノばかり弾いて困っている」とこぼされたのは10年ほど前であった。
最近、その社長に久しぶりに逢った。「倅がついにピアニストになってしまった。先生にも責任がある」と言われてしまった。その頃、別件で社長宅を訪問した際、おだてられて、ついつい私のたった一つのレパートリーである「乙女の祈り」を弾かされてしまった。「音大を出ていないのに、ピアノばかり弾いていて家の跡を継ごうとしない。それがきっかけとなって、現在演奏家として活躍している」と社長が言っていた。
音楽は感性が大事であり、音大にいかなくとも音楽家にはなれる。美空ひばりさんは、耳で聴いたメロディーを自分のものにしてしまい、それを即座に歌ってしまう。天才的な才能をもっていたと聞いたことがある。これも感性がすぐれているからであろう。
生誕250年モーツァルトイヤーもそろそろ終りに近づいている。このイヤーが終るだけで、モーツァルトの音楽は永遠であるが、今年はモーツァルトの音楽を繰り返しよく聴いた。私は音楽の理論はよく判らないが、どの曲を聴いても素晴らしい曲で理論的にできているようだ。モーツァルトは学校に行っていない。父親と旅から旅へと演奏旅行をしながら、作曲をしたのだからすごいと思う。250年経った現在でも、新鮮に聴こえる。まさに何世紀に一人しか出ない不世出の天才なのだろう。今も耳元でモーツァルトが流れているが、実に素晴らしい。
美空ひばりさんも、100年後200年後まで歌い続けられる天才であろう。
最近、その社長に久しぶりに逢った。「倅がついにピアニストになってしまった。先生にも責任がある」と言われてしまった。その頃、別件で社長宅を訪問した際、おだてられて、ついつい私のたった一つのレパートリーである「乙女の祈り」を弾かされてしまった。「音大を出ていないのに、ピアノばかり弾いていて家の跡を継ごうとしない。それがきっかけとなって、現在演奏家として活躍している」と社長が言っていた。
音楽は感性が大事であり、音大にいかなくとも音楽家にはなれる。美空ひばりさんは、耳で聴いたメロディーを自分のものにしてしまい、それを即座に歌ってしまう。天才的な才能をもっていたと聞いたことがある。これも感性がすぐれているからであろう。
生誕250年モーツァルトイヤーもそろそろ終りに近づいている。このイヤーが終るだけで、モーツァルトの音楽は永遠であるが、今年はモーツァルトの音楽を繰り返しよく聴いた。私は音楽の理論はよく判らないが、どの曲を聴いても素晴らしい曲で理論的にできているようだ。モーツァルトは学校に行っていない。父親と旅から旅へと演奏旅行をしながら、作曲をしたのだからすごいと思う。250年経った現在でも、新鮮に聴こえる。まさに何世紀に一人しか出ない不世出の天才なのだろう。今も耳元でモーツァルトが流れているが、実に素晴らしい。
美空ひばりさんも、100年後200年後まで歌い続けられる天才であろう。