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2011年春 統一地方選は、地方主権に向けた大きなチャンス

2011年03月07日 | 政治

2011年春 統一地方選は、地方主権に向けた大きなチャンス
 無関心ではいられない

 「ご存知の通り岐阜県の財政状態は火の車です。全国でも頭から数えた方が速い程、
  財政的に厳しい状態が続いています。
  逼迫する財政に加え、少子高齢化で財政支出が増え、今のままでは縮小均衡に
  陥らざるを得ません。それを解決する方法が、地方で自由に使える財源の
  確保です・・・・」とここまでは誰でも言えることです。

現在、日本全体を眺めていて思うのは、今だ嘗てこれほどまでに地方が
国にものを申す時は、議会制民主主義が始まって以来なかったのではないかという
いうことです。

大阪府と愛知県では、大阪都構想、中京都構想と全国が注目する新しい動きが
始まっております。
まだ、詳細は見えてきませんが、大掴みに言えば、政令市である名古屋市と愛知県を
一体化して二重行政を廃止することで、名古屋市を廃止して愛知県直轄の特別区に
するというもの。住民サービスは特別区で、広域サービスは愛知県が行うというものです。
そして、愛知県が一つの国のように大胆な規制改革と減税によって企業を呼び込み
新しい産業を育成することなどが中京都構想の柱です。

当初この考えを聴いたときは、私も耳を疑いました。確かに二重行政、国も加わった
三重行政を払拭することで行政の無駄を省くことができると思っていましたが・・・
岐阜でいうならば岐阜県が岐阜市を直轄地にするという考え方です。
岐阜市は周辺自治体と垣根がなくなり行政機能も岐阜県の中心という位置づけで、例えば、
公共交通、ゴミ処理などの広域サービスを他の自治体と連携して実施することが可能になると
いうものに相当します。

大都市の名古屋、愛知県だから出きるじゃないの、隣の県のことは関係ないとお考えの方も
多いと思いますが、もし中京都が実現に向けて動き始めた場合、私は、岐阜市、岐阜県への
影響は大変大きいと考えています。あらゆる面でお隣の愛知県との格差が開いてくると
人の流出、企業の流出が始まってしまいます。
ですから中京都構想には、注目しているというよりも注目せざるを得ないと考えています。

地方主権を考える上で、我々も頭を柔軟にするときが来ているのは確かなようです。
逆に言えば、地方主権を考える上で、ルールは自分たちで作るんだという気概無くして、
岐阜県は、東海地区において確固たる地位は確保できないとさえ考えています。

これからは、既成概念に囚われない構想力と実行力が必要な時代がやってくるのでは
ないでしょうか。

さて、4月から始まる統一地方選ですが、上記のような発想にも柔軟に対応できる人材が
どうしても必要になってくると思います。

地方主権に向けた大きなチャンス、無関心ではいられませんね。

                                    以     上

 


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