中津川市の大山耕二市長(62)のリコール(解職請求)で、市選挙管理委員会は28日、リコールを進める市民団体「中津川一新の会」(菅井陽一代表)が解職の賛否を問う住民投票に向けて提出した署名の有効数について3万596人に確定したと発表した。住民投票に必要な有権者の3分の1(2万2492人)を超えており、住民投票の実施を求める本請求が可能となった。
一新の会は11月1日午後に本請求する。60日以内の12月中に住民投票が行われる予定。
この日、菅井代表(63)ら解職請求代表者3人は提出した署名の返却を受けた。菅井代表は「2月に一新の会を結成し活動を始め、ようやく(本請求できる日が)きた。やっと始まった気がする」と述べ、「住民投票ではかなりの賛成票を取れると思う」と市長の解職成立に自信を見せた。
21日から27日までの縦覧では、2件の異議申し立てがあった。市選管は1件の申し立てを認め、いったん無効としていた51人分の署名を再審査で有効と判断。提出された署名は3万2276人で、最終的に無効署名数は1680人となった。