【必見!平野貞夫氏テレビ生出演のお知らせ】
9月3日(土)08:00~ 読売テレビ ウェークアップ!プラス
首題: 新内閣を徹底解剖(生出演)
民主党代表選で財務官僚による選挙干渉の実態など爆弾発言が炸裂か!?
現代の黒田官兵衛、平野貞夫先生が斬る!
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浅野真拝
━━【日本一新】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第62号・2011/8/24
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顧問:戸田邦司
発行:平野貞夫
編集:大島楯臣
☆転載・コピー自由号です。無限拡散をよろしく・・。
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<メルマガ・日本一新第62号>
◎「日本一新運動」の原点―70
日本一新の会・代表 平野 貞夫
(議会政治を崩壊させたのは誰か)
賢明な日本国民は、平成21年8月の衆議院総選挙で、自民党
から民主党への政権交代を自らの意志で選択した。これは120
年のわが国議会政治で、国民が初めて総選挙で新政権をつくった
画期的なことであった。もっといえば、大和朝廷以来初めて民衆
が創った政権といえる。その意味では歴史的出来事であったが、
この認識を民主党所属の国会議員が持たなかったことに、今日の
政治混迷の原因がある。
鳩山政権では政権運営に不慣れということで済ませたが、菅政
権に代わると議会政治の破壊行為が続いた。菅首相は「議会制民
主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁」という趣旨の
ことを、国会質疑などで発言していた。これは反議会主義の危険
な発想であることを、学者も巨大メディアもまったく指摘しない。
健全な議会政治とは、過半数の力があればあるほど少数野党や国
民と議論し説得して行うものだ。
菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長の国会での発言や参議院選
挙での議論に、議会政治の少数意見への配慮という姿勢は垣間も
なく、この3人はかつての共産圏にあった議会政治を利用する内
ゲバ政治家だと感じた。その後、政権交代の原点を破壊する政治
を続けていたが、東日本大震災では国家の統治行為も、国会の機
能もことごとく破壊した。菅政権が120年続いたわが国の議会
政治を破壊したといえる。
議会政治を崩壊させたのは、菅政権と民主党執行部であるが、
その責任は与党だけではない。野党も含め、全ての国会議員が自
覚しなければならない。多くの国会議員は、議会政治の本質と仕
組みについて無知である。というよりも関心がなく、国会の制度
や手続を司法のそれと同質だと思っている議員が圧倒的に多い。
有名大学や高学歴の政治家ほど、この傾向が強く議会政治の原理
や精神に関心がないことに問題がある。
(明治の議会政治家の精神に学べ)
わが国の議会政治が崩壊状態になった責任は私にもある。衆議
院事務局33年、参議院議員12年、そして政治評論を7年とい
う人生のなかで、もっともっと議会政治の原理と精神を国民に啓
蒙すべきであったと反省している。この反省を肝に銘じ、酷暑の
中、緊急出版として『議会政治の誕生と国会―崩壊・再生への道
―』(信山社)を執筆中である。
8月23日現在、大正時代の議会政治を終えたところだ。これ
までで感動したのは、第15回議会・明治34年3月22日、衆
議院本会議での足尾銅山鉱毒問題に対する田中正造議員の伊藤博
文首相に対する質問である。「鉱山師の奴隷政府」という名演説
で、中心部分を紹介する。
鉱毒の害というものは、地面が亡くなってしまう。元金が亡
くなってしまう。同時に人類も亡くなってしまう。これをこの
ままにしてし まうと、人民は死に国家は亡くなってしまう。
足尾銅山の鉱業主は古河市兵衛である。古河市兵衛の奴隷の
働きだ けは止めてくれろ―お聞き下さい。自分の兄弟は乳の
足らぬために死 ぬ。耕すべき地は無い。悲しいと言って出て
くる請願人には、大臣が面会しない。それを苦労して出てくる
者は、捕らえて牢に打ち込む。
来たる第16議会に於て田中正造は出ませぬ(議員辞職する)
でも、これは国家の問題でございますから、・・・伊藤内閣は
古河市兵衛の奴隷なり、という辞を発せられない様に私は望ん
で置く。
この田中正造の演説を知って、私は福島第一原発事故の放射能
被害の悲劇を思った。鉱毒被害と放射能被害は共通点がある。ま
ず、今回の原発事故について、国会や公開の席で、田中正造のよ
うな民衆を思う精神で政府を追及した政治家はひとりもいなかっ
た。ただ唯一、ニコニコ動画の記者会見で小沢一郎が「放射能被
害対策のみならず、原発事故そのものの収束も含めて、国の責任
で行うべきだ」という発言が印象に残っただけだ。全国会議員は、
福島第一原発事故に明治の義人・田中正造の精神を体して取り組
むべきだ。
それにしても、菅政権の原発事故対応は人間に対する冒涜であ
る。「直ちに影響はない」と三百代言の情報隠蔽と操作で嘘に嘘
を重ね、国民の暮らしに無要の混乱をもたらした。拭いがたい政
治不信をつくった責任を微塵も感じないのが菅直人首相だ。人間
に非ずと断じておこう。
(代表選の前にA級戦犯の総括と
小沢氏等の党員資格停止の解除を)
不思議でならないことは、民主党代表選挙がどういう理由で行
われるのか、まったく報道されていない。理由は菅政権が行き詰
まったからだ。菅首相に政権担当能力がなく、岡田幹事長には国
会運営と党運営能力がないことが原因である。従って、代表戦を
行う前にやるべきことは、まず、菅政権の失政を総括することが
民主党再生の絶対条件である。
失敗のA級戦犯にあたる菅首相、仙谷内閣官房副長官、岡田幹
事長らは、公開の両院議員総会で反省の総括を行うべきである。
悩みに悩んだ末に、代表選出馬を決意した前原前外相も、やはり
A級戦犯だ。八ッ場ダム・JAL問題、さらに尖閣列島の中国漁
船衝突問題で無責任政治を行ったことを総括すべきだ。また、京
都での前原氏の「政治とカネ」問題は、深刻な事態と聞いている。
政権与党の代表となれば、民主党の崩壊にもなりかねないことを
危惧する。
彼らは議会政治の冒涜と、政権交代の原点である「国民の生活
が第一」の目標を潰してしまった。民主党内の議論もなく、政権
交代の魂を売り払った理由と責任を国民に説明すべきである。
ところがこれをやろうとしない。理由は、巨大メディアが菅政
権に甘く政治の混迷の真実を報道しないからである。その代表が
朝日新聞だ。8月22日の東京版社説と若宮主筆の「座標軸」に
は驚いた。これこそが議会政治の本質を知らない典型だ。社説は
「なぜ続く短命政権―病根は『参院』『常在戦場』」と題し、政
治的混迷の病根を参議院制度や両院の選挙制度にあるとしている。
若宮主筆は「劣化きわまる政治 抜本改革を―二院制と選挙制
度」と題して、同趣旨のことを論じている。政治の劣化と混迷の
原因が、菅民主党政権の無知と無能と不見識にあるのではなく、
両院制度や選挙制度の欠陥に問題があるという主張だ。まったく
の論理のすり替えであり、天下の朝日新聞がこれだから、日本の
政治の劣化は治らない。その病根が朝日新聞にあることを糾弾し
ておく。
人がつくるものだから、どんな制度でも完全無欠のものはなく、
むしろ、それに携わる人間が正常でなければ制度が機能しないこ
とは世界の常識だ。議会政治もまったく同じである。
日本で不正常な、例えば、菅政権の指導者のような人材を育て
たのは朝日新聞といえる。朝日新聞の体質と民主党A級戦犯たち
の体質は似たものがある。それは、理屈では社会正義を主張する
が、その実態は自己利益の方便として利用するという「新左翼的
内ゲバ」思想だ。わが国にとって「脱原発」も必要だが、「脱朝
日」はより以上に重要である。
民主党代表選挙を、挙党体制で党再生の機会にしようとするな
ら、小沢一郎氏はじめ、田中真紀子氏ら菅内閣不信任案に欠席し
た議員の「党員資格停止」を解除することがその入り口である。
そもそも、菅・仙谷・岡田という反小沢のトリオが政権延命の
ために仕組んだのが、小沢氏の党員資格停止であった。検察審査
会の強制起訴は、検察の一部と東京第二弁護士会を使って、某政
治家が政治的に策略したといわれていた。検察審査会の議決に違
法性があることを証明できる材料を我々は持っている。がそれよ
りも、強制起訴の前提となる「石川議員の検察調書」が、東京地
裁において証拠として採用されないことが決定した。この事実は、
小沢氏の党員資格停止を解除する要件となる「状況の変化」であ
る。
もっというなら、小沢氏の裁判は起訴却下で中止されるべきで
ある。それを制度がないという理由で続けるようだが、こんなに
人権を無視したことはない。最高裁の決定で可能なはずだ。
小沢氏を党員資格停止として、菅民主党執行部が「小沢排除」
を断行したことに今日の混迷の根本原因がある。このことが理解
できない民主党の国会議員は政治家を続ける資格はない。(了)
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☆☆「日本一新の会・札幌地区交流会開催のご案内」☆☆
札幌市在住の会員さんの発案で、交流会を開催する運びとなり
ましたが、日時が変更になりましたので再度ご案内します。
1、日 時 平成23年8月27日(土)19:00~
2、会 場 居酒屋 美濃家(みのや)
札幌市中央区北一条西3ばらと北1条ビルB1F
電話011ー242ー6600
3、参加費 ¥4.000
4、議 題 地域での交流・活動、その他。
5、参加をご希望の会員(予備会員も大歓迎)さんは、
8月25日(土)までに、reminomori@yahoo.co.jpあてに、
氏名、電話番号(携帯可)をメールにて申し込みのこと。
6、準備の都合上、当日の飛び込み参加はできません。
期日の変更で、石川知裕事務所の茜秘書が参加できなくなりま
したが、松木謙公事務所の谷村秘書が参加し交友を持ちます。
また参加の方には「日本一新私たちの国が危ない!」小冊子・
第3集を全員に進呈します。
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事務局雑話
実は久しぶりに「達増論説」をいただいたのだが、民主党代表
選挙の意義ともに、岩手県知事選挙に関する記述があり、25日
はその告示日でもあることから、「文書違反」の懸念あり掲載を
控えさせていただいた。
「公職選挙法」とは、事前運動から戸別訪問、そして文書配布
など、いわば「べからず集」で、選挙運動をがんじがらめにする
法律である。それも官僚が勝手に決めたのではなく、国会議員自
身がつくったのだから、自分の手足を自分で縛る、という滑稽な
法律である。だから、選挙実務を預かるときは些細なことにも気
を配らないとドツボにはまるだけではなく、選挙戦に影響を与え
たり、連帯責任者の場合は当選の取消もある。
達増選対事務所には、日本一新の会・平野代表名で毛筆書の、
「必勝為書」を送らせていただいた。秘書さんによれば「お守り
にします」とのことだったが、「古狸魂」の霊験あらたかなこと
を祈る。
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仔細あって「札幌交流会」の開催日を変更させていただいた。
当初計画は22日(月)だったから、ネットから格安のビジネス
ホテル、それも望んだわけではないが「ススキノ」のど真ん中に
確保でき、年甲斐もない「愉しみ」も期待していた。
さて、期日の変更が合意できて宿泊期日の変更を申し出たが、
なんと27日(土)は夏休み最後の週末だからか、件のホテルは
満室という。あわてて他を探したが、格安・ビジネスという条件
では全くヒットせず、画面上には「カプセル」ばかりが居並ぶ。
この歳にしてネットカフェ難民体験も如何なものかと探し続け、
ふと「狸の湯」という文字に惹かれのぞいてみたら、設備、ロケ
ーションとも「まぁ何とか」という程度の宿を探しあてた。
千葉・柏市の「古狸」はさんざん話題にしたが、札幌の「狸」
とは如何なるものか、後学のためこの宿に決めた。
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次回の定期配信は、9月1日です。
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日本一新の会事務局
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第62号・2011/8/18
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顧問:戸田邦司
発行:平野貞夫
編集:大島楯臣
(特別無償配信号・転載自由・無限拡散希望)
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<メルマガ・日本一新第62号>
◎「日本一新運動」の原点―69
日本一新の会・代表 平野 貞夫
○ 巨大メディアの「小沢排除」が国を滅ぼす
8月9日(火)、菅首相が国会の答弁で、ようやく退陣の段取
りについて発言して、この後に想定外のアクシデントがなければ、
8月中には辞めることになる。それに合わせるように、民主党の
岡田幹事長は、政権交代マニフェストの基本部分を自民党と公明
党の要求を丸のみして修正・見直すとした。事実上、菅首相を辞
めさせるために民主党の心を売ったといえる。
巨大メディアの関心が、後継代表選出に移った矢先、野田財務
相が飛び出し、巨大メディアの太鼓たたきが始まった。おそらく
背後には財務省があってのことだろう。何しろ「大増税」と「大
連立」を、早々に打ち上げさせて世論づくりを始めたのだ。この
流れでは、まともな代表選なんか期待できない。民主党は実質的
には崩壊したといえるが、ここに至った原因やこれからの問題を
整理しておきたい。
(小沢一郎に於ける政治理念の進化)
21世紀に生きる政治家がまず認識すべきことは、20世紀で
謳歌してきた「資本主義」が、変質というよりも崩壊したことで
ある。残念ながら、わが国の多くの政治家や有識者はこの認識に
欠けている。これが混迷する日本が立ち上がることができない原
因である。この基本的歴史認識が国民的に合意できれば、新しい
日本を創ることができる。
小沢一郎氏は平成元年(1989)、自民党海部政権の幹事長
時代、米ソ冷戦の終結を体験して私にこういった。「誰もが資本
主義が勝った。これで世界が繁栄して平和になると思っているが、
僕はそうは思わない。ソ連の崩壊はパンドラの箱を開けたような
混乱になる。過激な経済戦争で世界中に不公平が生まれ、それが
原因で各地で紛争が多発する。大変なことになる」と。この予言
は的中した。
これが20数年前の自民党幹事長・小沢一郎の世界観だった。
当時、こんな考えを持つ政治家は他にいなかった。「パンドラの
箱」が開いた世界で日本はいかに生きるべきか。そこで小沢氏を
中心に議論を行い「あらゆる技術の異常な進歩とグローバル化に
よって、これまでの資本主義が変質した。新しい資本主義、新し
い人間社会を考えよう」ということになった。
こういった歴史観にもとづいて、これまで日米安保条約に依存
し、米ソ冷戦を利用して、わが国が生きてきた「一国平和主義・
一国繁栄主義・一国民主主義」を反省する。そして、「自立・責
任・共生」を国民のコンセンサスとし、国家運営の基本とすべき
であるという、小沢一郎の政治理念が形成されていく。
この理念にもとづき、平成5年に『日本改造計画』が刊行され、
大ベストセラーとなった。自民党の政策として実現するつもりで
あったが、当時の自民党の大勢から反発をうけ、離党して「新生
党」を結成することになる。平成5年8月に非自民細川連立政権
の政治理念の主役となるが1年足らずで自民党が政権に復帰する。
小沢一郎の「自立・責任・共生」の理念は「新進党」で議論さ
れ「日本再興のシナリオ」となり、そこには「人間の絆」が追加
される。新進党が解党し「自由党」を結成した小沢一郎は、これ
までの考え方を統合発展させ、人づくり基本法案をはじめとする
「日本一新11基本法案」にまとめて国会に提出した。少数会派
の自由党なるが故に、国会で議論されることなく廃案となった。
平成15年に民主党と自由党が合併する。自由党は、政権交代
という大義のために人事・政策などすべて民主党の方針を丸のみ
した。民主党には政治理念も基本政策もなく、政府権力に就きた
い亡者、既得権を維持し特定の政策しか考えない労組出身者、自
民党の長老より悪い不良政治家、市民運動の美名に隠れた過激派
などの溜り場であった。
平成18年の通常国会での偽メール事件で民主党の体質が国民
に知られ、それを立ち直らせたのは小沢一郎が民主党代表に就任
してからであった。小沢代表は、自己の利益しか頭にない民主党
の亡者たちをどうにかまとめ、「国民の生活が第一」という政治
目標のもと、「逆転の夏」と銘打った平成十九年の参議院選挙で
勝利を得たのである。そして、自民党に代わる政権交代を国民に
期待させ、2年前の夏の総選挙でそれが現実となったのだ。
(何故、小沢一郎を排除しようとするのか)
小沢氏は「国民の生活が第一」という政治目標を達成するため
に、「共に生き共に幸せになる」という「共生社会」を創ろうと
呼びかけている。そこで「自立・責任・共生」という理念を実現
しようとしたが、民主党の党是にできない宿命があった。それは
雑居政党民主党にとって、この理念を持てば、自分の否定になる
政治家が多勢いるからだ。
問題はそれだけではない。わが国では巨大メディアや官僚など
既得権で生きる人たちが「小沢排除」こそが自分たちが生き延び
る条件だと思っているのだ。世界は1980年代から激しい情報
革命が起こり、巨大メディアがかつてのように社会の木鐸として
機能しなくなった。21世紀となり、慢性的不況で民間の広告収
入が減った巨大メディアは、税金を使う政府広報に依存するよう
になった。小泉政権での「裁判員制度」、菅政権の「納税者背番
号制度」などがその一例だ。
さらに情報社会化の進展に応じて必要となる改革が、巨大メデ
ィアの収益を減らしていく。自己改革を怠った日本の巨大メディ
アにとって、小沢氏が改革しようとする記者クラブ制の廃止、ク
ロスオーナー・シップ(新聞社とテレビ会社の株の持ち合い)禁
止、電波料金のオークション制の導入などは、健全な情報社会の
ために絶対必要なことである。それを断行されると経営に大きな
支障が出る巨大メディアは、小沢一郎なら実現すると恐れおのの
いている。かつて私は複数の巨大メディアのオーナーから「小沢
から離れて我々の味方になれ」と口説かれたことがあり、その子
細は昨年のメルマガにも書いている。
小沢一郎にとって「自立・責任・共生」の政治理念を実現する
ためには、巨大メディア改革が欠かせない。本来ならメディアが
先んじて新しい日本社会の建設理念を提起すべきであるが、20
世紀資本主義の影を慕い経営を変えようとしない。この巨大メデ
ィアと政権交代を阻止したい麻生自民党政権が、検察権力の悪質
な部分とコラボレーションして行われたのが、小沢一郎を政
界から排除するための「西松事件と陸山会事件の捏造」であった。
二つの事件が手続的にはともかく、実質的には菅・岡田民主党
も絡んだ政治的謀略であったことが、国民の目には明らかになっ
た。残念なことには、巨大メディアがこれまでのことを反省する
ころか、ポスト菅の代表戦についても、「小沢排除」の再現を報
道しはじめた。その一例が朝日新聞(8・11、東京版)の社説
である。
「古い発想の旧リーダーが裏で糸を引き、代理戦争を演じたので
は、世代交代の意味がない。これまで党を引っ張ってきた菅・小
沢両氏に鳩山由紀夫前首相の『トロイカ』は今回、行動を慎むべ
きだ」
恐ろしい発想だ。この1年余、さんざん菅首相を煽ててきた朝
日新聞の責任は大きい。性懲りもなく小沢一郎の政治理念と政策
を拒否し続ける巨大メディア、中でも朝日新聞社説の姿勢が日本
を滅亡の道へ向かわせていると私は思う。小沢一郎が掲げる政治
理念のどこが古い発想か。自らの改革を怠る陳腐さを棚に挙げて
よくいえたものだ。
今の日本の政治家で、資本主義の変質と崩壊を認識しているの
は小沢一郎氏しかいないことは縷々述べた。日本人の自立と責任
の精神で共生社会を創るべく、「日本一新11基本法案」を策定
した小沢一郎という政治家を、巨大メディアと民主党はいつまで
「党員資格停止」のままにしておくのか。
菅首相を筆頭に民主党執行部と、谷垣自民党総裁ら二大政党の
指導者に問う。貴君らはこの国を何処へ向かわせようというのか。
歴史観を持たない政治は衆愚に通じ、国を滅ぼす愚か者とのそし
りが免れないことをもう一度指摘しておく。
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次回の定期配信は、8月25日です。
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以下は、8月15日の靖国神社を参拝したときの僕のツイートです。
【靖国参拝 その1】
靖国参拝のツイートと写真を貼ったら賛否両論の意見を頂いた。
僕もツイッターを昨年10月から始めて靖国のことを呟くのは初めてだ。呟いたら
また炎上するだろうなと思いながらも書いてみることにする。8月15日の靖国神社
の様子はマスコミでは殆ど伝えないからだ。
【靖国参拝 その2】
いつもは九段下から歩いて靖国正門から入るのだが、今年は、
市ヶ谷駅から靖国神社に向かった。九段下の交差点では、例年、右翼の街宣車と
機動隊の物々しい雰囲気の中を通って行っていたので、拍子抜けするほど静かであった。
到着したのは午後3時頃。今年の靖国も暑かった。
【靖国参拝 その3】
西日が照りつける中、並んでいると汗が吹き出てきた。多分40度は
越していたに違いない。Yシャツはすぐに汗でびしょ濡れとなった。30分は並んでいた
と思うが自分の番となった。震災地復興、福島原発事故の終息を祈った。例年の祈り
とは明らかに違うものとなった。
例年思うのは、参拝者の中に若い人が多いことだ。10代20代が一人で来ている。
靖国で会おうといって戦地にいった若い人たちと共鳴するものがあるのだと思う。
多感な世代だ。こういう若い人は真剣に日本のことを考えていると思うし、こういう時期がないと
母国への思いは深まらない。
【靖国参拝 その5】
これまでの参拝で忘れられないのは、東条英機の孫の東條由布子氏に境内で
会ったことだった。小柄な方であったが東條英樹のまるで生き写しで腰が低く凛とした方であった。
彼女に罪は全くないのだが日陰暮らしがどのようなものだったか自分が彼女の立場だったらと
複雑な思いに駆られた。
A級戦犯は、戦後、旧厚生省の高官らによって合祀が決定されたが、合祀の是非
については国民は全くの蚊帳の外であった。これが靖国神社を複雑にしているのは事実だと思う。
天皇陛下は合祀以降、公式参拝をしていない。近年になり第二次世界大戦に関する新しい事実が
明らかになっている。
【靖国参拝 その7】
昨晩放送のNHKスペシャル「圓の戦争」では、二・二六事件で高橋是清蔵相を暗殺。
戦費確保のために軍が日本以外で通過発行権を握っていく様子を伝えていた。これは一般国民が
知らない事実で軍部がどうやって無謀な戦争を遂行しようとしたかをマネーの側面から伝えていた。
僕は靖国参拝にも何タイプかあると感じている。積極的な参拝、批判的参拝、そして両者を
併せ持った混合的参拝。僕は靖国を参拝する理由は自由であるべきだと思うが、靖国神社は天皇陛下が
公式参拝できるような状況を政治が作るべきだとと考えている。
【靖国参拝 その9】
我々大人は、戦争のことを子供たちに伝えなければならないが、靖国参拝は隠しては
駄目だと思う。東京裁判史観の是非、A級戦犯合祀問題が存在すること。天皇陛下が合祀以降参拝
していないこと。そして、日本は、第二次世界大戦の総括を自国で行っていないことも含めてである。
7月27日に衆議院厚生労働委員会で東京大学アイソトープ総合センター長の
児玉教授は以下の衝撃的な発言をしています。
この発言はテレビでは報道されていません。結論からいうと菅内閣は犯罪を
事実を知りながら犯しているということです。
http://t.co/XW0uAkE