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ライフアップ仲間たち 民話の集い(千葉中央コミュニティセンター)

2006年06月15日 | コラム
 昔話や民話の語り、紙芝居を、市内全域で年間120回は行っているという、平均
年齢70歳のシルバー語り部たち。「老人施設や社会福祉施設、保育園、幼稚園、小学
校など、お声がかかればどこにでもまいります。花見川第3小学校など市内7つの小
学校では、総合学習の一環として授業の中で聞いてもらっており、この活動は私たち
の楽しみでもあるんです」と代表の相澤栄さん。
 千葉市主催の高齢者学習講座で昔話や民話の語りを学んだ受講生が、もっと続けた
い、もっと多くの人に聴いて欲しいとサークルを発足、昨年3月までは語り部のひが
き順子さんが指導していた。「発声や表現法、言葉の抑制や抑揚など基本的なことを
教わりましたが、もう自立して活動できるはず、とひびきさんに言われ、現在は指導
者はおいていません。定例会で一人一人発表し、メンバー同士で気付いたこと、感想
をのべ合い、あとは各自が自主練習しています」と相澤さん。
 それぞれが20前後のレパートリーを持っており、海外の童話、コミカルな話、、怪
談などと得意分野があるとか。尺八の名人でもある浜根寿男さんは、孫悟空の語りに
合わせ尺八を使う。「もともと尺八と箏の演奏にも語りがあるんですが、上手い人が
なかなかいない。こうせいああせい、と言うには自分も勉強しなくてはと始めたんで
す。子どもたちが尺八を吹いてみたい、と言ってくれるのがうれしくてね。もっと
やって、とねだられるのが何よりの喜びです」。
 日本舞踊の先生や手品が得意な人がいたりと、芸達者が揃う。「みんな基本的に人
前で何かしたり、話すことが好きな人ばかりだから」と相澤さんは笑う。そういえば
取材にうかがって、拍手で迎えられたのは初めてだ。みんなノリがいい。語りはすべ
て暗記だ。逆井弘江さんは「私は書いて覚えます。何度も読み書いてみる。自分で情
景が自然に思い浮かぶようになれば、部分で忘れてしまってもなんとか話をつなげま
す」。
 毎年秋には自主公演も行っている。
 メンバーは相澤栄、石塚英明、小川佳子、金子武男,河越了一、川嶋ルリ子、逆井
弘江、柴田弘、末広和子、須藤ヒロ子、田中文子、鶴田新子、長原真理子、野崎徇
子、浜根寿男、原美也子、比企いつ枝、福田志げり、宮崎正子のみなさん。
 連絡は℡043-295-3447相澤栄さんまで。




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