あさちゃんの懸賞日記

日々の出来事や、懸賞生活について書き綴ってます。

月組観劇

2015-12-13 18:02:35 | 宝塚
お友達と伊藤園宝塚に行ってきました♪
私は結局当選できず~(泣)だったのですが、何とか観ることが出来て良かったです(^^)
幕間には沢山のお友達にお会いすることが出来て楽しかったです。
皆様有難うございました♪
またご一緒出来る機会を楽しみにしてますね♪

しかしこの演目「舞音」ですが、原作マノン・レスコーの文字を見つけたとき嫌な予感してたんだけどやはり・・・。
観る人によって評価が分かれる演目かな~(汗)
音楽も月組の出演者も熱演で素晴らしかったし、白い布を多用して心象風景を表現するあたり幻想的でいい舞台だったと言えるのですが「このお話好き?」って聞かれると私は微妙・・・(汗)
一言でいえば、全く悪気のない美しい魔性の少女が、一人の男から地位も名誉もお金も何もかも奪って破滅に導いていくお話です。
それでも男は熱に浮かされたように「君に巡り合えて世界で一番幸せな男だ」と繰り返し、愛が全て状態~頭の中、既にお花畑なのか~(汗)

最初のうちは、理性と感情の狭間で揺れ動き「お金のために誰とでも寝る女」とみんなの前で辱めたりしたくせに、頭の中愛でいっぱいになっちゃうとそればかりで、幼い頃のトラウマからお金を常に必要とする彼女のために賭博に明け暮れ、アヘンの密貿易の片棒担いだりとやりたい放題(汗)
挙句に軍法会議にかけられ本国に送還されそうになると、彼女の傍にいるために除隊してしまいます。

彼女が、独立運動のスパイとして冤罪で投獄されると、彼女を救うために独立運動派を助けるのですが、思想に感銘を受けたわけでもなくただ彼女愛しさで彼女の命を救いたかっただけ。
そこには何の思想もありません(汗)
おいおい~たまにはちゃんと考えなさいよ~熱に浮かされてないで(汗)と突っ込みを入れたくなってしまいました。

逆に言えば、大貴族の跡取りとしていつも品行方正に生きてきた彼は、彼女と出会ったことにより自由に生きたいという自分の願望を解放してしまったと言えるのかも?
彼女への愛に生きることで全てを捨て去り、初めて自由な自分になれたのかもしれないですね。

このお話(というか原作)自体については否定的な私ですが、舞台は一見の価値ありの素晴らしいものであったと思います。
生々しい題材であるにもかかわらず宝塚らしい幻想的な表現で、スミレコードに抵触せず美しく魅せる舞台は流石ですよね。
なんとなく物語の雰囲気が、マルグリット・デュラスの「愛人~ラマン」ぽいなあ~とちょっと思いました。
「愛人~ラマン」は、美しいフランスの15歳の少女が成金の華僑の若者の愛人になるお話なので、内容的には全然別物なのですが~。
かつてフランス領だったインドシナ(現ベトナム)を舞台に退廃的な愛の形が描かれてる点では似てるかも?




コメント
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