昨日に引き続き、日本画の制作の続きです。
午後、最初の作業は、貼った箔の「研ぎ出し」です。
箔の部分を擦り取ります。
力加減がポイントです。擦り取りすぎずに、箔の表情を増やしていく。
研ぎ出しの次は、胡粉つくり。
胡粉は、白の絵の具です。
そして、胡粉を塗り終え乾燥させたら、金魚を写します。
ここまでが、下地の作業なんですね。
写し紙に浮き上がった、金魚・・・。
骨書きと、胡粉による下地白を塗り終え
これから、いよいよ赤や白など固有色を塗っていきます。
徐々に、金魚が浮かびあっがって来ましたね。
次に、青や緑など背景に塗る色へ進みます。
箔のキラキラした表情を活かしつつ、色を重ねていき、そろそろ完成です。
そして、好評の時間に。
素敵な作品が出来上がりました。
講評では、落款を押す位置など最後のアドバイスで本日は終了です。
今回初めて、岩絵の具での制作を経験した方もおられ、大変だったと思いますが
お楽しみ頂けましたでしょうか?
皆様、お疲れさまでした。
(大統領)