アトリエバラ・スタッフのブログ

アトリエバラHPは、ブックマークからお入りください。 Trackbackは、現在受け付けていません。

話してもわからない。

2006年09月04日 21時42分20秒 | 日記
スーさんです。
又今日もとってもいやなことがありました。

最近子供が実の親を殺す事件が増えているそうです。
此処三年間その数が増えているとか。(TVニュース)
又その反対の親が子を殺すなど。

アトリエバラでは特に美大受験生専門の教室は設けてありません。
小学生から来ていて受験する子達は問題は起こらないのですが、高校三年になって今までデッサンもしたことがない人が突然(さしたる動機もなく)入ると大変なことになります。

たいていそのような生徒さんは断るのですが今年は入会希望者が異常に多いのです。
最低二時間を費やして親子ともども面接して入会させては見たもののほとんどが自分の子供の能力を理解していないし理解しようとしない。


今日も一人脱会していただきました。たったのレッスン一回で悲しいですね。
親の考え方が私には理解できないのです。入会する前にあれだけ時間を費やしたのに・・・・。

アトリエバラのホームページに大学受験のサイトもちゃんとリンクしてあるのですが、読んでいただけないのですね。

ただ私の生徒の見方がずれていると困るのですぐに脱会した生徒の高校の進路指導の先生にお会いしてまいりました。
私もだてに800人(群大・女子高・アトリエバラ)以上の生徒さんと30年近くもかかわってきたわけではありません。

高校の進路指導の先生と見方のズレがなかったことは良かったのですが、一人の子の人生が大きく変わることは確実でしょう。

失敗することは大変よいことです。
失敗は人を大きく成長させます。
しかし失敗の仕方(時と場所)を間違えるととんでもないことになります。
失敗については次回のブログでも紹介します。

なぜ今の親は子供がそのまま前に一歩進めば崖から落ちるよと説明してもわからないのでしょう。

この文章を書いているとむなしくなります。

アトリエバラ美術教室は昔、子供だけの教室でした。多い時は40名以上、下は幼稚園から小学校六年まで、まあ・にぎやかで・にぎやかで私などはやんちゃな男の子を唸りとばしていましたね。

世の中高度成長の真っ只中。日本人はアメリカのビル・映画会社まで買いあさる。
そんな時代だったですね。
小学生は六年になるとすべてやめていきました(若干の例外)中学に入ると部活と一般の塾が忙しくなる理由により。

ああもう子供など真剣に教えるのはいやだ。
財布を持つ親の都合で子供は動かされている。
しかしそれを判っていたの私よりも当の子供たちだったのではないでしょうか。

今確実に日本はおかしいです。おかしくなっています。

養老先生の群馬講演のビデオ見て1500人の観客の顔をカメラが舐めると(業界用語)先生の講演が伝・わ・っ・て・いない。講演にしては人数が多すぎます、仕方ないのでしょうかね。
先生の講演は多少難しい所もありましたが大変噛み砕いてお話していましたが。

以前私も大学の教官時代、公の依頼で講演の依頼を受けてましたが50から100人までが
限度ですね。

普通(ベーシック [basic] (形動)基礎となるさま。基本的...)に物事を理解するということは大変難しいことなのです。
偏った見方をすることは大変簡単な事なのです。

大昔の地球は平らだった時代がありましたね。
平らな地球をどこまでも行くと滝になっているとか?
(ガリレオ・ガリレイは地動説を信じて研究し、地動説の証拠をつかんだ。それを発表したことで、裁判がはじまた)

知らなくて幸せになる事も多いですが、知らないととんでもない人生を歩まなければならないときもありますよ。私の経験からして。

ゆえに色々な過去に起きなかったような事件が毎日のようにTVをにぎわすのでしょうか。
これだけTV・ネット・新聞・雑誌これだけメディアがあふれている次代子供は何を信じて行けというのでしょうか?

まれですが「家の教育方針と違うからやめさせる」などと言う馬鹿な親が居ます。
大抵父親です。
それも自分で言わずに母親に言わせる。

教育方針とは何?と、私は問いたい。

日本の教育方針は戦後よかったのですか?

日本の教育方針は戦後よかったから子供が親を殺す用になったのですか?
日本の教育方針は戦後よかったからニートが生まれたのですか?
日本の教育方針は戦後よかったから引きこもりという人種が生まれたのですか?
まだまだ・・・。

ナチの教育方針(ナチズム)は、日本の軍国主義教育方針は、そしてアメリカの教育方針(民主主義・自由主義)は正しいのでしょうか?その他まだまだありますね共産主義・社会主義・・?。

教育方針。一軒聞くとすばらしい響を感じますがその実態は怖いものです。
いつの時代でもその時の教育方針は正しいとされているはずですから。

「教育方針」を掲げて言う人は必ず権力者側に存在します。

私も注意しないとだめですね。

36年前の大学での授業を思い出します。
教員免許を取るためには教育原理・教育心理学・憲法など卒業単位以外に別枠で単位を取得しなければなりません。

その講義の中で私の頭の中に焼きついた一言
「道徳とは時代時代によって変化するもの」
この言葉は美術教師を目指した私にはショックでした。
今「教育方針」という言葉も上記の道徳という言葉に置き換えて読んでみてください。

最近では太陽系は水金地火木土天海?
これが教育方針の実態なのです。

乱暴な例のあげ方ですがすべての物に真実があるように答えはひとつではないのです。

ひとつの物体も百人の人間が見たとき百の違った見方をしている事にきずいていませんね。(映画を百人見れば百の感想が生まれる)
私たち物を見て認識するということは、目で認識はしてませんよ。
脳で認識しているのですね。(医学部で15年も教えているとこんな考えになる)

雑学ですが私たちの目はカメラのレンズと同じ働きで画像が反対(上下が逆)に写っているそうです。
それを脳が変換しているとか。すごいですね。

今日はほんとにめげましたが、夕方であった在る営業マン(29才)とてもよい話をしました。
又後で紹介しましょう

またまた大感激

2006年09月02日 13時03分22秒 | 日記
昨日、再度・養老孟司先生から絵葉書いただきました。

今回は郵便番号も住所も問題なく無事届きました。

そんなことはともかくこうして又先生から絵葉書(先生の作られました絵葉書)をお贈りいただき感謝申し上げます。

前回暑中見舞いをいただいた時はまさかと思って「養老先生のことは又後で書きますね。」と書きましたがプライバシーに触れるとこも出てきますので、差し控えます。

ただし此処では絵葉書の内容は書けませんが絵葉書の表面の書体と文面は先生らしさがにじみ出ていて感激でした。


先生も大変お忙しい中お体大切に。


追記
もしもこのブログを先生のスタッフ方がお読みになった時ぜひ・・。

お贈りした私の書いた「出会い」(人生の道標)の119ページに2005/12/17の日テレ「世界一受けたい授業」の養老先生の養老先生の「死の壁」
~生きるために死を考える特別講座~
の中で水洗トイレのお話と重なることを十九年前に私が書いたことを昨日録画しておいた先生の授業を聞きなおして苦笑い。

先生の絵葉書によって再び先生の授業・講演を聞きなおし自分で十九年前書いた本を読み直しすきっかけになるということは、

人間いかに出会いが大切であるか・・・改めて感じる今日この頃です。