死刑求刑の裁判を傍聴しました。ちょっとネットで調べたら以下のような記事がありました。
米で死刑判決急減 06年の件数、30年ぶりの低さ(朝日新聞) - goo ニュース
米国で死刑判決が減り続け、06年は推計で114件と30年ぶりの低さになったことが、死刑に関する情報を収集、分析している非営利団体の「死刑情報センター」のまとめでわかった。06年は執行も53件で10年ぶりの低さだった。薬物を注入する手法に関し合衆国憲法の禁止する残虐な刑罰にあたるとする訴訟が各地で起き、DNA鑑定で死刑判決が覆るケースもあることなどが、死刑に慎重になる背景にあるという。
なんとなく,ヨーロッパでは死刑廃止,アメリカでは存続というイメージを持っていたので意外な感じがします。
僕は死刑制度に反対ですが,誤判の危険ももちろんありますが,それよりも,死刑に値するほどの罪を犯した人間が『死んでおしまいにする』なんて甘いんじゃないか,命続く限り自分の罪を悔やみ,苦悩するべきではないか,というのが理由です。
傍聴した裁判では,論告(検察官の最終の意見陳述)で,検察官が,お決まりですが,『被告人は更生不可能』と主張しました。
人間が更生不可能なんてことはあるでしょうか?
僕が検察官や裁判官になりたいと思わない一番の理由は,死刑を求刑できず,死刑判決を下せないからかもしれません。
米で死刑判決急減 06年の件数、30年ぶりの低さ(朝日新聞) - goo ニュース
米国で死刑判決が減り続け、06年は推計で114件と30年ぶりの低さになったことが、死刑に関する情報を収集、分析している非営利団体の「死刑情報センター」のまとめでわかった。06年は執行も53件で10年ぶりの低さだった。薬物を注入する手法に関し合衆国憲法の禁止する残虐な刑罰にあたるとする訴訟が各地で起き、DNA鑑定で死刑判決が覆るケースもあることなどが、死刑に慎重になる背景にあるという。
なんとなく,ヨーロッパでは死刑廃止,アメリカでは存続というイメージを持っていたので意外な感じがします。
僕は死刑制度に反対ですが,誤判の危険ももちろんありますが,それよりも,死刑に値するほどの罪を犯した人間が『死んでおしまいにする』なんて甘いんじゃないか,命続く限り自分の罪を悔やみ,苦悩するべきではないか,というのが理由です。
傍聴した裁判では,論告(検察官の最終の意見陳述)で,検察官が,お決まりですが,『被告人は更生不可能』と主張しました。
人間が更生不可能なんてことはあるでしょうか?
僕が検察官や裁判官になりたいと思わない一番の理由は,死刑を求刑できず,死刑判決を下せないからかもしれません。