太平洋の高気圧の勢力が例年より強いのと台風1号のせいで梅雨前線が押し上げられ早くも梅雨入りしたような状態。この時期晴天が続かないと花芽形成に影響が出るし湿度が高いと斑点落葉病などの病気が出やすくなる。日々大きくなるりんごの摘果作業も遅れがちになるので、快晴とは言わないが晴れていて欲しい。
朝から弱い雨が降り続いている。霧雨の中15年振りにかなり下流の支流O沢へ行ってみた。
ここは昔金山があった地域で古くは佐竹氏の頃からで江戸時代は幕府直轄に、戦前は輸入品の決済手段としての金の役割が高くなり、それをきっかけに政府の産金奨励策の展開があったようで三井系企業が鉱山を開きひっそりしていた山間が一大鉱山町に変貌した。しかし、それも長くは続かず太平洋戦争の開始で閉山になってしまいあちらこちらにコンクリートの残骸が見え隠れする一帯がある。そんな沢沿いを釣り歩いてきた。
この沢はどちらかというと水量の豊富な方ではないし高低差も無いので平瀬が多い。
いつも行くY川より釣り人が少ないのか良いサイズが残っていた。
人工構造物が入り込んだ淵のエグレ、テトラの瀬などある程度水深があり身を潜ませる処が有る場所でのヒットが多かった。サイズは7寸強~8寸とコンディションも良く数も出て結構楽しい半日だったが霧雨でビショビショになった。