自彊館闘争について

2006年10月10日 08時52分53秒 | Weblog
もうひとつ、いただいたメールを転載。


(以下転載)

自彊館(じきょうかん)闘争にご支援を!

<労働者の使い捨てを許さない>
<マイノリティ差別を許さない>

2004年9月から約1年半、大阪市野宿生活者巡回相談事業で働
いていたKさんに、今年3月、突然の雇い止め通告。雇い止めは、
Kさんの性同一性障害を差別した不当なものです。「男か女かはっ
きりしろ」、「野宿者から蔑視される」など差別的な言葉を浴びせ
かけられたあげく、仕事を取り上げられ、雇い止めにされました。

雇用主の社会福祉法人大阪自彊館側は、団体交渉の席上、雇い止め
には正当な理由がないことを認めていますが、セクハラを認めず、
雇い止め撤回もしません。Kさんは、泣き寝入りはしたくないと、
性同一性障害に対するセクハラへの謝罪と雇い止め撤回を求める裁
判闘争に立ち上がりました。

ユニオンぼちぼちも全力で闘っていきます。しかし、裁判闘争には
多額の費用がかかります。ぜひ支援カンパをお寄せくださいますよ
うお願いいたします。労働者の使い捨てを許さない、マイノリティ
差別を許さないこの闘いに暖かいご支援をよろしくお願い申し上げ
ます。

※※※※※※※※※※
裁判カンパのお願い

自彊館闘争支援カンパ 1口1,000円(何口でも)
郵便振替の場合(自彊館闘争支援と明記ください)
加入者名 ユニオンぼちぼち
振替番号 00900-8-263985

※※※※※※※※※※
裁判を広めてください!

☆このメールは、転送・転載してください。

☆チラシを周囲の友人に渡していただければ、なお幸いです。
裁判支援チラシは、以下から簡単にダウンロードできます。
http://rootless.org/botiboti/jikyoukan.pdf

▼Kさんの思い

突然雇い止めを言われ、有期雇用の労働者の厳しい現実を味わって
います。私は入社時に、自分が性同一性障害であることを報告して
採用されました。私の仕事は、野宿生活者の巡回相談です。アルバ
イトとしては人並み以上に仕事をこなしてきたと思います。しかし、
新しい所属長はマイノリティを理解しようとせず毛色の違う人間を
いかに排除するかしか考えていないかのようで、陰に陽に仕事をさ
せてもらえない仕打ちを受けるようになりました。

厳しい雇用情勢下では好むと好まざるとに関わらず、多くの人が非
正規雇用に甘んじざるを得ません。誰もが弱い立場に立つ危険性に
さらされ社会的に排除の対象にされるかも知れないのです。団体交
渉の中で自彊館幹部は「有期雇用のアルバイトは期間が来れば解雇
されて当たり前」と言いました。最近、プレカリアートという言葉
をよく聞くけど社会問題として非正規雇用の問題を考えないといけ
ないと思います。私は「嫌なら辞めて他の会社へ行け」と言われた
けど、そういうことを言えないような、労働者を使い捨てにできな
い社会を望みます。個人を尊重する社会でないと誰もが安心して暮
らすことなんてできないのだと切に思います。

個人的な抗議に限界を感じ、労働組合の必要性を痛感しました。私
以前にも泣き寝入りしてやめていった人もいます。職場がこのまま
ではまた同じことの繰り返しになると思いました。泣き寝入りをし
ない。労働者の使い捨てを許さない。マイノリティ差別を許さない。
だから裁判に訴えることにしました。どうぞ、ご支援をよろしくお
願いいたします。

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ユニオンぼちぼち

毎週土曜日12時~午後6時は労働相談中!

京都市南区東九条上御霊町64-1
アンビシャス梅垣ビル1F
電 話:075-681-6904(FAX兼)
E-mail:botibotiあっとrootless.org
URL:http://rootless.org/botiboti/main.htm
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