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天職に励み哲学者を目指す

2024-04-09 03:11:12 | 戦争
天職に励み哲学者を目指す
 “シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」284/通算715  2024(令和6)年4/9/火】旧暦3月1日、我が屋上庭園も黄色の菜の花が美しい。♪菜の花畠に 入り日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて におい淡し(朧(おぼろ)月夜、1914/大正3年)。新緑の季節、春は良いものだ。4月7日は孫娘が高校進学、孫息子が中学進学で、カミサンが張り切って大パーティ。「彩りちらし寿司」も美味しく、美しく出来上がった。この平和を守り抜かなければならない。

ところでJリーグ初代チェアマン・川淵三郎氏とは何者か? 小生は海外旅行を促進するのが仕事だったから、「スポーツ観戦で海外へ行こう」と煽るものの、自身では「スポーツは自らやるものであり、見るのは二の次、三の次」と思っていたので、小生は「川淵三郎」という名を初めて知った。氏の産経2024/4/7「守るべき日本の国民性」を読んで、「どんな分野でも武士道精神を良しとする大和男児はいるのだ!」と大いに力づけられた。以下転載する。

<最近のマスコミ報道を見ていると、政治や事件でも日本のネガティブな部分ばかりがクローズアップされるが、日本には世界に誇れるものがたくさんある。最たるものの一つが、日本人の国民性だ。朴訥(ぼくとつ)で親切、互いを信頼して助け合う。犯罪も少ない。多くの国民にこうした美徳が共通して備わっている国は世界的にも珍しい。

2002年に日韓で共催したサッカーのワールドカップ(W杯)は、日本の国民性を広く世界に知らしめるとともに驚かせもした。外国人サポーターがバスの料金支払いに困っていれば、そっと小銭を差し出す。コインランドリーの利用方法が分からなければ付きっ切りで教える。日本以外では考えにくい、思わずほほ笑んでしまうような美談は枚挙にいとまがない。
あのとき、海外から来る粗暴なサポーター集団「フーリガン」のトラブルも心配されたが、実際にはほとんどなかった。警察当局などの努力があったのだろうが、私は、フーリガンも日本人の国民性に接し、迷惑を顧みずに暴れるばかばかしさに気付いたのではないかと思っている。日本人の国民性はそれほどまでに世界の人々の心を動かした。

しかし、今の日本社会はどこか自信を失ったかのように全体的に萎縮し、何事も些末(さまつ)な議論に陥るばかりだ。例えば、少子高齢化問題。人口減少という危機を前に、労働力対策などとして移民を受け入れる動きがあるが、安易な移民政策は国民性の変質を招く恐れがある。移民一人一人が悪いわけではないが、日本人の国民性は島国という環境下で長い時間をかけ育まれたもの。それを守ろうという議論がないのはおかしい。

やはり犯罪が少ないことで知られたドイツも、今や移民政策ですっかり変わった。最近は極右の台頭が問題になっているが、これも移民で社会が不安定になった結果なのだ。

少子化対策で大事なのは、いかに子供を育てたいと思う社会にするかだと思う。日本の政治は何万円レベルで手当を増やすとか小手先の政策ばかりを打ち出すが、例えば、3人目の子供を産んだら国から1千万円を支給するといった思い切った策が打ち出せないものだろうか。これで子供が10万人増えたとして1兆円。数え上げればきりがない税金の無駄遣いを考えれば、安いものなのに。一方で、自民党の派閥事件では数年で何億円が裏金になっていたなどと騒いでいる。腹立たしい事件だが、こんな話でいつまで右往左往するのだろう。

未来を悲観するだけでは仕方がない。少子化で人口8千万人社会が来るなら、そのときどういう社会を目指すか。日本人は知恵と工夫で明るい未来を切り拓(ひら)くべきなのだ。[川淵三郎 かわぶち・さぶろう 昭和11/1936年生まれ(87歳)。日本トップリーグ連携機構会長]>(以上)

どんな職業についても「天から授かった仕事」、天職として一所懸命に上、一流を目指すと「哲学者」になるようだ。一流の職人は、たとえ難しいことは言わなくてもいずれもキリリとして哲学者の風情がある。置かれた場所で見事に咲いている。いいなあ、俺も哲学者になりたい、と、このところすっかりペンキ職人風になった小生は思っている。そろそろ背中からオーラが出ても良さそうだが・・・まだ初心者だから駄目か?

産経には哲学者風の記者が多いようだ。内外の政治や文学、芸術などの分野以外、例えばスポーツや経済分野でもでスゴイ記者がいる。スポーツ音痴の小生でも別府育郎記者の論稿はいつも読んで感動している。インテリ向けの産経には優れた記事が多いとは言え、「感動させる論稿」となると別府記者は群を抜いているよう。天によって置かれた場所で太陽のように燃え盛っている感じ。温かく、勇気を与える記事・・・その一方で小生は敵を罵倒し、汝怒りをもて報いよ、と憎悪を高める記事・・・かなり格が落ちるが、ま、どぶ掃除は誰かがやらざるを得ないのだから晩年の小生の天命と思うことにしよう。

先日、産経の連載で「ダイソー」創業者の天命&努力を知り感動した話を書いたが、担当記者の経済部・田辺裕晶氏が以下の「『100円の男』に教えられたこと」を書いている(2024/4/7)。
<100円ショップ「ダイソー」を創業した矢野博丈さんが2月12日に急逝した。弊紙で昨年4月から連載した「『100円の男』の哲学」の担当者として毎月お話をうかがっていただけに、死去の知らせを受けて言葉が出なかった。

連載は矢野さんが経営者として培った数々の「名言」を一つずつ採り上げ、言葉の背景や込められた思いを語る体裁だった。当然、毎回お題を決めて質問をするのだが、矢野さんは二言三言答えると話が脇道にそれ、天衣無縫に“雑談”が始まる。これでは話がまとまらないと困っていると「もう終わった? じゃあ飲みに行こうか」と腰を浮かせるので、いやもう一問と押しとどめるのが常だった。
でも、戻ってレコーダーを起こすと、その“雑談”の中に珠玉の言葉がちりばめられ、いつもうならされた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」といわれた戦後復興の成功体験が、日本人をいかに弱くしてしまったのか。バブル崩壊後も夢を見たまま無為に30年が過ぎ、いつしか日本は、かつて見下していた新興・途上国にも追い抜かれ貧しい国になった。いま頑張らなくて、どうするのか?―と。目先の記事をどう書こうかで頭がいっぱいな若造に、優しく、時に厳しく、かつてない混迷の時代を生きる心構えを説いてくれた。

一昨年末に「メニエール病」という三半規管の病におかされた私にとって、この連載は、気を抜けばすぐにめまいで動けなくなるダメな身体をいかに制御して生きていけばいいかという試行錯誤と背中合わせだった。日々の食生活はもちろん天候や気圧、月の満ち欠けすら影響するやっかいな病に落ち込む私に対し、矢野さんは「焦らなくていい。誰しも我慢しなきゃならんときがある。ゆっくりと、できることをすればいい」と、常に気にかけて、励ましてくれた。

2月12日は建国記念の日の振り替え休日だった。3月末で終わる連載の最後の取材が、数日後に迫っていた。夕暮れに近所を散歩しながら、私は矢野さんとの出会いでどれだけ救われたか、改めて礼を言いたいと考えていた。「ありがとう、ありがとう。矢野さん感謝します」と。ふと、頭上から矢野さんが見ているような不思議な感じがした。お星さまでもあるまいしと苦笑いしたが、虫の知らせがあったのだろうか。そのころ既に、亡くなっていたと知らされたのは、しばらくたってのことだ>(以上)

良き論者は「生きよ、世のため人のために努めよ、それが君を強くする」と教えてくれる。天に置かれた場所で一所懸命に生きよ、それが君の人生を有意義にする、ということでもあるだろう。腰痛もあって小生の気力、体力は劣化するばかりだが、それなりに努めていけば「悔いのない人生、大往生」となるかもしれない。深夜に水を飲ませた母の最期の言葉は「ああ、美味しい」だった。そんな風に逝きたいが・・・ま、悔い改めたと言っても前科者、一所懸命に働いたとはいえ大酒吞みの浮気者、野垂れ死に相当か。いずれにしても最期まで天職として営繕やら物書きは続けたいものである。ま、天命次第だが・・・
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共産主義国は消滅する

2024-04-06 23:04:30 | 戦争
共産主義国は消滅する “シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」283/通算714  2024(令和6)年4/6/土】我が街も隣街も二か領用水路沿いは花見の人でいっぱい。みんな桜が大好きだ。♪命短し恋せよ乙女、じゃないけれど、一年で一番の壮大な祭り、「命短し染井吉野、見逃したら悔いが残る」とばかりに、老若男女、皆がニコニコしながら花見を満喫している。小生もお気に入りの「お堀」の桜を「ああ、なんて美しいのだ、時間よ止まれ!」とため息をつきながら堪能した。来年も見れるか?と思いながら・・・

今日から家のメンテネンスは一日置きにした。体力がついていかないのだからしょうがない。「華麗なる加齢」を目指したが、左手にペンキ缶、右手に刷毛を持ってハシゴの上に立つのは足腰が弱ってきた小生には難しくなってきたのだ。フラフラしており、そのうち落下、骨折するのは目に見えている。3年ほど前に左膝の皿を割ってしまったが、今でも具合が悪い。その上に右足までおかしくなったら自分自身のメンテネンスもできやしない。と、いうことで営繕作業は「怪我しないシニアレベル」に下げた。

こうした作業は昔なら一子相続で長男が「オヤジ、危ないから俺がやるよ」と引き継いでくれたのだろうが、敗戦でこの伝統、セイフティネットを米国につぶされてしまったので、結局、老生の営繕作業は一日置きにせざるを得なくなった。そのうち2日置き、3日置きとかになって、やがては歩行も怪しくなり、「あなたはやるべきことはやりました、もういいでしょう」と天に召されるのだろう。人間、バンザイ! それでいいのだ!・・・???

悪い奴ほど長生きする、って本当か? プーチン、習近平・・・逝って欲しい独裁者はコロリとはいかないようで、こちらの方が先に逝きそうだ。JBpress 2024/3/29、福島香織氏の「ネトフリ版『三体』に中国の愛国ネット民が噛みつくワケ…文化大革命の残虐シーンが冒頭5分で描かれた真意とは」から。
<【▼ネットフリックスが中国のベストセラーSF小説『三体』をドラマ化。冒頭で文化大革命のシーンを迫力満点で描いている。▼他方、昨年制作された中国の動画配信サービス「テンセントビデオ」版の『三体』には、同様のシーンは一切ない。▼習近平国家主席の独裁化が進むなか、ネトフリ版『三体』から中国の行方を考察する】

3月21日から配信が始まった中国SF小説の金字塔『三体』の実写版ドラマシリーズ見たさに、ついにネットフリックスに加入してしまった。このネトフリ版『三体』に描かれた、キャンパス一杯にあふれかえる学生たちが声をそろえて「革命無罪」と叫ぶ狂気の「清華大学100日大武闘」の再現ワンシーンは大迫力だ。それを見たらネトフリの加入ボタンを押さずにはいられなかった。
『三体』は昨年、中国版実写化作品の第1部30話が中国の動画配信サービス「テンセントビデオ」で配信された。だが、中国版にはこの「清華大学100日大武闘」のシーンはない。一方、ネトフリ米国版は最初の5分間が、これでもかと文革の残虐シーンに費やされた。文革シーンがこれほど丁寧に描かれた意味は結構大きいのではないか。
『三体』は世界20カ国語以上に翻訳され2900万部以上を売った(2019年調べ)世界的大ベストセラーだ。愛読者にはオバマ元米大統領やメタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグCEOや、映画監督のジェームズ・キャメロン氏といった著名人もいる。

おそらく少なからぬ世界のSFファン、映像ファンがテンセントの中国版とネトフリの米国版を見比べてやろうと思うことだろう。特に第3次世界大戦前夜と言われるほど、世の中が不穏な時代の今、『三体』の中に盛り込まれた文明論や抑止力論には、世界の未来を考える上でなにがしかのヒントが見つかるかもしれない。ネトフリ版『三体』の中国人たちの反響を中心に、それを考察してみたい。

【濃くなる「文革の遺毒」】この原作小説は、劉慈欣という1963年生まれの中国人SF作家の代表作で、地球往事三部作(三体、黒暗森林、死神永生)とよばれている。タイトルのとおり、地球文明が滅ぶまでのスペース大叙事詩である。中国のSF雑誌・科幻世界で連載が始まったのが2006年5月、1966年5月に始まった文革からちょうど40年目を迎えたタイミングだった。その冒頭シーンは清華大学百日大武闘の激しい批闘(批判闘争)シーンから始まったことは、一部で大いに話題となった。
当時、文革表現は必ずしもタブーではない。時代背景をいえば、胡錦涛政権時代で、首相は温家宝。温家宝の祖父、父親は教師で、文革でひどい迫害をうけた記憶を持ち、文革を憎んでいる。
温家宝が首相引退直前の2012年全人代での最後の記者会見で「文革の遺毒(悪影響、影響を受けて新たな文革を企む人物)が完全に取り除かれていない」という発言で、そのことは広く知られることになった。

一方で2008年ごろから重慶では「唱紅打黒」と呼ばれる文革に似た政治運動が薄熙来・重慶市書記の主導で広がっていた。この薄熙来こそ温家宝が言う「文革の遺毒」とされている(一説には温家宝は習近平を「文革の遺毒」と考えていたという噂もある)。
つまり共産党中央ハイレベルには、文革を党の過ちとして、二度と繰り返すなという温家宝のような政治家と、エリートを暴力で引きずり下ろした文革時代の快感を懐かしむ農民や仇富思想(自分の貧しさの恨みを、金持ちを憎む方向で発散させる思想)の大衆を煽動、コントロールして権力闘争に利用しようとする薄熙来のような政治家が混在していた。
だからこそ共産党指導部にとって、文学などで文革を表現するということはそれなりにセンシティブで、数年単位にそのセンサーシップ(情報や表現の内容検閲)の厳しさは変化した。

【習近平政権では文革の批判的表現はタブー】2006年前後は、現在と比較すればセンサーシップは圧倒的に緩く、文革表現を盛り込んだ名作は少なくない。たとえば、中国で大問題作として話題になりベストセラーとなった余華著『兄弟』(2005年)も真正面から文革の狂気を描いた。
だが、北京夏期五輪が終わるころから、センサーシップは厳しくなっていく。『三体』は2008年に単行本化されたが、この時、冒頭の文革シーンは第1部半ば以降の回想部分に目立たぬように織り込まれてしまった。
2014年に英訳版が発行されたとき、連載時のように文革シーンが冒頭に持ってこられた。英訳版はSF作家でも知られるケン・リュウの翻訳で、この翻訳によってSF小説界のノーベル文学賞ともよばれる「ヒューゴー賞」をアジア人として初めて受賞し、世界レベルのベストセラーになった。
早川書房の日本語版は比較的おそく2019年に出版。これも冒頭は文革シーンだ。ちなみに多言語読者によれば日本語訳版は中国語原作の緻密さと英語翻訳の読みやすさを兼ね備えた最も完成された「三体」という。

世界中が夢中になったこの小説の実写化の一番乗りは中国であった。3部作のプロローグに当たる第1部だけで30話を費やす大作だが、文革シーンがあるはずの第11話は通常45分の尺が33分ほどに縮められた。検閲によって文革シーンが全部削られたことを意味している。習近平政権になって文革の批判的表現はほぼタブーになったのだ。

【毛沢東のような個人独裁にまっしぐら】習近平は文革で父親・習仲勲が迫害され、自身も15歳で陝西北部に下放され厳しい労働に従事した。だが、下放の苦労が今の自分にとってプラスであったと語り、今の大学生たちにも農村で働けと訴えている。
文革については、「共産党の過ち」という表現を使わず「共産党の前進に必要なプロセス」と評価した。多感な時期に毛沢東思想のシャワーを浴び、それ以外の教養を得ることもなかった習近平は、高学歴、留学経験を持つエリート層や資本家に否定的である。そのため、外国に学ぶことを奨励し資本家を育成したトウ小平の改革開放の逆走路線に舵をきり、毛沢東のような個人独裁への道をまっしぐらに進めた。
より独裁を強固にするために(習近平は)昨年、「新時代の楓橋経験」(浙江・楓橋鎮で1963年に住民のみで治安維持を行った経験に基づく相互監視・密告システム、後に文革に応用される)をスローガンに打ち出し、今にも「新時代の文革」でもやり始めるつもりじゃないか、とまで言われるようになっている。
こういう状況で、ネトフリ版はリリースされた。第1部は8話で全24話。原作の舞台は中国で登場人物もほとんど中国人だが、そこを大きく改変し舞台は英国、キャラクターの造形や役割を融合したり分割したりして、アフリカ系、南米系、アジア系の移民系俳優が演じている。国際色を豊かにし、中国色を排除して、尺も短いのに、冒頭5分も文革のシーンに割いたのだった。

【中国の愛国的ネット民、ネトフリ版『三体』に噛みつく】中国の愛国的ネット民、通称・小粉紅(ピンクちゃん、ネット紅衛兵)たちがまもなく、一斉に、このネトフリ版をこき下ろし始めた。
「米国人が中国名作SF三体を散々改悪している」「小説中の文化大革命シーンをわざと大げさに表現して、中国を貶めている」「ネトフリはこのシーンを世界に発信したいために『三体』を実写化したのだ。皿のため餃子をつくるようなものだ」「中国が狂暴で野蛮な社会で、それを米国ら西側が救済してやる、というストーリーを発信したいのだ」「中国版実写化VSネトフリ版では完全に中国版の勝利だ」

中国でネトフリは見ることができない。もし見たとしたらVPNをかませてアクセスしたわけだが、今の中国ではそれは違法行為。だからこうした反応が一斉におきたのは、実際にネトフリ版を見ての素直な感想というより、一種の政治的アクションだろう。

正直いえば、ネトフリ版は冒頭5分の文革シーン以外、特筆するほどのインパクトはない。文革シーンを描きたいためにつくったと言われたら、そうかも、と感じるくらいに>(以上)

「冒頭5分の文革シーン」ために金を出して映画を見るのは小生の生き方ではないが・・・ところで文中にあった習近平の「新時代の楓橋経験」とは何か? 調べたら産経2023/12/22、桑村朋・東京編集局外信部記者の「習近平氏が復活させる文革の密告文化 毛沢東称賛の『楓橋経験』を奨励」があった。以下転載。(そう言えば福島香織氏も産経出身だ。みんな産経脳、小生もすっかり産経脳のよう)

<習近平総書記(国家主席)が今年に入り、毛沢東が称賛した人民同士の相互監視による治安維持手法「楓橋(ふうきょう)経験」の重要性を説いている。浙江省の農村が村民のみで反動分子を押さえ込んだ経験を指し、毛が主導した政治運動「文化大革命」の源流とされる。中国経済の低迷が顕著になる中、人民の反乱などの動きを事前に察知できる「密告文化」を奨励することで体制を安定させたい狙いが透ける。

【文革の源流】「新時代の『楓橋経験』を堅持、発展させる必要がある」。9月、習近平氏は浙江省諸曁(しょき)市楓橋鎮(村)の「楓橋経験陳列館」を訪れ、地元民に重要講話を行った。「党の大衆路線を堅持して人民の内部矛盾を正しく処理し、問題を基層(末端)で解決し、発芽段階で解消すべきだ」と、自治組織による治安維持の意義を強調した。
楓橋経験は1963年にこの農村で生まれた治安維持手法だ。当時の公安部長の主導の下、農民らが革命群集となって階級闘争を展開し、「敵」とみなした地主らの行動や思想信条を徹底監視。公安警察などに頼らずに村内だけで反乱分子を排除したとされる。
毛沢東は人民の力で治安を安定させた模範として称賛し、同年11月に全国展開を指示。手法は全土に広まり、66年からの「文化大革命」につながった。楓橋経験は、青少年の紅衛兵ら一般人が「反革命分子」を粛清して多大な犠牲を出した文革と「人民による監視」の点で酷似しており、文革の源流ともいえる。

【「楓橋式」団体を激励】中国が楓橋経験に言及するのは今に始まったことではない。2021年の共産党創建100年を総括した「歴史決議」にも中国式大衆自治の代表事例として紹介された。新型コロナウイルスを厳格な行動制限で押さえ込む「ゼロコロナ」政策でも、感染者特定のため相互監視の仕組みができた社区(地域コミュニティー)もあり、一部のメディアは「現代の楓橋経験だ」などと称賛した。
ただ、習氏は特に今年に入ってから意義をことさらに強調している。浙江省は習氏が勤務経験のある思い入れの強い地域だが、今年は何より楓橋経験から60周年であり、「建国の父」毛沢東の生誕から130周年の記念の年だ。同経験の重要性を説くことで党の歴史や統治の優位性を地方の末端まで浸透させ、毛と結びつける形で習氏の権威を強化する狙いも見える。
習氏は11月、「楓橋式仕事法」で秀でた成果を収めたとして、地域パトロールなどを行う全国104団体を北京で激励し、「平安中国」の建設に貢献するよう促した。今年は楓橋経験に関するメディア記事も多く、党理論誌「求是」は「中国統治の(優位性を示す)金の名刺だ」と称賛する論文を載せている。

【人民の反乱を警戒】相互監視の仕組みを強調する背景には、一党体制を揺るがしかねない事態への警戒がある。中国では不動産不況などから景気の不透明感が強まり、今年に入って地方銀行で取り付け騒ぎも起きた。ゼロコロナへの抗議が広がった「白紙運動」では一部で体制を批判する動きもあり、人民の不満はいつ爆発してもおかしくない状況にある。
習政権はこうした事態を防ぐため、言論を封殺する動きを強めている。国家安全省は今月、中国経済への批判的言説を処罰する可能性に言及。これまで交流サイト(SNS)での政府批判はすぐに消去されてきたが、言論封じ込めを一層強化しようとしている。それだけ、体制瓦解につながりかねない人民の反乱を恐れている証左といえる。

中国の民主化を主張する雑誌「北京の春」(本部・米国)名誉編集長、胡平氏は米メディアの取材に、楓橋経験は階級闘争の象徴だとし、「習氏は毛沢東時代の(文革のような)階級闘争を復活させようとしている」と指摘。同経験は全人民を監視する大衆を使った独裁手法であり、習政権が強調し始めたことは「政治的後退を示すシグナルだ」と分析している。
習氏が激励したように人民による監視団体はすでに存在している。各国の大使館や企業、メディアが集中する北京市朝陽区には「朝陽群衆」と呼ばれる市民ボランティアがおり、年間数万件の情報を公安警察に提供しているとされる。文革期ほどの過酷さはないにせよ、同類の階級闘争、密告社会が再び訪れる可能性もゼロではないのかもしれない>(以上)

中国は崩壊するか? 「隋」王朝(西暦581~ 618年)の2代目、煬帝の時代、日本は600年(推古8年)~618年(推古26年)の18年間に3~5回「遣隋使」を派遣している(WIKI)。最先端の文化、技術を入手するためと、「今の日本は隋の属国ではない、一人前の国家だ!」と主張するのが目的だったようだ。聖徳太子は挨拶状に曰く「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無きや」と偉そうに踏ん張っているとか。煬帝は「無礼者が!」とたいそう立腹したものの、当時の内外情勢から日本を敵にしたくなかったのだろう、「欲しがるものは何でもくれてやれ」となったらしい。まるで毛沢東ソックリ、というか毛沢東が煬帝を真似たのかも知れない。

「隋」が滅びて「唐」になると日本は「もう学ぶべきことはなくなった」と外交への関心を薄めていったようだ。戦国時代=内戦で外交どころではなかったかもしれないが、鎌倉時代中期の1274年・1281年に、モンゴル帝国(元朝)および属国の高麗によって2度にわたり日本侵攻=蒙古襲来に遭った。秀吉が天下統一すると、今度は「西洋列強の手先となった朝鮮、中国」への進攻を進めた。
侵略されたり侵略したり、攻撃したり反撃したり・・・大昔から部族や国家は戦争を繰り返してきた。孤立を深める共産主義独裁国家の習近平・中国やプーチン・ロシアは「自分に都合の良い国際秩序を創らなければジリ貧になる」と危機感を持っているだろう。座して三流国になるか、それとも一転突破、全面展開の戦争で覇者になり延命を図るか。プライドの高い習もプーチンも当然覇者を目指す。それは多分「第3次世界大戦」となり、「共産主義国」は地球から消滅することになるだろう。
そうなっても「世界市民教」信者は無傷で生き残るから、一難去ってまた一難、愛国者は相変わらずブルーのままかも知れない。どうにかしてくれ!
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核武装なければ日本沈没

2024-04-05 08:38:59 | 戦争
核武装なければ日本沈没
 “シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」282/通算713  2024(令和6)年4/5/金】大惨事の「第3次世界大戦」になるぞ、悪の枢軸、中露北への備えを固めよ! と小生はしょっちゅう叫んでいるが、危機意識を持っている人は極少数派だろう。能登半島の大地震&大津波のように目の前で大惨事が起きて初めて覚醒するのが普通の人、健康な人のよう。
山本夏彦翁曰く「健康とは嫌なものである」。大惨事になる前に「大変だ!みんな気を付けて!」と叫ぶ人は異端扱いされるから夏彦翁は赤色ロシアを「ワニ」にたとえたレオポール・ショヴォ著「年を歴た鰐の話」を翻訳し、警鐘を鳴らした。ロシア革命を称賛する共産主義者が跋扈する戦前・戦中の世界ではそうするしかなかったのだ。同書の警鐘を分かる人はインテリで、読者の圧倒的多数は「ハハハ」と笑うだけだったろう。

痛い目に遭わないと動物や人間は覚醒しないもので、ウクライナは米英露の甘言を信じて1994年に核兵器を放棄したためにロシアの侵略を招いてしまった。今になって「ウ」国のゼレンスキー大統領は「プーチンは永遠の統治望む独裁者」と非難するが、クリミア半島がプーチン・ロシアに強奪された2014年に「ウ」も国際社会もロシアを制裁するべきだった。我々は共産主義に甘過ぎたのである。そのツケが今、回って来て、ようやく目覚めてきたようだ。3/30「AFP=時事 欧州は『戦争前夜』 ポーランド首相が警鐘」から。

<ポーランドのドナルド・トゥスク首相は3月29日、欧州は第2次世界大戦(World War 2)後初めて、「戦争前夜」を迎えていると述べ、欧州での紛争が現実的な脅威になっていると警鐘を鳴らした。
欧州理事会(European Council)の前常任議長(EU大統領)でもあるトゥスク氏は、欧州のメディアグループLENAのインタビューで、「戦争はもはや過去の概念ではない。現実であり、(露による「ウ」侵略の)2年前に始まった。現時点で最も懸念されるのは、文字通りあらゆるシナリオが考えられることだ。このような状況は、1945年以来だ」と述べた。
「特に若い世代には衝撃的に聞こえるかもしれないが、戦争前夜という新しい時代が始まったという現実に慣れなければならない。誇張ではなく、日に日に明白になっている」とし、隣国ウクライナがロシアに負ければ、欧州で安穏とした気持ちで過ごせる人は一人もいなくなると訴えた。
2年余り前にロシアがウクライナに侵攻したことで「戦後平和は揺るぎない」という欧州指導者の認識は根底から覆され、多くの国がウクライナへの軍事支援と自国の軍備増強のため兵器の生産を強化した。 ポーランドは隣国ウクライナに対する最も熱心な支援国の一つ>(以上)

1950年の冷戦本格化以降、米欧など資本主義陣営では共産主義は「アカ=敵」になったため、アカは「リベラル、自由主義」を自称するようになった。しかし看板が変わっただけで、現在でもアカやピンクの人々は「国家間競争があるから格差、競争、戦争になる、国境なき世界こそが恒久平和をもたらす」と共産主義思想を信じて疑わない。彼らはほとんど宗教・邪教のレベルであり、つける薬なし。要は赤色独裁国家=中露北の応援団である。G7諸国など自由陣営では「思想信条の自由」を謳っているために、この手のアカやピンクを野放しにしているからうぶな若者は「国境なき世界」というプロパガンダに騙されやすい。

第2次大戦後、敗戦国の日本が朝鮮半島から撤収すると朝鮮戦争が勃発し、休戦後の韓国は最貧国になった。再生させたのは日本軍将校だった朴正煕で、クーデターで政権を握り、徹底的に共産主義を抑え込み、日米欧の支援を得ながら富国強兵を進めた。しかし、米国の民主党は韓国を「生かさず殺さず」の番犬にしておきたかったのだろう、「強い韓国」「核武装」を目指す朴正煕は米国により暗殺されたよう(諸説あり)。現在の韓国は経済大国になったが、天敵の北朝鮮(ソ連・ロシア生まれの傀儡国家)の核兵器開発の徴発を受けて再び核武装を進めたい構えだ。韓国をポチのままにしておきたい米国民主党政権はもちろん反対で、「有事の際には米国が助ける」と説得しているよう。

しかしタリバンに侵されたアフガンを見捨て、さらにロシアに侵略されているウクライナや、イスラム原理主義ハマスに襲撃されたイスラエルへの支援も終わりにしたいような米国民主党政権は、基本的に出自が「リベラル、自由主義を自称するアカやピンク」なのである。自分に火の粉が降りかかってきそうになると「停戦しろ、譲歩しろ」と、まるで被害者に責任があるように振舞う。国家の命運を米国に託すわけにはいかない、と自由陣営諸国は危惧するようになった。産経2024/3/8、龍谷大学教授・李相哲氏の「正論:日本だけ非核国で本当によいか」から。 

<最近、ある韓国国策研究所の研究員から驚くべき話を聞いた。韓国が核武装をするのは時間の問題だという。その理由は北朝鮮の非核化が絶望的になっており、米国に頼るだけでは不安だから韓国人の10人に6人は独自の核保有は必要と考えているためという。
韓国サンド研究所が2022年7月に実施した調査では74%の韓国人が「独自の核開発に賛成」だった。同研究員によれば、それまで独自の核開発は「自殺行為」と否定的だった安保分野の専門家の多くが今は賛成に転じている。

【韓国の核保有は時間の問題】韓国は1960年代終わり頃から朴正熙大統領の強力なリーダーシップの下で核開発を進めた歴史がある。69年7月、ニクソン米大統領は、アジアの安全はアジアの国々が自主的に責任をもつべきという「ニクソン・ドクトリン」を発表し、駐韓米軍撤収に言及した。韓国が秘密裏に核開発を始めたのはこの時期と重なる。
いま韓国は再び独自の核保有を真剣に考えているようだ。背景としては3つの要因が考えられる。まず(第1に)北朝鮮核への唯一の対抗手段だからだ。北朝鮮はこれまで、核開発は米国に対抗する手段だと言ってきたが、最近では露骨に韓国を核で攻撃すると恫喝するようになった。いまのところ米国は、北朝鮮が核で韓国を攻撃した場合、金正恩政権は終末を迎えるだろうと警告はしたが、どの段階で具体的にどのような形の報復をするのかについては、明らかにしていない。

【ウクライナ戦争が示した教訓】第2に地域の平和のためだ。第二次大戦後、核保有国の間で全面戦争が勃発した例はない。韓国が核武装をすれば、北朝鮮の恫喝は通用しなくなるという論理だ。2023年4月、クリントン元米大統領は、アイルランド・メディアとのインタビューで、ウクライナが旧ソ連解体時に保有していた核弾頭、長距離弾道ミサイル(ICBM)、戦略爆撃機をロシアに引き渡していなかったら、ロシアは簡単にウクライナを侵略することはなかっただろうと述べた。
第3に長期的には避けられない選択だ。韓国が核を開発するためには、NPTから脱退しなければならない。そうなれば、貿易立国の韓国は国際社会から孤立する。貿易の20%以上を頼っている中国の制裁はもとより、米国も制裁措置を取る可能性がある。さらに、核燃料の100%を外国に依存している韓国は原子力発電ができなくなり経済は大きく後退するだろう。
それでも韓国の核自強論者たちは、核保有は国益にかなうと主張する。韓国は60年代の韓国ではなく、経済規模においても軍事力においても「大国」だ。米国は経済的、軍事的に韓国を必要とする。米国の考えも変わりつつある。トランプ前大統領は大統領選期間中の2016年3月、ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで「日本と韓国について、北朝鮮や中国から自国を防衛するために、米国に依存するのではなく独自で核兵器を製造することを容認する」考えを示した。

【核保有なら日韓同時に】米政府の強力な反対がなければ、韓国の核武装は時間の問題かもしれない。韓国が核武装すれば、東アジアの主要国の中、日本だけが非核国となる。中国は、表向きでは北朝鮮の核保有に反対する姿勢を見せているが、その理由は日本の核武装に口実を与えるのが怖いからだ。日本が核保有について真剣に議論を始めるだけで、中国は本気で北朝鮮の核を放棄させようとするかもしれない。
非核三原則を貫いてきた日本では核兵器に関する議論すらタブー視されている。ただし、日本がおかれている安保環境は、韓国と大いに異なるわけでもない。米国の反対を押し切り独自の核武装をしたフランスのドゴール大統領は回顧録『希望の回想』で、「米国は西ヨーロッパがソ連の手中に落ちるのを見過ごすことはない。核で阻止する」として説得しようとするケネディ米大統領に対し、「ソ連の侵略がどこまで及んだら、いつの段階で、どの目標物を攻撃するつもりか」と反問した。するとケネディ氏は返事できなかったと記す。
今の日本が置かれている安保環境は、かつてのフランスよりはるかに安全とは言えない。米国の対アジア政策が永遠に不変とも言えない。東アジアのパワーバランスのために日本は韓国と協力して必要なだけ、必要な時期までにのみ核を保有するとすれば、実現の可能性は高くなるのではないか>(以上)

日本の核武装についてアカやピンクの共産主義信奉者は「日本は再び侵略国家になるのか!」と大騒ぎするだろうし、“戦狼”中国とのビジネスで儲けている企業は「北京は不安を払拭して欲しい」などと動揺しているが、日本の存続がかかった大岐路である。「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」。勇武を尊しとする日本の再起三起を小生は信じているが、核武装なければ日本沈没は間違いない。早めに決断すべし。
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多動爺は“終活”で忙しい

2024-04-03 13:39:26 | 戦争
多動爺は“終活”で忙しい
 “シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」281/通算712  2024(令和6)年4/3/水】産経2024/4/3「警視庁150年」の連載「『極刑は野暮』 戒厳令下の阿部定事件」を読んでいたら「明治一代女」の唄を思い出した。♪怨みますまいこの世の事は 仕掛け花火に似た命 燃えて散る間に舞台が変わる まして女はなおさらに・・・

「昔」と言っても1945年の敗戦前まで、女は総じて男に対して従順だったようだ。18歳から二十歳前後で嫁ぐのが普通で、相手の男は兵役を終えてお礼奉公の後、25歳前後で一人前、一本立ちになった職人、というパターンが多かった。20歳の嫁さん、25歳の旦那さんは極普通。「夫唱婦随」がモラルであり秩序だった。今は「夫唱婦随」なんて死語。嘆いたところで「一度なったらならぬ昔に戻れない」、それどころか今は「婦唱夫随」のよう。
多動爺の小生は、穏やかでのんびりした老後や晩年はただただ退屈だから、あれこれ動きまわっているが、このところ体調が芳しくないので「成仏する前にやれることはやっておきたい」と焦るようになった。ま、「趣味の営繕」だから結構楽しんでいるが、「生きていた明かし?」として2年ほど前から就寝前にメモのような短い日記を書いている。何となく面白そうなので、去年と今年の3月を比較してみた。

【去年/2023年】3月2日:チャリ散歩、帰路スーパーライフで買い物。3日:図書館へ。4日:津田山霊園(緑ヶ丘霊園)チャリ散歩。帰路に緑化センターでヒスイカズラ観賞。午後、キッチンの換気扇修理。5日:チャリのサドルを直して溝の口の「思い出横丁」散策、感激。6日:多摩川の狛江(東京)側チャリ散歩。90歳女性が殺された黒い家を見る。ひどい話だ。砧(きぬた)浄水場を一周。7日:新川(用水路)の上流をチャリ散歩。帰路煙草(パイプ用)買う。8日:チャリでニコタマ(二子玉川)のさらに下流へ。女性がペットの豚を散歩させていてビックリした。人は好き好きと言うが・・・

9日:父の祥月命日、10日は母の祥月命日なので墓参りと掃除。帰路にチャリ散歩。10日:11日の法事に備えて買い物や準備。11日:姉2人を含めて10人で我が家でミニ法事。てんぷらなどを作ってパワーダウン。
12日:津田山霊園チャリ散歩。夜、下痢で下着汚す。13日:多摩川土手チャリ散歩。小雨に遭って逃げるように帰る。14日:用水路を徒歩散歩。馴染みのお爺さんが畑で育てている春野菜「のらぼう菜」買う。15日:多摩川土手チャリ散歩。体調がいいので遠征してクロガネヤで雀の餌買う。帰路、ライフでアイスクリーム買う。16日:登戸方面をチャリ散歩。新聞2日分を読み、庭掃除も。17日:久地方面をチャリ散歩。

18日:彼岸入り、終日雨。19日:快晴、チャリで上流の上川原堰方面へ。桜は四分咲き。ライフへ寄ってから庭手入れ。20日:多摩丘陵の長尾台縄文遺跡、源氏の要塞だった紫陽花寺(妙楽寺)周辺の桜見物。川崎市の選挙が始まったよう。21日:春分の日。緑ヶ丘霊園の桜見物。孫息子が母校の稲田小学校でサッカーの試合、見物。動きがいい。22日:税理士に顧問料振り込み。多摩川の東京側チャリ散歩。初夏のよう。23日:終日雨、傘さして用水路沿い散歩。桜八分咲き。24日:彼岸明け。チャリで桜を楽しむ。桜散り始めた。25日:朝は雨。3時過ぎにチャリで桜見物、美しい。(土曜日で)人出多し。
26日:雨。傘をさして散歩、桜良し。カミサンと子、孫は箱根に一泊旅行へ。27日:早朝、定期の排水パイプとガレージの掃除。桜満開、この世の天国。28日:午後、図書館へ本を返却。その足で本川散策、桜見事。29日:チャリ散歩、ライフで雀のお菓子を買う。30日:チャリで桜見物。腰痛、心配。31日:チャリ散歩、桜はまだきれい。庭掃除と剪定。

▲コメント:上記のほかにブログ執筆と新聞を含む読書は午前2時間、午後3~4時間ほど。昼食後の1時間は昼寝をしているが、多動爺そのもの。アキレルしかない。

【今年/2024年】3月1日:近所の内科医院で数年振りに老人健診。とてもしんどかった。耳は聴き辛いし、まるでモノの診察みたい。二度と御免だ。放置していた中山式4ツボ快癒器を使った「腰痛用椅子」完成、とても具合良し。風邪を恐れて風呂は一日おきにする。2日:3階の排水溝劣化で2階の床の間に漏水。しっかり修理。ペット用のまな板も修理。胃袋がないため腸がつかえて夕食は往生した。修理する方法はない、油断大敵。3日:チャリ散歩、屋上排水溝の仕上げ塗り。4日:ブログ配信、午後、カミサンと一緒に内科医院で健診結果を聞くが、「低血圧だがまずは問題なし」で合格。2F観賞用ツタ「ポトス」を使ったオブジェ創る。母の13回忌イベントが近いのでカミサンが礼服のズボンを短くしてくれた。5日:久地方面へチャリ散歩、午後冷雨。2Fのカミサン用ソファーを直し始める。ブログはちょっとだけ執筆。

6日:経年劣化の2Fのソファー修理。カミサンがお洒落なカバーで覆って完成。3Fの我が部屋も綺麗にした。気分良し。7日:寒いので近所チャリ散歩。部屋を模様替えし、鏡の位置を変えて見やすくした。確定申告済。8日:カーテンを開けると雪だった。雪で覆われた雀の餌場復興は大変だったが、水道が使えて助かった。室内改装はオモチャのカブトムシを使って面白くできた。ライフで雀用菓子買う。9日:母の法要のため遺影を2Fに降ろして綺麗に掃除。ついでに我が部屋のテーブルの引き出しを数年ぶりに掃除したが、なんでもかんでも詰め込んでぐちゃぐちゃになっていたので疲労困憊。腰が痛い。

10日:菩提寺で母の13回忌法要。母の子・孫・曾孫など10人ほどで無事終了し、お寺で昼餐会。小生もカミサンもとても疲れたが、自宅での夕食も娘たちの協力で豪華だった。11日:排水パイプの定期点検掃除、なかなか良くなった。道路側の蓋も作り直した方がよさそう。外出用の靴は新品みたいにきれいになったので、庭用の靴、作業用の靴の修理も始めた。12日:終日雨。靴3足、なかなかきれいに修理できた。明日は新聞を読もう。読むのも大変だ。今日、中3の孫娘の卒業式でカミサン行く。13日:靴修理完了。PC用の椅子も修理して相当快適になった。庭掃除もできた。忙しいので散歩なし。明日は出かけよう。
14日:薄緑色の大きなインコが2羽来、外来種のよう。屋上には雀以外にもいろいろな鳥が集まって来るので「なんなんだ」と偵察に来たようだ。チャリで多摩川グラウンドへ。体力低下で遠くへ行けなくなった。15日:午前中はブログ。昼から堰の中小企業工業地帯へ。興味津々。川崎市は工業地帯なのだと実感する。市は「サイエンスシティ川崎」を目指しているそうだ。それにしても腰が痛い。16日:早朝、キッチンの湯沸かしポット修理。屋上庭園のペンキ塗り、とてもきれいになった。多摩川上流の上川原堰の用水路沿い、通称「お濠」沿いをチャリ散歩、帰路ライフで雀用の菓子類買う。かなり疲れた。

17日:朝から風邪でダウン。カミサンに薬をもらい、さらに腰痛温シップを貼ってもらったら、かなり楽になった。どうにかブログを書いて送信。風呂はやめた。18日:体調はだいぶ良くなったが、終日家でアレコレ。座ったまま新聞を読める書架台(ブックスタンド、書見台)を創った。雀のエサ場に鳩が来るので、鳩よけの障害物も設置、上手くいった。今夜も風呂やめ。19日:体調は良くはないが、ブログを書いたり室内と庭でアレコレ。カミサンは小6の孫息子の卒業式に。久し振りに入浴。完全武装で就寝。20日:春分の日。体調はだいぶ良くなってきたが、再発を恐れて室内でブログやあれこれ。21日:ダイニングルームの植木鉢移動キャスター修理。雀の餌場を直す。22日:1Fドレンカバー修理開始。3Fの雀用タワーの修理とペンキ塗りのために梯子をかける。体調はおおむね回復したので、風呂でアカを落とす。
23日:1Fドレンカバー修理続ける。1F玄関のひび割れ修理スタート。キッチンの包丁置き場を美しく、かつ頑丈にした。カミサンは小4孫娘のピアノ発表会に出かけたので一人で夕食、味気ない。24日:1Fドレンカバー修理完了。1F玄関の修理と塗装進める。3Fの雀用タワーの修理も開始。ライフで雀の餌や小生のオヤツなどを買う。25日:終日雨。風呂場の窓の修理のため足場を作る。カミサンは子・孫と伊豆の1泊旅行へ。26日:終日雨。ブログを書く。夕方、カミサン帰宅。終日雨でパッとしなかったよう。真鶴グランピングという施設だが、社名も分からない。大人2人で1泊2日4万円、プラス子供2人・・・キャンプのように焚火ができなかったのでボーイはあまり楽しめなかったよう。
27日:1F玄関のリニューアル工事開始。かなり素敵になりそう。午後は久し振りのチャリ散歩で楽しかった。28日:午前中は同左。ほぼ完了するが結構疲れた。午後はブログ執筆。夕方から雨模様。29日:早朝から玄関の仕上げに取り組み、かなり綺麗に。ペンキがなくなったのでとりあえず終わりにする。道具の片づけと掃除はかなり大変だった。ペンキなどAmazonに近く発注しよう。30日:快晴。久し振りに屋上タワーのペンキ塗りなど。チャリ散歩では染井吉野はほんのちょっとだけ開花。ペンキなど発注。アレコレできてよい一日だった。31日:3F庭と2F風呂場のペンキ塗り完成、道具置き場も綺麗に。良い一日だった。

▲コメント:日記を書くのが習慣になったのは結構だが、ボールペンなどで「漢字を書く」ことが非常に少なくなったため漢字を書けなくなりつつある。次女が「ボールペン字 おとな文字練習帳」を買ってくれたので毎日30分ほどは練習しよう。手書きの遺言書があまりにもヘタクソでは人格を疑われてしまうし、有り難味もありゃしないから・・・多動爺はますます忙しくなりそうだ。
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