大分前に紹介したEM、
廃油石けんに入れると廃油の臭いが無くなるそうだ。
「臭いが無くなるなんて!!・・・でも、ほんと?
シャボン玉石けんでもEM入りがあるけど、
EMって石けんに入れるとどうなのよ?」
と、疑問がむくむくと。。。
と言うことで実験しました。
ちゃんと比較できるように、同じ廃油で
1,EMを入れない石けん
2,水分量の半分をEM活性液に置き換えた石けん(以後EM(1/2)と呼ぶ)
3,水分量の全量をEM活性液に置き換えた石けん(以後EM(ALL)と呼ぶ)
の3種類の石けんを作った。
油量、水分量、苛性ソーダ量は全て同じとし、
コールドプロセスでトレースが出るまで攪拌し型入れ、
24時間保温後、型だし、切り分け、
1ヶ月熟成。
レシピ 鹸化率107% 水分35%
サラダ油 185g
(大豆油+キャノーラ油だったので鹸化価0.131として計算)
ミリスチン酸 3g
苛性ソーダ 27g
水分 1,EM無し:精製水 66g
2,EM(1/2):精製水 36g + EM活性液 30g
3,EM(ALL):EM活性液 66g
家の子達は唐揚げが大好きなので、
この廃油、結構臭う。
EM廃油石けんを作ってみて、まずトレースが違う。
廃油石けん自体トレースが出るのが早いんだけど、
EMを入れるともっと早くトレースがでる。
トレースが出るまでの時間は
1、EM無し 20分
2,EM(1/2) 10分
3,EM(ALL) 10分
臭いはどれも同じで廃油の臭いがぷんぷん。
色はEM(ALL)がEMの色が出て一番濃い色。
3つともきれいにジェル化。
EM入りはどちらもトレースが早かったので
保温中に分離しないか不安だったが、
固さも硬いし、とてもすべすべしたきれいな石けんになった。
それに比べてEM無しは
トレースに一番時間がかかった割にムラがあってきたない。
EM入りは、牛乳パックの跡もきれいに付いている。
これを輪切りにして・・・・びっくり。
EM無しは年輪みたいにムラになっている。
型出し直後はどれもやっぱり廃油臭い。
EM入りは色が濃かったけど、
1ヶ月後、EM無しと同じ色になった。
臭いは、、、、、やっぱり廃油臭いのは同じ。
さらに切ってみた。
EM入りは乾燥しているけどポロポロしていない。
とってもしっかりしている感じ。
EM無しは水分が少し多くちょっとベタついた感じ。
EMで廃油の臭いは無くならなかったけど、
ムラのない中々良さそうな石けんが出来た。
泡立ち比較実験、汚れ落ち比較実験もしたけど、
それはまた次回。
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