ANNの日記

思うままに書き綴っています。

第十七章

2008-06-06 00:21:26 | Weblog
「不自由はかわいそうではない。
その者に無き力を与えているのだ。
不自由な分人の痛みも分かるはず。
分からぬ者は、その不自由は己の罰にすぎぬ。
痛み手をかすすべなし。」

ANNは、目も口も耳も記憶も全て順番に失い、全て今は回復しましたが、どれ一つ不自由になっても本当に大変です。でも、見えなかったものが沢山見えたり、人の優しさや人の痛みも普通であったら分からなかった事が分かり、心から感謝する事が出来ました。
不自由になった事は辛かったですが、それをカバーしてしまうほどの物を得られた所もありました。
そして、自分にあるもので工夫して物事をする事も覚えました。
不自由になった部分をカバーする事はいくらでも、やろうという気持ちがあれば、なんでも出来るのだと。だから、目も口も記憶も全て元に戻って、ちゃんと生活が出来、生きている今やろうと思えばなんでも出来るし、やらなければ五体満足でバチがあたってしまうような気がします。
生きている事の尊さを大切にしなくてはいけないと改めて思う次第です。

不自由になり学んだものや気持ちを忘れず、これからもいかしていけたらと思っています。

文面は、とても厳しい言葉で綴っていますが、その中には意味が深くあるのでした。
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