動物日記

動物についての、いろんなお話し

ハヤブサさんがやってきました

2008年01月31日 | Weblog
今日は、羽を怪我したハヤブサさんがやってきました

若鳥と思われますが、どこを怪我しているのか確認をしようとすると・・・

ものすごい雄叫びをあげられてしまいました

人が聞いたら虐待しているかのような声で叫んでくれました

羽を広げてみると、かなり怪我はひどく薬をつけようとすると、また叫び始めて・・・

他の保護している鳥たちの動きが止まってしまいました

この、ハヤブサさんは何かに当たって羽を痛めたものと思われます

餌を自力で食べてくれるか確認をした後は、広い救護舎へ移動してもらうことになるかと思います

まだ、今日は出血がありましたので静かに様子をみたいと思います

ネズミを食べず、馬肉を人の手から食べる・・・

2008年01月30日 | Weblog
本来、ネズミや小鳥などを捕まえて食べているはずのチョウゲンボウさん

衰弱して飛べずに運ばれてきました体は痩せているものの、元気はいいようです


しかし・・・
ネズミさんを食べてくれません馬肉は、小さく切ってピンセットで与えると大量に食べてくれます
暴れもせず、当然のようにピンセットから馬肉を食べます

もしかして、これも誰かが飼っていたものか・・・と思ってしまいます。


後は、体力と羽の力がつくようにリハビリ小屋で様子をみていますが、なんだかおかしいですね

チョウゲンボウさんは馬を襲って食べるなんてことはないはずですので、ネズミさんのほうが食べやすいはずなのですが・・・


最近、猛禽類でもこのような状態のものが増えています
誰かが違法に飼養していたのか・・・
野鳥にしては、何かがおかしい


野鳥も人を怖がらなくなったのでしょうか?

保育園に行って来ました

2008年01月29日 | Weblog
今日は、町内の保育園に紙芝居を持ってお話に行って来ました

子供たちは、一生懸命お話を聞いてくれましたこれを機に子供たちが自然保護に興味をもってくれたらいいのですが・・・

一人でも多くの子供たちにお話していきたいと思います



それから・・・
今日、事務所での会話の中で、メジロさんの愛好家の人たちの話しをしました。
本人たちは、『誰にも迷惑をかけていない』といつも言いますが・・


よ~く考えたら、リハビリも餌の切り替えもせず放されたメジロさんたちが鳥獣保護センターへ運ばれてくるというのは、他人に迷惑をかけているのではないでしょうか?


少なくとも、運び込んでくださった人や鳥獣保護センターへ連絡をくださった方には迷惑をかけた形になりますよね・・・


今年は特に、飼われていたメジロさんと思われる個体が多いので、結果的にたくさんの人に迷惑をかけていることになるかと思いますが・・・

カゴの中に入れられ、一安心しすり餌をバクバク食べるメジロさんは野生にはいません


放した本人とすれば、すぐに野生に帰ると思っているのかもしれませんが、しばらく様子を見ていると飼われていたものかどうかの判別はだいたいつきます


鳥獣保護センターへ連れてこられることもなく、餌も採れず衰弱して命を落としているメジロさんがたくさんいるはずですが、飼っていた人は『元気に飛んで行った』としか思っていないのでしょう

他人に迷惑をかけていないと思っているのは本人だけかもしれませんね

捨て犬・捨て猫に思いやり予算

2008年01月28日 | Weblog
朝日新聞に、国は捨て犬・捨て猫に対し、ワクチン代や餌代を負担することを決めた。という記事が載っていました

殺処分される犬や猫を減らすため・・・


熊本市の動物愛護センターは、職員の方・ボランティアの方・獣医師と協力し譲渡会を頻繁に開催されています

少しでも、命を救いたい・・・そんな思いで、がんばっておられます

私も、飼い主の都合で、処分される犬や猫の気持ちを考えれば、なんとか新しい飼い主さんを・・・と思いつつも、実際はなかなか実行することができません

この調子で、犬や猫だけでなくウサギ・フェレット・アヒルなども助けられるといいのですが

野生鳥獣も、人間の都合で環境を変えてしまったために被害に遭っています

野生鳥獣についても、見直ししていただけるといいのですが

まず、第一歩として、捨て犬・捨て猫に予算をつけてもらえたことはやはり殺処分を減らすためには有難いことですね・・・

各自治体の取り組みにも差があるようですし、これを機に施設等の見直しも必要になるかと思います

全国的にこの取り組みが進めば、捨て犬・捨て猫の殺処分の数は必ず減るはずです

メジロさんがたくさん・・・

2008年01月25日 | Weblog
メジロさんが今、鳥獣保護センターにたくさんいます

ケガや衝突により運ばれてきたメジロさん・違法飼養で摘発されたメジロさん・・・

メジロさんがたくさん

あっちを見ても、こっちを見てもメジロさん

ケガをして運ばれたメジロさんたちの様子を見ていて、違法飼養と無関係とは言えないような気がしています

この数日、とにかくメジロさんが運び込まれています

合鴨農法のお話

2008年01月22日 | Weblog
今朝の朝日新聞に『合鴨農法』のお話が載っていました

無農薬の米と、肉が同時に手に入る一石二鳥だという内容でした

確かに、無農薬のお米を作り働いてくれたアイガモさんを感謝しながらいただく・・・これは、環境に優しい農法だと思います

しかし・・・
合鴨農法をやっている隣の水田は、大量に農薬を使用するような環境で合鴨農法は無農薬と言えるのでしょうか??

その地域全体が無農薬栽培をすれば、無農薬だと胸を張って言えるかも知れませんが、ごく一部の水田で行っても他の水田からは農薬たっぷりの水が入ってきますよね・・・

だって、水が多すぎれば水田から排出したり、少なければ農業用水を取り込んだりするんですよね

広い範囲で、合鴨農法など無農薬に取り組まなければ同じかと・・・個人的には思うのですが


それから・・・
合鴨農法に使用したアイガモさんですが、アイガモさんは小さい時に放して稲と共に大きくなります。大きくなったアイガモさんを水田に放せば、せっかく植えた稲は浮き上がってしまうから・・・ですから、最近は食べたりするのは可哀想・・・と水辺に放す方がいらっしゃいます

これは、動物愛護法の遺棄に該当するかと思います。ですから、夏場でもカモさんが怪我しているという問合せは年々増えていますアイガモさんの姿はカモさんとよく似ていますので・・・

本来、カルガモさんは別としてマガモさんなど一般的なカモさんは冬鳥ですから、夏にはいないものです。

この、アイガモさんを放すことによりカモさんたちの餌が減少したり、羽を休める場所がなくなったりしてしまうのです


合鴨農法で無農薬のお米
正しい方法で行われているのであれば、とてもいい方法ではないかと思いますが、なんだか中途半端な合鴨農法が目について、環境保護の面からも心配しています

最近のペット事情・・・

2008年01月21日 | Weblog
今日、獣医さんとお話をしたのですが、最近はウサギさんを飼う若い男性が多いそうです


以前は子供や女性に人気だったのですが、男性はウサギさんをとても大切に可愛がり、きれいな状態で飼われる人が多いとのことでした


都会では、女性が癒しのためにタランチュラさん(毒グモ)やサソリさん、ヘビさんなどを飼っている人が増えているとも聞きます
餌を食べる姿に癒されるそうです・・・


若い男性(一人暮し)がウサギさんを飼うということは、きっと大変でしょう

熊本県は夏場は特に湿気が多く暑いので、ウサギさんたちはばててしまいます
ですから、締め切った部屋にウサギさんだけを置いて留守なんてできません


家の中でウサギさんを飼うと、堅いものを齧らないせいか不正咬合になり、定期的に歯を削ってもらったり・・・毛玉を排出することができませんので、毛球症という病気(体内に毛が蓄積されることにより、食欲不振・便秘などを引き起こす)などなど結構大変です
我が家も以前ウサギさんを飼いましたが、なんだかんだと病院通いは続きました


小さいものに愛情を注ぐ・・・優しい男性が増えたのでしょうね

飼った以上は、最後まで責任を持つ

これは飼い主として当然の義務ですこれができれば、どんな動物を飼うのも個人の自由だと思います

ただし、野生鳥獣の飼養は×ですペットとして合法的な動物を飼ってくださいね

鳥獣保護センター大騒ぎ!!

2008年01月19日 | Weblog
今日は、城南町教育委員会と野生学園の方々が来園され、大騒ぎでした

団体の方だけで総勢大人25名・子供40名程で・・・かなり賑やかでした

城南町教育委員会の方々は、バードウォッチングで野外へ出かけられ、野生学園は野外を散策した後館内でお絵かきをしたり、お話を聞いたりしました

普段、山の中へ行くことがないせいかみんな大はしゃぎ子供たちのパワーはさすがにすごい


午後からは、先日製作完了となったばかりの紙芝居を初披露しました


子供たちわかってくれたかな?少しずつでも理解してもらえれば紙芝居効果ありと言えるのですが・・・


まだまだ1回目
これから、保育園や小学校一人でも多くの人に見せて理解してもらえるようにがんばります

お絵かきで鳥の絵をみんな描いたのですが、上手に描けていました

この子たちが野生鳥獣に少しでも興味を持ち、自然環境保護を考えてくれるようになればいいのですが・・・

そうなってくれることを期待しています

今日は、1日お疲れ様でした
また、遊びにきてくださいお待ちしています

釣り針による被害・・・

2008年01月18日 | Weblog
先日、沖縄県で見つかった嘴に釣り針が引っかかり釣り糸が巻きつき餌を採れずにいた『クロツラヘラサギさん』

無事に保護できたそうで、よかったです

ただ、クロツラヘラサギさんは、絶滅危惧種ということで大騒ぎになりましたが、釣り糸・釣り針の犠牲になっている生き物はこれだけではありません


釣り針のかかったままの魚を食べようとして、針を飲み込んでしまうサギ類もたくさんいます


時には、釣り人が糸や針を放置して帰ったために体の一部分に針が刺さり、その後糸にまで絡まってしまうものもいます・・・

この被害は、鳥だけではありません
お散歩中の犬に針が刺さり、釣り針は抜けない作りになっていますので病院へ運ばれてくることもあります


釣りをしていて、魚が食いついたのに糸が切れてしまった・・・場合は仕方ないのかもしれませんが
ただ、そんな魚を食べて食道に針が刺さったりして衰弱し手術もできず命を落としてしまう野鳥がいることも忘れないでほしい


自分で使用した釣り針や釣り糸の放置は、釣りを楽しむ資格がありません
自分の出したゴミは持ち帰る、釣り針・釣り糸も竿と同じように後始末をする
これは、人間として当たり前のことではないでしょうか?常識だと思います。



自分で自分の首を絞めるのでしょうか?
自分たちの出したゴミで、海や川が汚れてしまえば、魚も釣れなくなるんですよ

一人が、この位いいだろうとゴミを放置すれば同じような考えの人が10人・20人集まれば相当な量になりますね

外来生物は増え続けている・・・

2008年01月17日 | Weblog
今日のお昼の番組で放送があっていましたが、外来生物は増えているそうです

アライグマ・タイワンリス・タイワンサル・ヌートリア・キョン・カミツキガメ・セアカコケグモ・上海カニ・ジャンボタニシなど・・・

これらのうちほとんどが人間により持ち込まれ、なんらかの形で野外に放され繁殖力が強いため、増えてしまったものです

ジャンボタニシはエスカルゴの代用品で食用として持ち込まれたものですが、需要がなかったために捨てられ、増えたそうです・・・

上海カニ・セアカコケグモは、船に紛れ込んで日本へやってきたそうです

このままでは、数十年・数百年後には見渡せば外来生物ばかり・・・というようなことが起こるそうです

外来生物は、これだけではありません種類はたくさんありますとにかく野外に放さない一人一人の自覚が必要ですね

増えすぎた外来生物たちも、何らかの形で数を減らさなければどんどん繁殖して増えていく一方です。
在来種がいなくなってしまいます・・・

外来生物は、在来種を餌としたり在来種と餌場の奪い合いになったり・・・在来種の住みやすい環境すらもなくなってしまうのです

外来生物がこれだけ増えたのは、人間がきちんとした管理をしなかったから・・・
安易に考えていたから・・・

これから、駆除も含め真剣に考えていかなければなりません