動物日記

動物についての、いろんなお話し

鳥食いサクラ?!

2008年03月29日 | Weblog
サクラにメジロさんたちが群れでやってきて、蜜を吸っています


しかし、こちらから眺めていると・・・


メジロさんがサクラの蜜を吸っているのではなく、サクラの花にメジロさんが食べられているように見えてしまうのですが・・・


それほど、花に顔を突っ込んで必死に吸っています

写真を載せたいのですが、なかなかうまく撮れず・・・


野鳥を観察するのも、違った目線で観察するとかなり面白いです個人的趣味の世界かもしれませんが・・・



それから、園内には今日もたくさんの方がお花見に来られました

先日いただいたDVDを館内で見ていただこうと、只今準備中です

鳥獣保護センターも、少しずつでも変わっていけるように努力したいと思っています

来る度来る度同じでは、面白くないとは思いつつも・・・

大きく変えることはできないかもしれませんしかし、小さなところが何か変わっているかもしれません

そこを探していただけると、嬉しく思いますだって、小さな変化に気がついていただけるということは、その方が興味を示してくださった結果ですから


春の陽気・・・

2008年03月28日 | Weblog
今日は、たくさんの方が遊びにきてくださいました

サクラの下で写真を撮られる方、園内を散策される方、本館展示室を見学される方・・・

春休みということもあり、近くの小学生たちは毎日遊びに来てくれます

自然の中で遊ぶということ自体が難しくなっているのに、近くにこれだけ広い公園があるというのは子供達にとってもいいことですね

風はまだまだ冷たいですが、日中は汗ばむくらい暖かです


それから・・・
今日は、リハビリ中のメジロさんたちが水浴びをしました

何かと忙しく、ここのところ水浴びをさせてあげられずにいたら・・・
すり餌で水浴びを始めてしまいました

これは、『水浴びをさせろ』と訴えているのだなあ・・と思いつつ、今日は全員水浴びをしました

メジロさんを水浴びさせると、体全部で喜んでいることを表現してくれます

水浴びをさせた後は、食欲も旺盛になりご機嫌で囀っています


そんな水浴びの状況をリハビリ中のオオルリさんは『何やってんの?』と興味津々で眺めていました

野生のメジロさんたちはサクラの花の蜜を吸うため、忙しく飛び回っていました


ヒカンザクラ 只今満開です!!

2008年03月27日 | Weblog
とてもきれいです今の鳥獣保護センターは・・・
説明はうまくできませんので、ご自分の目で見に来てください

一雨ごとに花が散っていきますので、早めがいいかと思います

今日は、数名で見に来られて本館周辺でお弁当を食べて行かれた方がいらっしゃいました

ただ、今日の熊本のお天気は変な天気で・・・朝は晴れていたのに、昼には雨が降り雷もなり夕方にはまた晴れました

気温も上がらず、寒い一日でしたのでせっかく見に来てくださった方々も早めに帰られました

明日からはまたお天気も良さそうですのでお花見日和かと思います

ソメイヨシノも少しずつ咲き始めていますので、ヒカンザクラが終わってもしばらくはお花見ができるかと思います

『花の命は短くて』という言葉の通り、花が終われば散った花びらのお掃除が待っています晴天が続いた時はいいのですが、これに雨でも降ったら悲惨です

まあ、きれいな花を見せてくれるので文句は言えませんが・・・
きれいな時期にたくさんの方々に見ていただきたいと願っています



それから・・・
今日は、羽根をけがしたツバメさんが運ばれてきました
野鳥の移動の時期ですねけがのないように移動してくれるといいのですが

数日姿を見せなかったシロハラさんたち・・・もう帰る準備を始めたのかなあと思っていたら、今日は気温が低かったせいか本館周辺で土を掘ってました雨にも負けず・・・

窓の外をぼぉーっと眺めていると、茶色の物体が横に移動するので何か動物がいるのか?とよく見ると、シロハラさんが走ってました
よく見てると、飛ぶより走っている姿を見かける回数が多いのです

しかしこの姿も、もうすぐ見られなくなってしまいます次は、今年の冬ですね

いよいよ春ですね・・・

2008年03月24日 | Weblog
鳥獣保護センターでは、毎年春になると『わらび』が顔を出します

毎年恒例なので、ご存知の方はわらび狩りに来られます


一人でたくさんお持ち帰りになる方もいらっしゃいますが・・・できれば、みなさんに春を感じていただきたいので独り占めではなく、ご自宅で召し上がる分だけをとっていただけると、より多くの方がわらび狩りを楽しむことができますご協力をお願い致します


1日でたくさん採るのではなく、また後日採りに来て頂ければ新しいわらびが新たに顔を出してくれます

少しずつ何回も足を運んでいただき、サクラの花も見ることができますし森林浴を兼ねていただければ・・・と思います


お天気が良ければ、とても気持ちがいいかと思います。お花見・わらび狩り・森林浴が一度に楽しめます

野鳥のさえずりを聞きながら、外で食べるお弁当は格別なのではないでしょうか?

1日雨でした・・・

2008年03月23日 | Weblog
今日は、熊本は1日雨でした

せっかくヒカンザクラがほぼ満開を迎えたのに・・・でも、明日からはお天気が良さそうなのでよかったです

なぜか、桜が満開になる時期には雨が多く花見をする前に花が散ってしまうことが多いですね


ヒカンザクラは、今日の雨で散りはしませんでしたので見ごろを楽しむことができるかと思います


雨が降ってもがんばっているのは、シロハラさん
雨にも負けず・・・と土を掘り起こし餌を探しています体はぬれているのにそんなのおかまいなしよという感じでした

ここ数日は、『シメさん』が遊びにきてくれます
今日も雨の中、遊びに来てくれていました餌台でスズメさんとシメさんが出会いましたが、お互い知らん顔でした

野鳥も表情がない分、行動を見ていると楽しいですねいろんな表現をしてくれます

それから、今日は羽根を怪我したツグミさんがやってきました羽根を傷めているものの、食欲旺盛ですあまりカゴを覗き込むとバタバタと暴れ、逆に羽根を傷めそうなので今はそっと様子を見ています



今年は、今日現在で傷病鳥の収容数は1,100羽を超えましたこの数が多いということは、いいことではありませんそれだけの野鳥達が怪我をして運ばれてきたということです数が少ないということは、人間社会とうまく共生ができて怪我をする野鳥が少ないということに繋がるのですが・・・

熊本県民の野生鳥獣に関心が深まったということも数が増えたことに繋がるのかもしれませんそれで数が増えたのであれば、助かる命も増えたということになりますが・・・
どちらにしても一長一短ありますね

これからも、運び込まれた命を1羽でも1頭でも多く助けられるようにがんばりたいと思います



ヒカンザクラが開花しました

2008年03月21日 | Weblog
鳥獣保護センターの本館前道路のヒカンザクラが開花しました
思っていたよりも、暖かい日が続いたせいか予定が早くなりました

満開は、日曜日頃になりそうです

ヒカンザクラは、ソメイヨシノよりピンクが強くきれいです

本館前から見えますので、毎年デイサービスでおじいちゃんやおばあちゃんたちをつれて来て、お花見をされます

健康な方の車の乗り入れはお断りしていますが、体が不自由だったり、高齢者の方・ベビーカーを使用される方々の車の乗り入れはOKです

ただし、本館前のスペースはあまり広くありませんので、事故防止のため事前にお電話いただき予約申込をしていただけると助かります

歩いて見に来られる方は、いつでも自由に見ていただけます。

日中は暖かくなりましたので、是非遊びに来てください
お待ちいたしております

嬉しい贈り物・・・

2008年03月19日 | Weblog
今日は、すてきなプレゼントを持った方が鳥獣保護センターへいらっしゃいました


そのプレゼントとは、DVDなのですが・・・
熊本市内から、いつも鳥獣保護センターの園内を歩くために来られる方だそうです

その方がお持ちになったのは、『鳥獣保護センター 秋・冬』と題されて鳥獣保護センター内の木々や花・野鳥達の写真を映像にまとめたものでした

とてもきれいな園内の映像に、みんな見入ってしまいました


その方は、何年もかけて写真を撮り貯めDVDにまとめてくださったそうです園内をきれいにしてくれて歩きやすくなったことが嬉しいから・・・とおっしゃっていただいたそうです


私たち職員は日々の仕事に追われ、気がつかないような映像もあり、そんな隅々まで見ていただいていたことに感謝です


鳥獣保護センターのプロモーションビデオと言っても過言ではないDVDをプレゼントしていただき、本当に嬉しかったです

一人でも多くの方に見せたい映像ですこの映像は、夏の暑い中に草刈や園内の整備を行ってきた職員も大変喜ぶと思います

鳥獣保護センターを心から大切に思ってくださる方がいらっしゃることにあらためて気付きました

本当にありがとうございました。

第40回 愛鳥教室も無事に終了しました

2008年03月17日 | Weblog
昨日、第40回 愛鳥教室を開催しました総勢60名の方々にご参加いただき、とても賑やかでした

感謝状贈呈式では、益城中学校美術部から来園いただきました

天候もよく、暖かな1日でした

お昼には、協賛の『みふね観音温泉 華ほたる』より豚汁をご用意いただきましたので、自然の中で食事をしました

子供の頃は、遠足などで野外で食事をすることもありますが、大人になればなかなかそんな機会もなく・・・

自然を満喫していただいたのではないかと思います

ただ、こんな時期ですので花粉症で辛そうな方が数名いらっしゃいました

街中の空気よりも、山の中の空気は澄んでいると思いますので森林浴にもなったのではないかと・・・

子供たちも、元気に走り回り自然に親しむことも大切なんだ・・・と改めて思った1日でした

日本野鳥の会 熊本県支部の 光永講師・永野講師・前田講師ありがとうございました

それから、たくさんのご参加本当にありがとうございました。

イベントがなくても、これからの時期はお花見もできますので またぜひ遊びに来てください

あと1週間ほどで、ヒカンザクラが開花するのではないか・・・という予想です

アオゲラさんの悲劇・・・

2008年03月13日 | Weblog
今日は、園内でアオゲラさんを見たそうです実際私は確認できなかったのですが

アオゲラさんという鳥を皆さん御存知でしょうか?

キツツキの仲間で、大きさはシロハラさんより少し大きい位の野鳥です

なぜ、アオゲラさんの悲劇なのかと申しますと・・・

以前、鳥獣保護センターに衰弱して運び込まれたアオゲラさんのお話しです
運ばれてきた時は衰弱していたこともありおとなしかったので、一般的な鳥かごで飼育を始めました


しばらくすると、自力で餌もたくさん食べることができるようになりました
そこまでは良かったのですこれから先は職員の悲劇です


キツツキの仲間ですから、本来は木をつつきます(ドラミングと言います)しかし、それが金属の部分を思い切り突付き始めたのです


その音は、職員を悩ませるほどの大きな音でした悲劇は続きます・・・
ドラミングの音も激しいのですが、『籠から出せ』と訴えるかのように今度は雄叫びをあげ始めましたしばらくはそんな生活を続けていたのですが、羽根の状態もよくなり餌もたくさん食べ、籠の中で暴れるので逆に羽根を傷めてしまう可能性があったので、外の救護舎へ移動させました

そしたら・・・数日はおとなしくしてくれていたのですが最後の悲劇でした

移動させて1週間ほど過ぎた頃、壁の板をつついて穴を開けそこから逃げ出してしまいました

結果的に元気に飛んでいってくれたので、いいことなのですが・・・

その後、職員はアオゲラさんの開けた穴の補修をするはめに

野外でアオゲラさんの声を聞けば、そう大きな声には聞こえないのですが部屋の中で聞けば相当大きな声です


同じキツツキの仲間でも、コゲラさんは体も小さいので行動もかわいらしいですドラミングの音もかわいいものです

今日は、アオゲラさんが園内にいたことを聞いてこの悲劇を思い出しました大騒ぎしたアオゲラさんのお話しでした


メジロさんは今年の主役?

2008年03月12日 | Weblog
今日、先日リハビリのため預かったメジロさんたち十数羽は広いリハビリ小屋へお引越ししました

後は、羽根の力を取り戻すのを待つだけ・・・餌はミカンや虫も食べることができるようになりました

最近、新聞の投稿欄や写真などメジロさんを主役?にした記事がたくさん載っていますね

庭にやってくるメジロさんたちは、人の心も癒してくれるのでしょう

かわいらしい姿を見せてくれるのは、メジロさんだけではありません。よく観察すると、ジョウビタキさんやヤマガラさん・スズメさんもかわいいですよ

シロハラさんになると、少々体が大きいので動きも大きくなります

私は個人的に今楽しんでいるのは、シロハラさんの後ろにそぉーっとまわり追いかけると、走って逃げるのが楽しいです

普通鳥は人間が近づくと、飛んでいってしまうのに・・・なぜかシロハラさんはとっさの場合には走って逃げていきますその走るスピードはかなり速いです

野鳥も、その種類によって特徴があって見ていると楽しいですよ

今日は、餌台で『コンコン』と音がするので何の音かと思って近づいたら・・・
ヤマガラさんがヒマワリの種をその場でコンコンと音をたてて割って食べようとしていました

結果的に私が覗きに行ったので、食べることはできなかったようでした

ヒマワリの種をくわえて飛んでいく姿はよく見かけますが、その場で食べようとする姿は見かけませんでしたしかも音までたてて・・・

ケガをしたりして運ばれてくる鳥獣を見ていると、同じ種類でも性格が違うんだなぁと思います

餌を食べる食べ方一つとっても、違うんですよ長期飼養すると更に違いがわかります(一般の方の野鳥の飼育は法律で禁止されていますあくまでも鳥獣保護センターだからできることです。あしからず・・・)

人間と違って表情が出ないので、なかなかわかりにくいかもしれませんが・・・行動を見ていると確実に違います

獣については、タヌキさんの赤ちゃんが誤認救護され兄弟全部連れて来られても性格が違います獣になると違いがわかりやすいのですが

動物は面白いですね今、何を考えているのだろう?とか何ておしゃべりしてるんだろう?など想像するとちょっと楽しいです

しかし・・・動物が人間の言葉を思いのまま話したら、ペットを飼う人もいなくなってしまうかもしれませんね

昨日、『お父さんとお母さんは夫婦喧嘩してたんだよ~』なんて御近所さんにお話されたら大変ですもんね

でも、聞いてる方は楽しいかもしれませんね