テミス様がみてる

「ごきげんよう、女神さま」

ストレス・テスト

2011-08-11 23:56:23 | 日誌(二振り後)
ごきげんよう



某研究所の短答実力診断テストを受けてきました。

6時間30分で○×の正誤問題を1500肢・・・なんですが、マークシートの記入する選択肢が一問につき5つありました。そう、○×式なのに肢が5つ。


どういうことかというと


「私権の享有は、出生に始まる」

という問題文があったとすると・・・


マークシートには

◎確実に正しい ○たぶん正しい ××確実に誤り ×多分誤り ?分からない

の5個のうちから選んで解答します。


これは「知識の有無を正確に判定するため」のものなので、答えが「正しい」場合に◎又は○のいずれをマークしても点数は変わらないとのこと。


確かに今までに見たことがない方式。さすがの私も「こんな方法があったのか」と驚いてしまいました。


しかし、この5つの肢が案外曲者でした。

“確実に正しい”とまで言えるのか、“多分正しい”というレベルに過ぎないのか、この区別が意外と難しい。
普段なら、なんとなく「○だろー」ってリーガルマインドを駆使して切るような肢が、“多分正しい”か“分からない”のどちらに当たるかという区別はもっと曖昧です。

自分に「素直に答えろ」と言い聞かせながら解答していく感じは、心理テストを延々とやらされているみたいでした。
一応自分の中で判断の基準を設けていましたが、一度「?」をマークすると、その後「?」の解答が続くところも心理テストぽかったです。

“あなたは少々見栄っ張りで優柔不断なタイプです”

なんて診断結果出ませんよね・・・?


また、問題自体は基礎確認らしく、一度は見たことあるような肢ばかりだったので、上記の“悩み”を除けば解答に時間はかかりません。しかし、問題が大量かつ制限時間が結構シビアだったため、どんどん解いていく必要があり、かなりの集中力を要するテストでした。
むかし自動車教習所の適性テストで、簡単な算数の問題を大量に解くというのを受けさせられましが、あれと同じくらいの苦行でした。法律の実力以外にも、集中力とか忍耐力とも診断されてるのかと思いましたね・・・。


午前の部で憲法の終盤辺りから早くも集中力が切れ始め、そのツケが回り50肢を残した時点でまさかの時間切れ。午後の部は意地でも終わらせようと頑張ったため、なんとかギリギリで時間内に終わらせることができました。
中には20分以上前に終わらせてた人もいました。あやかりたいです・・・。

内容面は、明らかな条文問題や判例問題が多々あり、非常にまずい。商法は?のオンパレードでした。がんばって復習します。


「あー、これなんだっけー?」って感じでイライラ、問題を延々と解かされてイライラと、とにかくストレスフルなテストでした。
正直もう二度と受けたくないですが、苦労して解答した分、どんな診断結果が帰ってくるのか楽しみです。




☆追記

すっかり忘れてましたが、診断結果についての追記です。

全体の成績としては、両訴を除いて正答率が上位25%の平均より下回るって感じでした。知識の正確さについてはまだまだ遅れをとっているみたい。短高論低の人間としては、もっと頑張らないと。

さて、肝心の診断結果の方ですが、成績表の中で目新しい部分は、「確信解答率」と「確信解答正答率」が表示されているところです。
「確信解答率」とは、全肢中“◎確実に正しい”を選択した肢の割合を、「確信解答正答率」は、“◎確実に正しい”を選択した肢の正答率を表しています。

私の場合、「確信解答率」は66.7%(上位25%平均は、56.4%)、「確信解答正答率」は90.3%(上位25%平均は、89.9%)でした。
どちらも高い数値のようなので、私の自信が確信に変わりました。

ちなみに、“?分からない”の肢の割合(私は6%)について、他の受験者の平均との比較は数値化されていなかったのですが、円グラフを見る限り、全国平均の2倍はあるみたいです。
つまり、私は全国の受験生の2倍正直・・・いや優柔不断といえるでしょう。


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2 Comments

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Unknown (Yu)
2011-08-12 18:47:21
テストお疲れ様でした。
6時間半とはかなりの苦行ですね。


「確実に正しい」にマークしたところをたくさん間違えたら、やはり見栄っ張りになってしまうのでしょうか。。。

逆に、たぶん正しいのマークでほとんど間違えなかったら、「もう少し自信を持ちましょう」となるのでしょうか。



Unknown (アン帝)
2011-09-07 19:24:55
Yuさま、ご無沙汰しております。

もはやどうでもいいかと思いますが、成績表について追記しておきました。

いろいろ選択肢があった割には、結局“確実に正しい”の肢をどんだけ選んだかどうかが重要みたいだったようですね。

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