テミス様がみてる

「ごきげんよう、女神さま」

過ちて改めざる 是を過ちと謂う

2011-02-19 01:02:04 | 日誌(予備校関連・二振り目)
ごきげんよう


本日の過去問答練は21年刑法と20年刑訴でした。
両方とも途中答案。刑訴は珍しく7枚も書いて途中答案。

規範定立部分とあてはめ部分で長くなってズルズルいってしまった感じでした。

規範定立部分は理解不足からちゃんとした理由付けが出来ずに長く分かりにくい論述になってしまいます。合っているか不安なのでつい長く書いてしまう感じですね。
再現答案では一言で理由付けしてバシッと規範定立出来ているものがありますが、ああいう答案は前提知識があやふやだと絶対に書けません。
論証覚えても仕方がないので、とにかく条文の押さえをしっかりやるしかないです。

あてはめでは、事実評価の理由付けが難しい場合に無理な論述になってしまうことが多いです。
理由付けが難しい評価は、おそらく“社会一般的なな感覚”とは異なる無理筋な評価なので、そういう時はその事実の使う場所が間違っている場合が大半なんでしょうな。
一行程度の理由付けで納得出来ない事実評価は、点にならないと考えておいても良いかもしれません。
事実を使うことにばかり目がいってしまいがちでしたが、無理して事実を使っても時間と紙の無駄なんで気をつけたいです。

ただ、あてはめにくい規範を立ててしまうと、正しい事実でも評価付けが難しくなってしまいます。
結局は知識なのか。



前回の添削結果の方は…

19年刑法  45点(55点)
21年刑訴法 45点(47点)

(※左が先生の添削の点数で、括弧内が研究所の一般採点者の点数です。)

うーん、こんなもんでしょうとしか。

19年の刑法は詐欺罪は不成立としてしまいましたが、正確には欺もう行為と財物交付との間の因果関係が欠けているだけなので、詐欺未遂は成立するようです。
横領罪の「自己の占有」については、誰との委託信任関係に基づくものであるかの認定をしっかりしないと。


来週からはいよいよ22年の問題。その前に採点雑感は出るのか?


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。