テミス様がみてる

「ごきげんよう、女神さま」

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スイートホーム炎上事件(後編)

2012-11-26 21:26:55 | スイートホーム炎上事件


大阪弁護士会作成のフリーゲーム「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」の攻略記事の後編になります(※前編はこちら)。

前編の公開から早くも3ヶ月近く経ってしまいました。迅速な裁判を受ける権利を侵害された森山被告には、本当に申し訳なく思っています。

では、今回はボリュームがあるため、サクサク攻略していきたいと思います。




審理2日目は、被害者の証人尋問からスタートです。


こちらが、被害者の中村数樹さん(27)。 亡くなった中村美冬さんの夫です。


またイケメンか……。


てか、イケメンで、27歳で、会社経営者で、奥さん美人で(死んじゃったけど)、スイートホーム持ちで(燃えちゃったけど)、おまけにメガネで……。
どんだけスペック高いんだこの人。

さすが、イケメン森山被告をして「ハイスペックなカップル」と言わしめるだけはあります。


しかも、私のはかりんまで……


はかビッチ「想像以上にイケメンなんですけど!」



しかし、なんというか……


この男、とても怪しいです。



証言台では、愛する妻を失った悲劇の主人公のように振舞っていますが、事故で歩けなくなったお嫁さんが死んで身軽になったことで、心の底ではほくそ笑んでいるのではないでしょうか。

車椅子になり手がかかるようになった妻を、森山被告の放火に見せかけて殺害。ついでにリフォームの失敗したスイートホーム(笑)も処分出来ます。動機もばっちり。
第一、奥さん死んだのに、こんなおしゃれスーツで証言台に立つのは、どう考えても怪しいです。しかも、メガネだし。
これは真犯人が中村、森山被告は無罪で決まりでしょう。このゲームのエンディングが見えました。




……ところが



中村には、犯行時間に同窓会の二次会で同級生とカラオケをしていたという、完璧なアリバイがあったようです。こんなの絶対おかしいです。

完璧な人間に、完璧なアリバイ。

ここから得られる答えは…


そう、トリックです。

中村は、同級生とカラオケをしながら、なんらかのトリックを用いてマイ・スイートホームを放火したのです。
しかも、イケメン森山に罪を擦り付けるため、森山被告がスイートホームの近くを通る時間を狙って!


私は、ついに事件の真相にたどり着いたものの、彼のトリックを暴くための証拠が足りません。
もちろん、他の裁判員たちは気付いていないようで、中村に対してトンチンカンな質問をしています。

このままでは、真犯人の中村を取り逃がし、イケメン森山が無実の罪で裁かれることになる……。
この時、私の脳裏に最悪のシナリオがよぎりました。


結局、中村の証人尋問からは、有力な証拠を得ることが出来ませんでした。
まぁ、完全犯罪を計画するような男が、こんなところでボロを出すわけがないことは、十分に想定していましたが。
なんとかして、他の証拠から奴のトリックを暴かなければなりません。



次は、弁護側証人の太田ひろ子(46)



おばさんの話には興味ないのですが、ビッチとはいえ、はかりんに頼まれたからには、尋問しない訳にもいきません。

内容は、スイートホーム近くの駐車場で森山被告を目撃した……的な話だったと思います。やっぱり興味が無かったので、あまり覚えていません。

というわけで、このおばさんの話からも、有力な手がかり無し。
そろそろ雲行きがあやしくなってまいりました。



そうこうしている間に、被告人質問になってしまいました。
こうなったら森山被告自らの手で疑いを晴らしてもらうしかありません。


と、そこでなんと衝撃の発言が!


「中村さんは昼は家にいないし…(中略)…つい……」


この男、中村が働きに出ていることをいいことに、昼間にスイートホームで美冬さんと密会してやがったようです。



「別にそんな、やましいことはいっこもないです」


やましいことしてる奴は、皆そう言いますよ。
中坊の頃の憧れのマドンナに十数年ぶりに再開して、それでついつい“火遊び”しちゃいました……
ってやかましいわ!!


というわけで、放火される前からスイートホームは燃え上がっていたわけですが、だからといって、それだけで森山被告が放火犯(刑法的な意味で)となるわけではありません。
一つでも多く、真犯人・中村を追い詰める証拠が欲しい……。


……しかし、無常にもタイムアップ。

結局、中村が真犯人であることを示す有力な手がかりを得ることなく審理は終了してしまいました。
こうなったら、評議の場で他の裁判員を説得し、真犯人・中村の悪事を暴くしかありません。
有力な手がかりが一切無い非常に厳しい状況ですが、やるしかない。


「アンドロメダの名にかけて!!」



評議パートでは、個々の争点ごとに他の裁判員・裁判官と議論をしていきながら、最終的には有罪か無罪かの評決を出すことになります。
議論の際には、証拠を指摘したり(黙っていると他の人が勝手に指摘してくれます)、
表示された選択肢を選び自分の意見を述べて、他の裁判員を説得することができます。

しかし、ここで私は、コマンド選択式アドベンチャーゲームの最大の問題点に気付くことになります。


そう、表示される選択肢(コマンド)以外の発言が一切できないのです。

そして、その選択肢の中には、中村が真犯人であることを指摘するものは、一つもありませんでした。


真犯人が中村であるという私の推理は完璧なはずだったのですが、まさか中村がコマンド選択式ADVの特性を利用し、私の意見を封殺する手口まで使ってくるとは、さすがに予想出来ませんでした。

なす術がない私をあざ笑うかのように、評議は予定調和的に進んでいき、そして、ついには私の考える真実とは全く異なる評決が出されてしまいました。

こうして、一人のイケメンの運命は決まったのです。



+ + + + +



エンディングをいうと、我々は森山被告に対し懲役7年の刑を宣告し、裁判は終わった。
それは同時に、中村に対して我々が完全敗北したことを意味するのだが、そのことに気付いているのは、裁判体の中ではおそらく私だけだろう。

ゲームとして人を裁くことの限界が、そこにはあった。



ゲームの中から現実世界へ戻った私は、なんとなく部屋の隅に追いやられた小さなダンボール箱に目をやった。

「そろそろ“第一審公判手続の概要”でも読み始めるか……」

そっとノートパソコンを閉じ、白表紙をダンボールの中から引っ張り出そうとしてやっぱり止めた私の姿を、親とテミス様だけが見ていた。




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スイートホーム炎上事件(前編)

2012-08-23 13:55:20 | スイートホーム炎上事件
ごきげんよう


趣味の(ネット)サーフィンに没頭していたところ、面白そうなゲームを発見しましたので、やってみました。

その名も、「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」

「スイートホーム殺人事件」ではなく、「スイートホーム炎上事件」となっているところがミソです。


内容は、ズバリ“裁判員になって被告人を裁くゲーム”です。
ジャンルは“裁(さば)ゲー”とでも言うのでしょうか。

無料でダウンロードできるフリーゲームなのですが、大阪弁護士会が企画・作成したとあって、本格的な裁判員裁判を体験することができます。




では、さっそく始めてみましょう。


ゲームを開始すると、いきなり火災から逃げ遅れた被害者のシーンから始まります。


こちらが被害者の中村美冬さん(人妻)

一年前の交通事故のせいで車椅子生活になり、不幸にも今回の自宅の放火から逃げ遅れ、亡くなってしまいます。

最後の言葉が、よりにもよって、

「私の、夢の、家……」

ということから、夢のマイホームを燃やされたことが相当悔しかったのだろうと推測できます。




次に、プレイヤーの情報を入力する画面になります。


名前、年齢、性別、一人称を自由に入力でき、ネカマプレイも楽しめる自由度の高いシステムを採用。
お気に入りのキャラ設定で裁判員ライフを楽しもう!

ただし、性別を女性にしても、自分の口調はどこかおっさんっぽいままなので、ガッカリしないように。
男性陣から、ちやほやされたりするイベントもありません。

あと、リアルな裁判員ゲームを謳っているだけあり、未成年という設定も出来ないため、夢のロリ裁判員になることは諦めましょう。
その代わり、上は99999999999999999才まで設定可能ですので、人間をやめることは可能です。



キャラ作りを終えると、いよいよゲーム開始。



ここが舞台となる大阪地方裁判所です。





こちらが、今回の裁判を担当される裁判官の方々です。


真ん中から、西条J、番場J、菅野J





だそうです。




次に、検察官のお二人


女性の検事さんは、とても綺麗な方ですね。



ちなみに、一度クリアすると、秋Pこと秋雨検事に個人的な質問をぶつけることができるというおまけコーナーが楽しめます。




どうやら、秋PはドSだそうです。


ゾクゾクしますね。




こちらが、今回の弁護人


葉刈(はかり)弁護士、すごくかわいいです。
思わず護ってもらいたくなるタイプですね。




そして、これが裁判員の方々です。


※裁判員の方々のプライバシー保護のため、画像に一部修正を加えています


この5番の方も、なかなかに可愛らしい方なのですが、

常にりんごを持ち歩き、それを人前で「くんかくんか」する

という、少々危ない性癖の持ち主です。


※私が5番の方を「くんかくんか」している訳ではないので、勘違い無きように


まぁ、私は“はかりん派”なので、あまり問題ありません。




さて、裁判長から説明を受け、裁判員全員で宣誓をすれば、いよいよ開廷です。


まずは、冒頭手続です。

冒頭手続の順番の覚え方と言えば、そう、

「にん き の もく ざい」

にん:人定質問
き :起訴状朗読
もく:黙秘権告知
ざい:罪状認否

ですよね。
この語呂合わせは、私が知っている語呂合わせの中で、最も出来がいい部類に入ると思います。使用頻度も高く、大変お世話になりました。




そして、これが今回の被告人


森山健一(イケメン)

裁判員がビッチだったら、それだけで無罪にしそうなくらいのイケメンです。
私的には、5番の方が危ないと思います。



そんな彼の主張は…


「私は無実です!」


そりゃ、そう言いますわな。

ゲーム的に。



ちなみに、秋Pによると


被告人と被害者は中学の時の同級生で、美冬さん(当時JC)は、森山被告の憧れの存在だったようです。なにやら妖しい香りがしますね。




そして、冒頭手続やら、冒陳やら、ごちゃごちゃしたのが終わると、いよいよ証人尋問です。


この方が、証人の水野恵太さん(35)


元気さと若作りなところが取り柄です。



証人尋問や被告人質問では、裁判員の一人として、実際に質問をすることが出来ます。


選択肢の中から、自分が質問したい事項を選んで質問します。


ただし、質問できる事項は3つのみ。
質問の仕方によっては、この後の評議の際に選べる選択肢が減ってしまい、最悪の場合には他の裁判員を説得することが出来なくなってしまいますので、慎重に選ぶ必要があります。

自分以外にも、他の裁判員や裁判官もガンガン質問してくるので、頑張って質問しましょう。
なぜか、他の裁判員の方と質問が重なると、私の質問は必ず後回しにされてしまいます。何か裁判長の気を損ねるようなこと、しましたかね?



証人尋問が終わると、一日目は終了。

帰宅時には、一緒に帰る相手を選べます。
もちろん、私はビッチこと5番の方と一緒に帰ります。


と思ったら、BBAお姉さま2人まで一緒に付いてきました。空気読んでください、マジで。


ちなみに、他の人と帰るのが億劫であれば、一人で帰ることも出来ますので、コミュ障のあなたでも大丈夫。


こうして、裁判員体験一日目を、無事終えることが出来ました。






「スイートホーム炎上事件(前編)」いかがでしたでしょうか。

次回は、被害者として美冬さんの旦那さんが証言台に立ちます。イケメン森山被告の被告人質問にも目が離せません。
そして、いよいよ評議、運命の判決と、裁判はクライマックスを迎えます。

果たして、イケメン森山被告の運命は……
判決はいかに。


次回、「スイートホーム炎上事件(後編)」

“真実は、いつも一つ!”





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