テミス様がみてる

「ごきげんよう、女神さま」

ハロー グッバイ

2012-11-26 23:55:27 | 日誌(合格後~修習開始)
今日で65期の二回試験が終わり、明日からは、ついに66期の司法修習が始まります。

長い間(準)ニートとしてゴロゴロしてきた私も、明日からはニートを卒業し、毎朝早起きして研修に励むことになります。

司法修習はずっと楽しみにしてきたイベントなのですが、新生活が始まることへの不安と、ほとんど準備なしでOJTに放り込まれる焦りから、今は少々憂鬱な気持ちです。
さっそく導入起案があるのも影響しているかもしれません。開始早々、任官への道が閉ざされることを思うと、弁護士志望とはいえちょっぴり切なくなりますよね。

正直なところ「働いたら負けだな」という気持ちは少しありますが、念願のニート卒業の切符を手に入れたからには、明日から本気を出して頑張ろうと思います。


さて、いきなりの報告となりますが、私のニートからの卒業をもって『テミス様がみてる』の司法試験編は終幕となります。

ブログ開設から822日。総エントリー数274件。総コメント数145件(うち半数は私がお返事として書いたものですが)。
ブログを始めたのは一回目の合格発表前で、体感的には「あっという間」な感じなのですが、こうして数字にしてみると、「まぁ、よく続いたな」と自分の無駄な継続力に驚くばかりです。

元々は再現答案を公開するブログとして始めたものが、日々の勉強記録へと変化し、最後は、単なる日記帳+ネタ帳という私の完全な趣味と化していました。
ただ、こんなブログであっても、広大なネットの海から見つけてくださり、しかも定期的に遊びに来てくださった方が何人もいらしたことは、一ブロガーとしてこれほど嬉しいことはありません。
さすがに、あれだけリアル割れするとは思ってもいませんでしたが。

というわけで、『テミス様がみてる』も一区切りなわけですが、私の法曹を目指す戦いは始まったばかりです。形を変えて、お目に掛かることがあると思いますので、気が向いたらまた「アンドロメダの帝王」の無駄話におつき合いください。


ごきげんよう。

―了―  
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スイートホーム炎上事件(後編)

2012-11-26 21:26:55 | スイートホーム炎上事件


大阪弁護士会作成のフリーゲーム「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」の攻略記事の後編になります(※前編はこちら)。

前編の公開から早くも3ヶ月近く経ってしまいました。迅速な裁判を受ける権利を侵害された森山被告には、本当に申し訳なく思っています。

では、今回はボリュームがあるため、サクサク攻略していきたいと思います。




審理2日目は、被害者の証人尋問からスタートです。


こちらが、被害者の中村数樹さん(27)。 亡くなった中村美冬さんの夫です。


またイケメンか……。


てか、イケメンで、27歳で、会社経営者で、奥さん美人で(死んじゃったけど)、スイートホーム持ちで(燃えちゃったけど)、おまけにメガネで……。
どんだけスペック高いんだこの人。

さすが、イケメン森山被告をして「ハイスペックなカップル」と言わしめるだけはあります。


しかも、私のはかりんまで……


はかビッチ「想像以上にイケメンなんですけど!」



しかし、なんというか……


この男、とても怪しいです。



証言台では、愛する妻を失った悲劇の主人公のように振舞っていますが、事故で歩けなくなったお嫁さんが死んで身軽になったことで、心の底ではほくそ笑んでいるのではないでしょうか。

車椅子になり手がかかるようになった妻を、森山被告の放火に見せかけて殺害。ついでにリフォームの失敗したスイートホーム(笑)も処分出来ます。動機もばっちり。
第一、奥さん死んだのに、こんなおしゃれスーツで証言台に立つのは、どう考えても怪しいです。しかも、メガネだし。
これは真犯人が中村、森山被告は無罪で決まりでしょう。このゲームのエンディングが見えました。




……ところが



中村には、犯行時間に同窓会の二次会で同級生とカラオケをしていたという、完璧なアリバイがあったようです。こんなの絶対おかしいです。

完璧な人間に、完璧なアリバイ。

ここから得られる答えは…


そう、トリックです。

中村は、同級生とカラオケをしながら、なんらかのトリックを用いてマイ・スイートホームを放火したのです。
しかも、イケメン森山に罪を擦り付けるため、森山被告がスイートホームの近くを通る時間を狙って!


私は、ついに事件の真相にたどり着いたものの、彼のトリックを暴くための証拠が足りません。
もちろん、他の裁判員たちは気付いていないようで、中村に対してトンチンカンな質問をしています。

このままでは、真犯人の中村を取り逃がし、イケメン森山が無実の罪で裁かれることになる……。
この時、私の脳裏に最悪のシナリオがよぎりました。


結局、中村の証人尋問からは、有力な証拠を得ることが出来ませんでした。
まぁ、完全犯罪を計画するような男が、こんなところでボロを出すわけがないことは、十分に想定していましたが。
なんとかして、他の証拠から奴のトリックを暴かなければなりません。



次は、弁護側証人の太田ひろ子(46)



おばさんの話には興味ないのですが、ビッチとはいえ、はかりんに頼まれたからには、尋問しない訳にもいきません。

内容は、スイートホーム近くの駐車場で森山被告を目撃した……的な話だったと思います。やっぱり興味が無かったので、あまり覚えていません。

というわけで、このおばさんの話からも、有力な手がかり無し。
そろそろ雲行きがあやしくなってまいりました。



そうこうしている間に、被告人質問になってしまいました。
こうなったら森山被告自らの手で疑いを晴らしてもらうしかありません。


と、そこでなんと衝撃の発言が!


「中村さんは昼は家にいないし…(中略)…つい……」


この男、中村が働きに出ていることをいいことに、昼間にスイートホームで美冬さんと密会してやがったようです。



「別にそんな、やましいことはいっこもないです」


やましいことしてる奴は、皆そう言いますよ。
中坊の頃の憧れのマドンナに十数年ぶりに再開して、それでついつい“火遊び”しちゃいました……
ってやかましいわ!!


というわけで、放火される前からスイートホームは燃え上がっていたわけですが、だからといって、それだけで森山被告が放火犯(刑法的な意味で)となるわけではありません。
一つでも多く、真犯人・中村を追い詰める証拠が欲しい……。


……しかし、無常にもタイムアップ。

結局、中村が真犯人であることを示す有力な手がかりを得ることなく審理は終了してしまいました。
こうなったら、評議の場で他の裁判員を説得し、真犯人・中村の悪事を暴くしかありません。
有力な手がかりが一切無い非常に厳しい状況ですが、やるしかない。


「アンドロメダの名にかけて!!」



評議パートでは、個々の争点ごとに他の裁判員・裁判官と議論をしていきながら、最終的には有罪か無罪かの評決を出すことになります。
議論の際には、証拠を指摘したり(黙っていると他の人が勝手に指摘してくれます)、
表示された選択肢を選び自分の意見を述べて、他の裁判員を説得することができます。

しかし、ここで私は、コマンド選択式アドベンチャーゲームの最大の問題点に気付くことになります。


そう、表示される選択肢(コマンド)以外の発言が一切できないのです。

そして、その選択肢の中には、中村が真犯人であることを指摘するものは、一つもありませんでした。


真犯人が中村であるという私の推理は完璧なはずだったのですが、まさか中村がコマンド選択式ADVの特性を利用し、私の意見を封殺する手口まで使ってくるとは、さすがに予想出来ませんでした。

なす術がない私をあざ笑うかのように、評議は予定調和的に進んでいき、そして、ついには私の考える真実とは全く異なる評決が出されてしまいました。

こうして、一人のイケメンの運命は決まったのです。



+ + + + +



エンディングをいうと、我々は森山被告に対し懲役7年の刑を宣告し、裁判は終わった。
それは同時に、中村に対して我々が完全敗北したことを意味するのだが、そのことに気付いているのは、裁判体の中ではおそらく私だけだろう。

ゲームとして人を裁くことの限界が、そこにはあった。



ゲームの中から現実世界へ戻った私は、なんとなく部屋の隅に追いやられた小さなダンボール箱に目をやった。

「そろそろ“第一審公判手続の概要”でも読み始めるか……」

そっとノートパソコンを閉じ、白表紙をダンボールの中から引っ張り出そうとしてやっぱり止めた私の姿を、親とテミス様だけが見ていた。




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お義兄ちゃんって呼んでいいですか?

2012-11-14 19:22:10 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう

以前からブログをご覧の方の中には覚えている方もいるかもしれませんが、私には姉が一人います。

「30歳までに結婚していない女はどこかに問題がある」

という法則を提唱し、それを自ら体現しているような問題児の姉でしたが、以前からお付き合いしていた方とついに結婚することになり、相手の方と一緒に実家まで挨拶にきました。
相手の方が、この法則を知っているのかどうかは分かりませんが、無事に結婚までたどりつき、厄介払い出来る立場からすれば嬉しい限りです。


さて、結婚の挨拶といえば、「娘さんをください」というあれです。

私は、居間から聞こえてくる緊張感あるれるやり取りを、自分の部屋で盗み聞きしていたのですが、聞いている私まで緊張して胸が張り裂けそうでした。

相手の方は、父曰く「頼りない」らしいですが、“男の人生で最も緊張する場面ベスト3”には入るであろうあのイベントを乗り切っただけでも、私からすれば尊敬に値します。

挨拶の後は皆で食事に行き、相手の方とも幾らか喋りはしたのですが、タイミングを逸してしまい、結局彼のことを「お義兄さん」的な呼び方で呼ぶことはできませんでした。

また姉と3人でどっかに連れてってくれるそうなので、それまでに何て呼ぶか、呼び方を固めておこうと思います。
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辛いものは好きだよ、私は

2012-11-07 23:52:03 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう。

今日は、たまたま上京していたOさんと、新大久保へ飲みに行きました。

一週間前に本場の洗礼を受けたばかりで辛いものを食べるのには抵抗があったのですが、本格的にトラウマ化する前に思い出を上書きする作戦ということで、今回も行きつけの韓国料理屋さんに行くことになりました。

やはり、新大久保といえど日本人向けの味付けになっているからか、以前のように美味しくいただくことができました。

思えば、合格の翌日にもOさんたちにここでお祝いをしてもらったのですが、もうあれから2ヶ月が経とうとしているんですね。
受験生のときも、合格発表から残り半年になるこの時期までは、時間が経つのがもの凄い早かった気がします。

一年前の今頃は“起案キライキライ病”を発症した時期で、「最近論文が書けないんです…」と、先輩にマックで相談した記憶があります。
その後どうなったのかはよく覚えていませんが、ちょうど一年経った今も“起案キライキライ病”絶賛発症中であることからすると、完治までには至らなかったようです。


さて、明日こそ事前課題やるか……。
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幸せのひまわりを作るのです

2012-11-06 23:30:15 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう

今日は、ひまわり基金法律事務所の見学会に参加してきました。

朝、霞ヶ関を出発し、銚子で地魚料理の昼食を堪能したあと、銚子と佐原のひまわり基金法律事務所を見学して、帰宅という内容でした。
事務所での滞在時間はそこまで長くなかったので、一日中バスに乗っているという感じでした。

朝が早かったため、久々に平日のラッシュ時に電車に乗ったのですが、1時間近く立ちっぱなしは中々辛かったです。社蓄の方々はこれを毎日繰り返しているとは……ゴクリ
修習先は地元とはいえ、電車通勤をしなければならないので、そのことを考えると少々憂鬱になりました。

この見学会に参加したのは、銚子に行ってみたいという不純な動機で、法テラスとひまわりの違いも良く分からないような状態で参加したのですが、話を聞くと興味が湧いてきました。
元々独立志向が強いので、1・2年しっかりと養成事務所で養成を受けた後に、基金の支援を受けながら所長として事務所経営が出来るのは、中々魅了的です。
ただ、養成事務所に入る段階では、何処の地域に配属されるかが不明な点と、私の性格からして、数年その場所で暮らしたら、地元で働くという目標を忘れ、そのまま定着してしまいそうなのが懸念材料でしょうか。
特に、せっかく地元修習に決まり、地元で就職出来るチャンスがあるのに、それを捨ててひまわりの道を選ぶというのも、ちょっと勿体無い気もします。

まだ何となく興味を持ったという段階なのですが、近々地元弁護士会の養成事務所が就職説明会をやるそうなので、行ってみようかと思います。


時に、今日の見学会では、先日二人で合格証書を取りに行ったメイド好きのTさん(寺生まれではない)と一緒でした。
彼とは、そろそろ一年の付き合いですが、お互いに敬意を表して「さん」付けで呼び合っていたところ、ついに“「さん」付け問題”が生じ、これからは愛称で呼び合うことになりました。
Tさん改め、Kちゃんとは幸運にも修習先が同じなのですが、先日のガイダンスで修習先の男女比がほぼ半々なことが判明し、彼は「ラブワゴン状態や!」と興奮しっぱなしでした。
今から浮気する気マンマンなクズ野郎を尻目に、私は修習で優秀な成績をとって女の子にモテる第一歩として、明日から事前課題にとりかかろうと思います。
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10月29日~11月1日 せまい韓国 そんなに急いでどこへ行く

2012-11-05 22:59:53 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう。

先日、パトロンと3泊4日で韓国へ行ってきました(26年ぶり2回目)。

この旅行が散々お世話になった両親へのプレゼントであれば、孝行息子の心温まるエピソードなのですが、御察しの通り、今回ご紹介するものは、費用は全額パトロン(両親)持ちというドラ息子の残念なお話です。

そもそも、この旅行に行くことになった経緯も良く分からないものでした。
ある日の朝、何かがきっかけでちょこっと韓国の話題が出たと思ったら、その日の夜には、韓流ドラマを見て韓国語を勉強しているパトロン(母)から、複数の韓国激安ツアーのチラシを提示され、「行くか、留守番するか」の二択を迫られていました。
当時はまだ白表紙も届いておらず、思った以上に暇人だった私は、「こんな私でも、外国に行けば“忘れられない思い出”の一つや二つ出来るかもしれない」と考え、ほぼノータイムで「お供いたします」と韓国行きを即断しました。

この様に、それほど韓国に興味がないにも関わらず韓国旅行へ行くことになったため、韓国についてほぼの無知の状態でツアーに挑んでしまい、現地ガイドさんの

「韓国では何処へ行きたいですか^^」

という質問に対しては、

「ほ、ほんばの焼肉がたべたいれす^q^」

と回答をするのが精一杯という有様でした。


ツアーといっても、韓国にいる間は、空港とホテルの間の送迎を除き、全て自由行動だったので、滞在中に何処に行くかは自分たちで決めることになります。
一応、パトロンから何処へ行きたいか事前にアンケートをとられており、私は興味のあった「板門店」と希望を伝えていたのですが、パトロンはお気に召さなかったようで、いつの間にか却下されていました。


こうして「最強の焼肉が食べられるんだろうなあ……」と期待して挑んだ韓国旅行だったのですが、そのハイライトをご紹介しますと……


体調を崩してしまいました。


3日目はパトロン(母)の希望であるハイキングだったのですが、朝から胃が痛く、騙し騙し歩いていたら、段々と痛みが強くなり熱も出てきたので、結局ホテルを戻って寝込んでしまいました。
おかげで3日目の夜に予定していた念願の本場の焼肉は諦めることに。

旅先の美味しい料理の感想を、鮮やかな写真とともに紹介するのが、旅ブログのあるべき姿なのでしょうが、私の場合は、


寝込んだ時のポカリはウマい。


という、病気になった小学生なら誰でも書けるようなことしか紹介できず、残念でなりません。

日本から持ってきたルルたその優しさのおかげで、翌日には体調は回復したのですが、体調を崩した原因は良く分かりません。
私の勘によると、本場のキムチが身体に合わなかったのでは…と考えています。


というわけで、当初の私の予想とは少々違った形ではありましたが、しっかりと“忘れられない思い出”を作ることは出来ました。

カムサハムニダ。
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比較三原則

2012-10-26 14:54:59 | コラム
論文・短答問わず、司法試験では“比較”が多く出題されます。
似たような制度や行為を比較させることで、受験生が本当に理解しているかどうかをチェックしやすいからでしょうか。

今年で言えば、憲法の3つの助成、民法の寄託、会社法の監査役と株主の事前・事後の手段、刑訴の捜索などがそうです(今年の問題はまだ本気で分析してないので他にもあると思います)。民訴の設問3なんて、問題文に「比較」というワードが出てますよね。


こんな“比較”大好きな司法試験の問題に挑むにあたり、私が意識していたのが、この“比較三原則”です。

第1テーゼ:見落とさない
第2テーゼ:ごっちゃにしない
第3テーゼ:飛びつかない

第2テーゼまでは2振り目の時点で考案していたんですが、第3テーゼとして語感のいいものが中々見つからず、今年の年明けくらいにようやく完成しました。

それでは、もう少し具体的に紹介していきたいと思います。


Ⅰ 見落とさない

“比較”と一口に言っても、当然“気付きやすい比較”と“気付きにくい比較”があります。
“気付きやすい比較”には確実に反応し、似たような行為や制度がある場合には“気付きにくい比較”があるのではないかと注意を払う…というのが、第1テーゼの“見落とさない”です。

「捜査①」「捜査②」みたいな形で問題文で指示されているものはいいのですが、今年の憲法の“3つの助成”は問題文で直接指示されておらず、見落としがちです。

しかし、私はこの“3つの助成”についても、“気付きやすい比較”に含まれると考えています。
なぜなら、3つの助成について、それぞれ異なる金額が明示されているからです。
司法試験の過去問をみると、金額や数字が異なる複数の行為がある場合には、必ず比較の視点が聞かれています。
代表的なものを例として挙げれば、19年民法のアクリルケース8万と賃料10万、20年刑法の300万と2万、22年会社法の9000万と1000万などがあります。
このように、わざわざ金額を明示して複数の行為を出している場合は、そこを論じて欲しいという試験委員からのヒントと考えるべきだと思います。
“金額あるところに比較(論点)ありの法則”とでも言いましょうか。


Ⅱ ごっちゃにしない

せっかく“比較”に気付けたのであれば、個々の比較対象について、別個に項目を立てて検討するようにしましょう。

今年の憲法でいえば、あてはめの段階で、
(1)墓地、(2)本堂、(3)庫裏
といった具合に、3つの項目を別個に立てた上で、それぞれの項目の中で目的効果基準のあてはめをしました。

これらをごっちゃにして一つの項目で論じてしまうと、一つ一つの比較対象について十分な検討が出来なくなったり、読みにくい文章になり比較に気付いていることをアピールできない危険性があります。

もっとも、いくら考えても検討内容が同じになってしまう場合には、諦めて同じ項目で論じましょう。同じことを2回書いても時間と紙面の無駄ですので。

それと“比較”とは少し違うかもしれませんが、設問にて“複数の事項”が聞かれている場合には、必ず別個に項目を立てて検討するようにすべきです。
今年で言えば、民法設問2の「Hの二つの主張」、民訴設問2の「①と②の事実」、刑訴の「判決の内容及び手続き」などです。
私は刑訴の「判決の内容及び手続き」をごっちゃにして検討してしまい、「内容」の方の論点を落としてしまいました。
まぁ、「内容」の論点に気付かなかったからこそ、ごっちゃにしてしまったとも言えるので、これは第1テーゼ違反の問題とも言えますね。


Ⅲ 飛びつかない

比較=試験委員が聞きたいこと=出題趣旨なのですが、ここで飛びついて前提として必要な議論をすっとばしたりすると、悪名高き“論点主義”の答案になってしまいます。
よく「ヤマが当たった時は慎重に」と言われますが、“比較”に気付いたときにも慎重に答案を作成すべきです。


以上が、“アン帝式・比較三原則”の内容です。
過去問を検討される際には、「比較できないか」という視点で分析してみると、面白いと思います。

お察しの通り、“比較三原則”は「非核三原則」とかけているのですが、同じような発想をする人はたくさんいるようで、検索してみると、色々な分野で“比較三原則”が提唱されていました。
暇な時に“比較三原則”の“比較”もしてみようかなと思います。
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わたしのはじまりの町、なので

2012-10-13 19:09:30 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう


最高裁から司法修習生の採用内定通知と、司法研から実務修習地の決定通知が届きました。

修習地は、奇跡的に第1希望の地元に決まりました。
将来は生まれ育った場所で弁護士をやりたいという希望があったので、早いうちから地元で勉強できるのは嬉しいです。
希望理由の欄には「お金が無い」という経済的な理由(奨学金の返済はなし)しか書けず、年齢も若い部類に入るので、地方送りも覚悟していたのですが、おそらく実家の存在を大きく考慮してもらえたみたいです。

近日中に提出する書類もいくつかあるので、遅れないように気をつけたいと思います。
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憲法苦手だけど合格しちゃえば関係ないよねっ

2012-10-12 15:53:57 | 女神様のメモ帳
この記事は、直前期4月中旬にまとめた憲法の答案戦略メモを、合格後に再編集(その後もちょくちょく更新)したものです。
憲法が苦手なわたしが、苦手なりに過去問・再現答案分析に励んだ結果、ここに書いてあることを実践できれば憲法は合格点がつくと考えるに至りました。
もっとも、今年の本試験ではいわゆる人権パターンが出なかったので、正しいかどうかは、いまだに証明出来ていませんし、もはや証明する機会もありません。
ただ、「マンダラ理論」については、今年の本試験でも意識していたので、間違ってはいなかったかなと思っています。


マンダラ理論とは……

問題文の事実を、自分が組んだ憲法の枠組み=曼荼羅(保護範囲、制約、判断基準の定立、目的、手段、適用違憲、原告・被告・私見)の中に、常識的な評価をつけて振り分けることが出来れば、合格点はとれる!……はず(マンダラ理論)

※マンダラ理論とは、以下の法学セミナーNo.678(2011年6月号)の「一行問題と事例問題」という特集に載っていた“お作法”の小山剛プロの記事を、私が曲解して作り出したものです。

“法科大学院の実務家教員には、「憲法が得意でした」という人が意外に多い(あくまでも過去形)。その一人が言うには、憲法は曼荼羅である。自分が前にしている事案が、憲法という曼荼羅のどことどこに関わりをもち、反対に、どことどこに関わりがないのか。これらを直感的に把握できれば憲法は簡単である。確かにそうなのかもしれない。しかし、そのような曼荼羅が容易に見えてこないから大変なのである。”
―法学セミナーNo.678「憲法の学び方と論じ方」小山剛―

事実の要件への振り分けは、司法試験において全科目共通で問われていることだと思いますが、憲法になると意外と出来ていない人が多いと思います。私も、2回目までは「事実を振り分けて使い切る」という発想がなく、全然事実を引いていない抽象的な答案を、無意識のうちに書いていました。
憲法の点が伸びないという方は、「問題文の各事実を“曼荼羅”の何処で使えるのか」という視点で過去問を分析してみると、新たな発見があると思います。
ちなみに、上記の特集では、薬事法判例を題材にしたオリジナル問題を扱っているので、経済的自由権にヤマを張る人は、目を通しておくと良いかもしれません。



憲法答案作成の目標~総論~

当事者の主張は絶対に落とさない。必ず答案に反映させる。
 ←わざわざ当事者の主張の形で記載されている事項は、試験委員が絶対に書いてほしいという“誘導”である。
議論は三段論法(規範→あてはめ)で書く。説得力がまるで違う。
 ←憲法では、その場で思いついた自分独自の見解をダラダラと書きがち。そんな時でも三段論法で書けば、思考の流れを追えるので、なんとか読める。
勝負は私見の手段審査。保護範囲などで独自説を長々と書いて時間を使わない。最後まで“マンダる”のが最優先事項。
☆事実を“曼荼羅”へ振り分ける際には、誰からも突っ込みが入らないような常識的な評価を加える。
 ←評価をすることにばかりに頭がいくと強引な評価をしがち。強引な評価は、分量が増えがちになり、しかも相手に伝わらないという二重の危険がある。評価は「振り分けた理由」を書けばよい。それが書けないなら、事実だけ書き写して次へ進むこと。


☆憲法答案の曼荼羅~自由権スキーム~☆

1) 人権の選択&保護範囲
2) 人権の制約
3) 違憲審査基準
 3)-権利の重要性
 3)-制約の態様
4) 目的審査
5) 手段審査
6) 適用違憲
×3(原告、被告、私見)

⇒これら7×3=計21の曼荼羅の中に入れる事実を問題文の中からピックアップし、評価を付けて曼荼羅へぶち込むだけの簡単なお仕事。それがマンダラ理論です。
※これは検討する人権が自由権の場合の曼荼羅であり、それ以外の人権を検討する場合(請求権、政教分離等)には別の曼荼羅を使うことになります。


法令違憲について

1 人権の選択
当事者の主張(18年、19年、23年、26年)、誘導(22年)
・問題文を最初に読んだ時の直感(20年、21年、24年、25年、26年)
・元ネタ判例があり、比較が出来そうか(20年、22年、23年、24年、25年、26年)
・憲法の条文に、それっぽい文言があるかどうか(集会の自由とか)
・勝てそうか否か
  →経済的自由権なら、許可制(っぽいやつ)がとられていないと勝ち目なさそう。
 ☆あてはめ(目的・手段審査の内容)は同じになるので、こだわりすぎない。

2 保護範囲
 ☆自由の内容→あてはめという三段論法の形を守る
1)一般的な当該自由の定義(芦部に載っているような定義)or憲法上なぜその条文上の権利が保障されているかという保障根拠のいずれかを挙げる
2)時代の変化等から、定義or保障根拠を拡張する必要性がある(新たな定義・保障根拠の定立)
3)そうすると、Xの自由にもその定義or保障の根拠があてまるので、憲法○○条によって保障される(結論)
 ※一般的な定義に当てはまる場合には、2)でその定義にXの自由をあてはめ、3)で「Xの自由は憲法○○条によって保障されている」との結論を書く
 ※三段論法であてはめがしにくい→これまでの定義又は保障根拠が当てはまらない=Xが主張する自由は、典型的な自由とは異なる→そこが論点! 
 ※従来の定義又は保障根拠があたらないという指摘は、被告の反論を待って、私見で論じた方が良いことがある。その場合、原告パートでは、拡張の理由を一言+拡張した保障根拠のみを示せばおk
 ☆人権の享有主体性は落とさない(小銭は稼ぐ)

3 権利の制約
・Xの自由が制約される過程を、その法律の仕組みを具体的に示しながら(条文を適示する)書く。
 ☆罰則あるか、事前規制かという点も押える

4 判断枠組(審査基準)
a)権利の重要性、b)制約の態様で決定。
※c)対立利益の重要性を指摘して緩めることもあり得なくはないが、あくまで緊急避難用なので、なるべくa)とb)のみでやる)
1)権利の重要性
 →“コア”に近い=憲法の条文がまさに念頭に置いているような自由(表現の自由なら本の出版や集会など自己実現、自己統治の価値を有するもの)であればあるほど「重要」であり、“コア”から離れた“周辺の自由”(思想を含まない地図写真の提供や、自己統治の価値を有しないハードポルノなど)であればあるほど「重要ではなくなる」イメージ
2)権利の態様
 →その自由を直接的に制約しているかどうかをみる。
 例:有害サイトを直接削除するなら制約はサイト運営者の表現の自由に対する直接的で強い制約となるが、フィルタリングソフトを搭載したパソコンからの閲覧のみを規制するのは表現そのものを直接制約していないから、制約の態様として弱いとか。

 ☆厳しくする要素…表現内容規制、事前規制(許可制)、パブリックフォーラムなど。
   ←その自由を制約されると原告がどれだけ困るかを具体的にイメージする。
 ★自己実現、自己統治は具体的に書けないなら捨てる!!(ワードだけ出しても意味がない)
 ☆緩める要素…“周辺の自由”であること、内容中立規制、立法裁量、パターナリスティックな制約、間接付随的制約など。
 ⇒これらの要素をきちんと“曼荼羅”の中に振り分けて検討する。

※その自由の制約に関する一般的な審査基準を修正するのか、修正の理由となる事情は何かを意識する。
←基準定立の際に常に意識しておくべき視点

5 事実評価(あてはめ)…勝負ポイント!!
・目的審査
 ←恣意的な目的、憲法に適合しない目的、憲法上の権利の重大性に見合わない目的を排除するのが目的審査の機能(byお作法)=こだわりすぎないこと。
 ☆条文の目的(1条)と対立利益(憲法の条文を書いて重要性も示す)の2つをまずは書く。
 ☆なんやかんやで毎年原告のパートにて「目的が必要不可欠でない」という主張が出来るようになっているので、落とさないようにする。

・手段審査~実質的関連性のあてはめ~
*違憲にする場合の流れ
①目的に資するか(関連性の有無)   “たしかに…”
 ←当たり前の場合が多いので忘れがち
②やりすぎかどうか(規制手段の相当性・実効性を欠くこと)  “しかし…”
③他に手段があるか(代替手段の指摘)  “また…”
 →立法目的の実現に対して等しく効果的であるが、より制限的でない他の手段があるか(明らかに得られる効果が少ない代替手段を挙げても説得力はない。例:18年、20年の問題で「もっと広告を出せば良い」とか)
 ☆この3つの視点から書けば事実の拾い忘れを防げる。


適用違憲について

①処分要件について合憲限定解釈がやりやすそうな問題(19年、21年、23年)は限定解釈でいく
②限定解釈が難しそうな時→目的・手段審査でいいや
☆どれだけ具体的に事実を検討できるかが勝負。判断枠組はみんなバラバラ→そこで勝負はつかないので悩まない。


その他の注意点

・被告パートは論点を明確にする目的で書く。それぞれの「枠」ごとに(まとめてドバっと書くと明確化の効果が薄れてしまうから)、一言ずつ。
・司法事実と立法事実は分けましょう
・資料をちゃんと使いましょう
・分けて書ける部分は分けて検討しましょう(比較三原則第2テーゼ:ごっちゃにしない)
・“第1 設問1”ではなく“[設問1]”と書く
 ←ナンバリングが不足するのを防ぐ


以上


最後の更新:2014.11
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法務省まで合格証書を取りに行ってきた

2012-10-03 23:59:59 | 日誌(合格後~修習開始)
ごきげんよう
タイトルの通り、法務省まで合格証書を取りに行ってきました。

今回パーティーを組んだのは、今年ゼミを組んだりして一緒に勉強し合格した、某国立ロー出身で私とコレスのTさん(寺生まれではない)
実は、このTさんも当ブログの隠れファンだったことが判明し、とても恥ずかしい思いをしました。
話によると、直前模試の成績が悪くて凹んでいたときにぼやいたツイートがきっかけで割れたらしいのですが(ちなみに、このときに“傷を舐めあった子羊”が他ならぬTさんです)、そうならそうと早く言って欲しかったです。
もし、私のリアルの知り合いで、他にこのブログをご覧になっている方がいれば、正直に名乗り出ていただきたいですね。リアル割れしていることに自分だけ気付かないというのは、かなり恥ずかしいものなので……。


本題の合格証書の方ですが、噂に聞いていたように、受け取りの儀式は非常にあっさりとしたものでした。

最初の関門はガードの堅い庁舎の中に入ることでしたが、ガードに合格通知を見せたらあっさり中へ入れてもらえました。
セキュリティーチェックの内容もバッグの中を一瞥するだけ。東京地裁よりもチェックが甘いのは、法務省に来る人は特定の目的の人に限られていて、さらに身分証も提示するので、そんなに厳格なチェックは必要ないからなのでしょうか。

庁舎の中に入ったら、「←合格証書交付所」的な案内に従って進めばすぐに目的の部屋です。
先客が一人いましたが、すぐに自分の番が回ってきました。
予めゲットしたあった住民票の写しと合格通知書を係の方に渡すと、裏から合格証書を取ってくるので左にずれて待つように言われ、1分もかからないうちに自分の証書とご対面。
サイズはA4で、大学やローの卒業時に貰った学位記と同じような感じ。一番上に輝く金色の五三桐が誇らしげです。
記載内容に誤りがないことを確認し、名簿みたいなものに押印して、受領の手続きは完了。
受け取る際に係のお姉さんから「おめでとうございます」と言ってもらえたのは、100%事務的なものとはいえ、ちょっぴり嬉しかったです。

それと、証書を貰った後、どさくさに紛れて赤レンガ側の出口から出ようとしたのですが、すぐに案内の女性に「そちらは勝手口なので……」と止められてしまいました。
やはり法務省のガードは堅さは半端なかったです。目的以外のことは何もさせてもらえない。


無事証書をゲットした後は、官報を買いに、神田にある官報販売所まで行ってきました。
二人とも予め取り置きをお願いしていたので、これまたあっさり入手。
生まれて初めて官報を手にしましたが、弁護士の方でも初めて見た官報は自分が合格者として載っていたやつ…という人も少なくないのではないでしょうか。


さて、難なく全ての目的を達成したものの、まだ家に帰るには少々早いので、これからどうするか迷っていたところ、「どうしても秋葉原のメイド喫茶に行きたい」とTさんに懇願されてしまいました。
聞くところによると、Tさんは、大学1年だか2年の時に、友達と一緒にメイド喫茶に行くために秋葉原へ行ったものの、怖気づいて何処にも入れずに逃げ帰ってきたことを今でも悔やんでいるとのことでした。
私は、オタク文化というものにあまり詳しくないのですが、将来法曹になるにあたり見聞を広めるというのも、まぁ悪くはありません。
ということで、主にTさんのリベンジのために、となりの秋葉原へ向かうことにしました。


秋葉原に着いて、何軒かそれ系のお店を冷やかした後、Tさん待望のメイド喫茶へ。

飲食業でいうところのアイドルタイムでしたが、店内は、20代から30代のソロの男性数名の他、若い女性2人組、スーツを着た50台の紳士(どうやら昨日も来ていたらしい)、さらには60を超えてるのではないかと思われるおじいさまなど、個性豊かなお客さんであふれていました。

席につくなり2500円相当のコースを勧められましたが、私とTさんはそれをやんわりと断り、ビールとオニオンリング・ツリー(プラスチック出来た木の枝のようなものにオニオンリングがいくつもぶら下がっているという奇妙な一品)なるものをオーダー。
メイド喫茶はやたら高いイメージがありましたが、アルコールは意外と良心的なお値段でした。

ここでは、タイミングよく、メイドさんのライブ・パーフォーマンスも楽しむことができました。
圧巻だったのは、お客さんによる「オタ芸」と呼ばれる踊り。男の人のオタ芸はテレビで見たことはありましたが、可愛らしい女の子が一心不乱に踊っているのは初めて目にしました。ヤックデカルチャー

今回でメイド喫茶に行ったのは3回目くらいだと思いますが、メイド喫茶を楽しむポイントは、独特の雰囲気に引いてしまったり、恥ずかしがったりしないようにすることでしょうか。
前回までは、メイドさんの勢いに圧倒されたのと、恥ずかしさが抜けきれず、いまいち楽しむことが出来ませんでした。
せっかく行くからには“メイド喫茶が楽しくて仕方がないお客さん”を演じるくらいの勢いで行くべきだと思います。

過去の反省を活かした今回は、お酒の力も借りられたこともあり、十分に満喫できたと思います。
念願かなったTさんも、初めてのメイド喫茶に大満足だったようで、良い思い出になりました。


こんなことをしてる間に、気付いたら10月もすでに3日。このままではあっという間に修習に突入してしまいます。
いい加減に、浮かれ気分を卒業して、本格的に動き出さねばなりません。
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平成24年司法試験成績通知

2012-09-24 23:33:21 | 平成24年司法試験結果
ごきげんよう


待ちに待った合格通知書兼成績通知が来ました。
今まで自分が合格したことを証明する書面がなく落ち着かなかったのですが、ようやくほっとしました。




さて、成績の方は……


公法系科目  約120点

民事系科目  約140点
 
刑事系科目  約135点

選択科目   約50点


総合順位(短答+論文) 約350位



思いがけない高順位でした。


一番意外なのは公法系です。
憲法では、被告で書きすぎて私見が尻切れという悪いパターンが出てしまい、行政法では、書きやすい設問3にかなりの分量を割いてしまい(設問3を先に書いて設問2を最後にした)メリハリを付けすぎた感のあったので、良くて90点くらいだろうと思っていました。
時間切れで薄々になった行政法の設問2を除き、公法系でもしっかり三段論法を守って書いたのが良かったのかもしれません。
しかし、特別なことを書いてないのに、ここまで跳ねるとは……。ヒットの延長はホームランとは、こういう事を言うのでしょうか。

あと「公法系の点数が良い奴は変人が多い」という甲さんの説を証明できたようで嬉しいです。


民事系は、後回しにした設問1がほぼ白紙+構成に時間をかけすぎて時間不足で三段論法が壊滅した商法が足をひっぱったのは確実です。
それでも、三段論法を意識できた民法や民訴でカバーして、もう少し取れていたらとかすかに期待していたのですが、伸びませんでした。出題の趣旨を結構外していたのかもしれません。
民事系はそれなりに力を入れて訓練してきたので、1回目を超えることが出来なかったのが残念です。


刑事系も三段論法でねっとり書いた科目です。
たぶん、構成は他の受験生とそう変わらないはずなので、三段論法や定義などの基本的な部分をしっかりやったのが評価されたのかもしれません。
詐欺と択一的認定を落としてしまいましたが、やはり主要論点が落ちても(落としても)書ききれば十分に点は付くと実感しました。
あと、古江先生本当にありがとうございました。最初は衝動買いして後悔した感もありましたが、今年の刑訴で点を取れたのは間違いなく古江本を読み込んだおかげです。


全ての科目で前年を上回ることが出来ましたし、目標としていた全科目平均超えが達成できたのも嬉しいです(民事系が本当に平均超えてるかは良く分かりませんが)

後輩の指導に役立つかもしれないので、出題趣旨を見る前に良かった科目だけでも再現を作ってみようとかと思います。
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青天白日

2012-09-12 10:43:35 | 日誌(合格後~修習開始)
昨夜はこうふんして全然眠れませんでした。
昨日帰国したパトロン達も時差で活動時間がおかしくなっており、現在の我が家には時空の歪みが生じております。

さて、合格発表の翌日は、三年連続して見事な青天となりました。
今年は晴れ晴れした気持ちでこの青天を見上げることができ、ようやく2年ごしの念願が叶いました。


今日は、懐かしい?ローの面々と飲み会があるのですが、すでに早朝からOさんが新宿でスタンバっているそうなので、これから合流しに行きます。


それでは、ごきげんよう。
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羊が一匹さく越えて

2012-09-11 23:34:13 | 平成24年司法試験結果
ごきげんよう。


今年の司法試験に合格していました。

何度掲示板で確認しても不安だったのですが、先ほど中国新聞を検索したら名前がヒットしたので、ようやく一安心しました。

発表前に掲示板の前で並んでいた時点ですでに半泣き状態だったので、番号を見つけた時には、嬉しさよりも、ほっとしたという感じの方が強かったです。
もちろん、今まで応援してくれた方にやっと合格の報告を出来たことは、何よりも嬉しかったです。

また現地では、何人かの一緒に勉強してきた子羊さんと会うことできました。
そこにいた方は全員合格していたので、みんなで喜びを分かち合うことができ、良い思い出となりました。

それにしても、掲示板にある自分の番号は、いつまで見ていても飽きません。


ロースクールに進学してから約5年間、本当に長かったですが、最良の形で締めくくることができました。


ありがとう!そして、ありがとう!
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発表前小景

2012-09-11 13:30:14 | 日誌(三振り後~合格発表)
ごきげんよう。


昨日と今日は、何か特別なことをしようかとも考えたのですが、今まで散々ゴロゴロしておいて、今更慌てたように何かをやるというのも往生際が悪いなと思ったので、最後まで「果報は寝て待て」を貫くことにしました。


お陰で、先ほどまでは非常にリラックスしていた(というか寝ていた)のですが、そろそろ霞ヶ関に行くために家を出る時間も近づいてきて段々と緊張してきました。

以前は、公務員試験に受かっておけば、もっと気を楽にして合格発表を迎えられると考えていたのですが、やはり、この恐ろしいまでの不安感と、心臓を鷲掴みにされたような緊張感だけはどうしようもないみたいです。
確かに、今日でこの先何十年の人生の方向性が決まるわけですし、何より、司法試験を目指して5年間やってきたわけですから、無理もないのでしょう。


一方、

今更落ちた時のための予防線をはっても仕方がないので正直に申し上げますと、去年とは違い、合格発表が楽しみという気持ちもあります。

短答がよかったというもありますが、ミスがかなりあったものの最後まで心を折らずに受けきれたこと、お勉強会で出会った仲間たちと去年までとは違った戦略で司法試験にアプローチ出来たことから、今年は違う結果が出るのではと期待しているのも事実です。
私が戦々恐々としている中、甲さんやOさんをはじめとする私の親愛なる友人たちが、散々煽ってくれたのも、原因の一つでしょうか。


法務省の掲示板の前で合格を喜んでいる場面も、落ちて呆然とする場面も、今まで何度も何度もイメージしてきましたが、それがどちらの形で具現化するかは、まだ分かりません。

ただ、いずれにしても、こうしてそれなりに清清しく最後の合格発表を迎えることが出来ることを、今まで応援してくれた人たち、そしてずっと見守ってくださっていたテミス様に改めて感謝したいと思います。


それでは、我ら迷える子羊たちに女神様の祝福があらんことを。
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パイノパイノパイ

2012-09-07 23:59:59 | 日誌(三振り後~合格発表)
ごきげんよう。

今年一緒に勉強してきた子羊の方と、東京下町デートをしてきました。
ちなみに、子羊といっても、私より20年は長く生きておられる“小父さま”なのですが……。



最初のスポットは、皆さんご存知東京スカイツリー(2ヶ月ぶり2回目)。
下町育ちのおじさん曰く、スカイツリーのある押上地区は、昔はスラム街のような場所だったとのこと。信じられませんね。

約20分ほど並んだ後、2000円を納めて、地上350メートルの場所にある天望デッキへ。そこから見える景色をおじさんに逐一解説してもらいながら、パノラマビューを楽しみました。

今までは、東京の地名こそ知っているものの、何が何処にあるか分からない状態だったのですが、おじさんの解説のおかげで、ようやく東京の大体の位置関係を把握することができました。
前回Oさんと一緒に登った時には、お上りさん二人の組み合わせだったため、見える景色が何なのかチンプンカンプンだったので。


一通り景色を楽しんだら、さらに1000円を納めて、天望デッキからさらに100メートル上の天望回廊へ。

2回登ってみて思ったのですが、地上350メートルから見た景色と、地上450メートルから見たそれとの違いって、いまいち分からないんですよね。そのせいで、一度天望デッキからの景色に見た後だと、どうも感激が半減してしまうような(せっかく1000円払ったのにね……)

そこで、違いの分からない皆さんへ、私からの提案です。
天望デッキまで上がったらそこで景色を見ず、天望回廊まで一気にGo to the topしましょう。地上450メートルからの眺望をより楽しめますよ(たぶん)



スカイツリーを満喫した後は、東武鉄道でお隣の浅草へ移動。

レストラン大宮という洋食屋さんで昼食をとりました(少々お高い)
小学生並みの感想で申し訳ない限りですが、ハヤシライスのお肉がとても美味しかったです。
それに、“Omiya”という名前がカッコイイですよね。まるで皇族のような高貴な響きです。


東京で繁華な浅草では、浅草寺で合格祈願をした後、花やしきでローラーコースターを楽しんできました。遊園地デートです。

現存する日本最古のコースターらしく、色んな意味で怖い乗り物です。従業員の方によれば「年々怖くなっていますよ」とのことです。
乗ってみると、あっという間に終わってしまいましたが(約一分半)、笑いが止まらないくらい面白かったです。長年愛される理由が分かった気がしました。



満願堂の芋きんを食べながら浅草の街を散策した後、水上バスで隅田川を下り、日の出桟橋まで移動

日の出桟橋は、去年司法試験を受けたあの産業貿易センターのある浜松町に位置しており、私にとってはトラウマの地です。
激しい動悸と眩暈に耐えながら、徒歩で大門駅まで移動し、そこから都営大江戸線で麻布十番へ。


たぬきがマスコットキャラクターの居酒屋さんで飲んだ後、六本木のスターバックスで一服して、充実の東京下町デートは終了となりました。



一振り目の司法試験に失敗し、東京に進出してから早2年。一向にマッピングが捗らなかったのですが、この日のデートで東京の全体図をつかめたような気がします。

そういえば、もう一つの東京のシンボルである東京タワーにはまだ登ったことがないと思うので、次はそちらに挑戦したいですね。
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