より深く、落としたい。

CMで見かける「こすらないで落とすクレンジング」がインパクト大きいです。
厚化粧の女性にイジワルされたら、あれを数滴、相手の顔にたらすと、すごい仕返しになるな、瞬殺だ！
などと意味のないイタズラを考えたりしてしまいます。
なーんて、自分がされたら、本気で泣きますね・・・。

機会があったらあの品も試してみたいですが、
実際メイクをきちんと落とすことって、そんなに簡単ではなく、かなりワザを必要とすることです。
例えば、ミルククレンジングは、いきなりボトルから顔につけても、あまり落ちません。
顔も手もミルクも人肌に温め、
それ以前に、ポイントメイクは専用リムーバーで落としておくこと、
それからそうっと伸ばし、優しくなじませる。
と、丁寧で時間をかけた順序を踏んで初めて、
ミルククレンジングは肌に優しくメイクを落としてくれる、
という謳い文句が成立する。

なんでも、何を使うか、ではなく、どう使うか、が重要なところ。
使い方次第では、美容家が提唱する「オイルクレンジングを使わないこと」をやみくもに実践する必要も、特にはないと思います。

現実、寒い日のミルクやクリームのクレンジングは冷たく固くて、なかなか帰宅後の冷たい肌にはなじみません。
なので、そんなときは、
まずお風呂を十分にスチームサウナ状にして、
体をさっと洗った後、湯船に浸かって、体のこわばりを溶かしながら読書でもして、芯をあっためる。
それから、手と顔をよく拭いて水分を取ってから、オイルクレンジングを優しくなじませ、ものによっては乳化させてから、流す。
ちなみに最近お気に入りは、アユーラのミッドナイトクレンジング。。
無香料・無着色ですが、原料のラベンダーの香りが、ほのかに漂います。
そして、蒸しタオルを顔に当てて、ケアナを開かせキメをふっくらさせて、肌をやわらかくする。

さらに、そこで水分をきっちり取ってから、今度はミルククレンジングを手のひらにのばし、温めてから、顔にのばす。
自分の場合は、オルラーヌのコレを。
この品は、どちらかというと、用途としては、「洗い流す栄養ミルク」みたいな位置づけかな・・・。
手のひらで押しつけるように、よおくなじませてから、洗い流し、さらに再度の蒸しタオルで仕上げをすれば、むっちり素肌が出来上がります。
お風呂に浸からないまでも、イオンスチーマーを使えば、お肌をやわらかく温めることが出来ます。

乾いて冷たい肌には、あらゆるケアが刺激になりやすい、
という事実を克服さえすれば、いろんなテクスチャのクレンジングを、そのときに合わせて使い分けることが出来ると思います