Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

Harper's BAZAAR、2月号。

2005-01-07 | rayonnage...hondana
引き続き、ファッション雑誌について

ELLEより購入の頻度は落ちるけれど、たまにどうしても欲しくなる雑誌、ハーパース・バザー日本版。
私の中では、かわいい、というより、ピリッとかっこいい大人の女性度がぐんと高いイメージ。

今回の内容、どれもまたいつものようにかっこよくって、ε=(・o・*) フゥとため息をついてしまう記事ばかりでしたが、とりわけシビれたのが、ファニー・アルダンのインタビュー
映画『恍惚』にちなんで、色々語るさまが、もう本当に素晴らしい
どの作品を見ていても、彼女に感じる基本的イメージは一定していますが、それがくっきりと強固になった感じでした。

彼女には、「危うさ」「もろさ」というはらはらさせられ感がないのです。
「危険な女」という印象はかなりありますが、それも、彼女が自分で演出した範囲内、という、ギリギリの中にいながらもの余裕をいつも感じさせる。
ほんとは違うのかもしれない、にしても。
でも、自分が何をしようとしているか解っている、地にしっかりと足が着いた人、という信頼を抱かせます。
ほんとに自由で、セクシーな人です。
この映画のキモである、"タブー"の効用についても、よく知っている。
あらゆる台詞が、核心をつくようでいて、はぐらかすようで、どこか意味深で、
それをあの声で、あの笑みを浮かべて語ったのだろうなと思うと、もう、恐れ多いの極み。
買わないまでも、ぜひ一読して頂きたい、内容の濃いインタビューです。

大好きなイタリア特集にも魅せられました。
すばらしい。。
写真がもう最高です。
これが、あの曇り空の中、私が歩いたあの道なのだろうか?本当に?すごく、詩的じゃないですか・・・。感動。
最近、写真を見ると、被写体の様子にももちろん興味しんしんなのですが、それ以上に、撮り手の視点に興味が向きます。
どこに魅せられて撮ったのか、そういうことを想像しながら見るのが好きです。

・・・これは多分インタビューも一緒で、相手のキャラクターのどこを引き出したいかで、質問は方向が決まってくるだろうし、相手が答えるのに適した環境も設定しなきゃで、聞き手の能力次第で、相当引き出せるものも変わってくるような気がしますね。

そういう意味でも、とっても質の高い雑誌なんだなあと、あらためて思いました。
面白そうな展覧会情報も載っていました。
もうすぐ始まる、メゾンエルメスでのスゥ・ドーホー展。
ちょっと見てみたい
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2 コメント

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メゾンエルメス (lysander)
2005-01-12 00:01:03
> メゾンエルメスでのスゥ・ドーホー展

ネットで検索してみたら、パステルカラーで半透明

のナイロンを使って、自分の部屋を再現するような

インスタレーションを作っているようです。



ちょっときれい...



今回はどのような展示なのでしょうか?

あと、期間はいつころからですか?

# エルメスのギャラリーの情報は、どこを探して

# も見つかりません...
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Unknown (mi)
2005-01-12 20:35:13
lysanderさま。

スゥ・ドーホー展について、このハーパース・バザーの記載事項を転記しますね



Reflection/スゥ・ドーホー展

1/22~4/3 メゾンエルメス8階フォーラム

問い合わせ:エルメスジャポン 03-3569-3611



です!
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