Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

他責思考 と 自責思考

2008-08-19 | vie... kurashi
先週は、貴重な講義を聞きました。

失敗と成功の図について。

知っている人は、そして理解が行動につながっているひとはほとんどいない、辛くて重要な真実。

『他責思考と自責思考』
こちらに書いてよいと許可を頂いたので、まとめてみますね。


最終的な目標・状態は、
「自責思考ができる人間になる」
ことです。
「自責思考」を持つと、現状に改善の余地がどんどん生まれます。
成功と失敗の分岐点は、ここにあります。

では、他責思考・自責思考とは、なにか。

他責とは、なにかのせいにすることです。
わかりやすいのは、
「仕事がうまくいかない」「人生がうまくいかない」 

・取引先のせい
・従業員、同僚のせい
・こんなご時勢だから
つまり環境と相手が悪い に一切の原因を押し込めること。

または、こんなのもあります。
・学歴に頼る
・会社の名前に頼る
「どこどこの大学を出たから・こんな資格を持っているから・だれだれと知り合いだから・この会社にいるから、自分は尊重に値する人間である」と、周りにわからせようとし、またそれがアイデンティティであること。

責任転嫁が常のこと、または、何かの威を借りて生きること。
こういうのを、他責思考といいます。
他責思考は、必ず失敗へ向かう。
失敗とは、
時間的自由、経済的自由、精神的自由 それに社会的地位
を得られていない状態のことです。

この真実を授けてくれたMentorは、人間の99%がこの他責思考であると教えてくれました。



それでは、
自責思考
とは、なにか。

ぴったりの言葉を、下記の本から引用します。

「行動というのは僕たち一人ひとりが生み出すわけですから、その責任は自分で引き受けるべきだと思うんです。」
(シルヴァーノ・アゴスティ著『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』マガジンハウス)

(この本については[ Je vis ma vie. ]に感想を書きました。)

シンプルでまっすぐな事実。
全て自分で決めて、一切の責任を自分で負うことです。
仕事も人生も、誰かの選択に身を委ねることなく、自分で決める ということです。
大変なリスクが伴いますが、それも含めて全て、自分が責任を持つこと。
言い換えれば、これが「腹をくくる」ということ だと教わりました。

自責思考を持つと、最初に書いたとおり、改善の余地がどんどん増えますから、成功へ成功へと導かれていきます。
すると、成功者同士で集まるようになり、成功者の集団ができます。

あらゆる立派な企業はこうして生まれて育ってきました。
始まりはなんでもベンチャー精神、自責の鋭く集中した思考から生まれる。
創業者のあの圧倒するようなオーラ、
それは 自責思考 の、腹を据えた精神が放つものです。

そんな成功者が5人から10人集まって高度な力を与え合うグループができるようになると無敵です。
志を高く持つ同士は引き合うようにできている。
成功が成功を呼ぶ。
そんな人間は1%くらいしか存在しないのではないかな、とMentorは呟きました。

一方で、他責思考は必ず失敗へと進む。雪だるまが雪坂を転がって重みを増すように・・・

わたしは、まだ腹をくくれていません。そのための舞台は懸命に調え、またありがたいことに調えて頂きもしたけれど、自身に覚悟がないという状態です。
それ以前に「腹をくくる」ということの意味も、よくわかっていなかった。
貴重な「腹をくくった人」を、運良く見られているにも関わらずそうだったことを、大変恥ずかしく思います。

生きているからには、そしてこの真実を知ったからには、他責思考でみすみす失敗はしたくない、と思いました。


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