Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

せらめんしゅー?

2007-03-31 | musique... ongaku
shadowing。語学を学んだ人にはなじみある学習法かと。
ネイティブの音声を追いかけなぞって発音する。
詳しくは、こちら
わたしはとても好きです。

今日久々に聴いた&一緒に歌ってみたMATT『R&B 2 RUE』
(画像はジャケ写真。アルバムと同タイトルの曲の歌詞はこちら
これでなんだかシャドウイングという単語を思い出しました。
このアルバムにどっぷりはまっていた頃は、一緒に普通にそらでまで歌えたのに、(練習したから)
今日また試してみたら、久しぶりすぎて口周りの筋肉が疲れた。まあほぼラップだし・・・。
そう、フランス語を頻繁に話してた時は、自分の場合、この言語の発音によって口やら舌やら鍛えられ、滑舌が異様に良くなったというか喋りやすくなったような気がしたものでした、日本語においても。
母音子音の数が母語の日本語よりか多いからかと思います。

そして、この懐かしCDを買ったToursでの暮らしを思い出しました。
当時、日本語のほかは流暢な英語がある、という強みで仏語は入門レベル未満のまま、フランスに乗り込んできた友達が、耳で仏語を日々苦労して覚えていて、ある日、

「せらめんしゅーって、こっちの人はよく言うけど、それは何?どういうもの?」

と聞かれた日の感銘は、今でもけっこう鮮明です。

せらめんしゅー・・・
どんなシュー!それとも中身は麺系?
と本人も元より、聞かれたこっちも一瞬、あいまいではあるがイメージ画像が脳裏に浮かぶ。

答えは当然、「c'est la meme chose」、
モノではなく、訳「それとこれは同じことです」。
カタカナでルビを振るとしたら、
「セ ラ メム ショーズ」
とでもなるでしょうが、実際聞こえた音は、こんなふうにシューの仲間なのです。
誰かの脳を経た翻訳でなく、まともに相手の懐に飛びこんで得るものにこそ、こういう面白い刺激と楽しさがありますよね。
語学に限らず

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