Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

おしゃれは人生の素敵な味付け。『プラダを着た悪魔』

2006-12-02 | cinema... eiga
もうもう前評判どおり。
なんておしゃれで素敵な映画だったことか!
大行列のなか、やっと入れたレディース・デイ。並んでくれた友達に、心から感謝!
そのみんなが、晴れやかな顔で劇場を後にしている気がしました。
公式サイトは、こちら



変身して洗練されていく、アンディのかわいさったらない。
そして、周りを忙しく行き来する人の誰もがまた、素敵に自身のボディを引き立てる服を着ている。

おしゃれなんて!
なんて、敬遠しちゃうのはもったいない。
そして、そんなに大袈裟に考えることでもない。
自分が心地良くいたいから、好きなものを着る。そして、それがまわりを心地良くさせるから。
心を縛らないその気分が、バランスよく保たれているとき。それが、おしゃれの本当の姿になる。
おしゃれじゃない、と相手を否定する気持ちは、生き方のセンスをなくしてしまうきっかけへ。という自分への刃になってしまう例も登場☆
アンディが、颯爽と素敵な服を着こなしているのは、そんな余計な思惑を持っていないから。さらには、着せている人の服への愛情を一緒にまとっているからかも。




どの世界でも、職人の存在はいつも偉大。
普通の人たちである私たちに、アイデアと美意識を尽くしたスタイルが降りてくる時にほど良くマイルドになるよう、ファッションの発し手・作り手の美意識は、極限まで鋭く、不純物を許さないプロ意識に支えられている。
それは、いつでも自分の属す業界の必要情報について、感度が鋭く保たれていること。
そんな緊張感を持つという姿勢は、仕事の場合のみならず、いろんなところで応用を可能にするんだろうなあと思いました。



画像がこうしてアンばかりですけど、なんといってもミランダを演じるメリル・ストリープがすごい!!!のです。
観ていてぞくぞくするほど深みを感じました。
ああいう人を、女優っていうのね・・・。
どんな言動にも、説得力が小気味良くありました!

彼女が厳しいのは、意地悪だからじゃない。
「自分の仕事をしている」だけ。
君は努力してない、グチを言ってるだけ。
ナイジェルのその台詞は、きっと今後なにかと私を引き締めてくれるような気がするな・・・。






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