Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

時代祭

2009-10-25 | Kyoto sneakers since 2008
10月22日は、時代祭。

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・葵祭(写真付きレポはこちら【前編】【中編】【後編】)
・祇園祭(写真付きレポはこちら)

ときた京都の三大祭りの最終章が、時代祭です。

御所が自宅から自転車ですぐの場所なので、行列の出発を見てきました。

なんだか・・・、
すごく地元人の反応が薄いお祭りだったのが、意外でした。
葵祭のヒロイン・斎王代をつとめた友達は、祇園祭でも、観覧席行かなくちゃー、と参列していたのに、時代祭にいたっては
「あ、今日やったんや!知らなかった・・・」
というし、御所の近所に住む主人の母も、
「あ、今日なんや!出発はどこから?」
って、見に行ったこともなかったようです。
日取りはおろか、場所さえも知られていなかった時代祭・・・。
この温度差が、よそ者にとっては興味深いです。

鞍馬の火祭というゾロアスター教みたいなお祭りは、パンチ効いてるんだけどね。」
と夫、これは京都人の間でも参加指数高めなようです。
ちなみにそれは時代祭の夜に行なわれ、京都三大奇祭のひとつ。わたしはどれ一つとしてまだ行っていませんが。


ともあれ、時代祭
明治時代1895年に始まったもの。
「先の戦争、といえば応仁の乱。と京都人は思っている」
という都市伝説から考えたら、まだまだこのお祭りなんて新しすぎて、重んじてもらえないのだろうか?

なんて、つれづれに考えながら行って参りました。

























明治維新の頃から延暦時代へ遡って当時の装束に身を包んだ人々が闊歩する。
うわあ、女性たちがいやにきれい!衣装だけでない華やかさに、目を奪われました。
でも、態度悪い人もいるなあ。。
と、思ったら、なんと彼女らの多くは、祇園花街で働く女性たちだったりしたのでした。道理で、こなれ洗練された立ち居振る舞い。
たしかに、夜にお仕事する彼女たちが昼間にもこんなお仕事までしたら、それは体力に負荷かかって疲れてご機嫌も悪くなる。
そして一方たしかに、身だしなみを整える役割のマダムたちも、年齢に関わりないあでやかさを漂わせていたわけだ。元・芸妓さんなのだもの。
普段から見られる立場の彼女たち、こんなところでも一般人に写真を遠慮なく撮られまくったら、余計にストレスもかかるよね。。
きらびやかな行列を見せてくれて、ただ感謝でした。

葵祭は貴族の祭、
祇園祭は商人の祭、
時代祭は町人の祭、
といわれるわけも、なんとなく感じることができました。


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2 コメント

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まあ (RYOKO)
2009-10-25 18:04:02
3大祭り制覇なんて、素敵です!
通勤途中に聴いていたラジオで「時代祭」のことが話題になっていて、初めて知りました。

東京で勤務中の京都人(50代)に話したら、20年ぐらい行ってないわ~ということでした。
単身赴任者なので、仕方ないですけどね。

まずは祇園祭、体験してみたいです!
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京都の祭って、 (RYOKOさま(mi))
2009-10-26 09:16:53
まず日取りが決まっているので、容赦なく平日開催が多いですよね。交通に時間かかる人はなかなか、訪れにくいと思います。
祇園祭、宵山の夜はすごい人出だそうで、そこはお仕事終えた人たちが気持ちよく弾けて集まる場なのでしょう!
お休みとって平日の一日を過ごすのが一番快適だと思います
私は人ごみが苦手なので、3大祭りのどれも昼間の一部しか見ていませんが、歴史を学びたいと思いながら見ると、葵祭がいちばん興味深かったです。
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