秋の寒い日に雨が降っているときの、空気の匂いが好きです。
乾いた空気を、おだやかにしっとりと染めるような。
こういう夜は、屈託ないおしゃべりもいいけれど、
どちらかというと、部屋で静かに、ひとりで端正に過ごし、さまざまに考えごとをしたくなる。
そんな時の自分が、もしお菓子だったら、お砂糖の衣が、薄く白く、ぱりっと、全体を静かに覆っている一品のような感じ。
そのこころは、
べたべたっと、他のお菓子にだらしなくくっついたりしない。(でも歯ごたえは固くないし、かじると、ほろって溶けるやわらかさあり。て感じ。)
(変なたとえかな~。。しかも品名が浮かばない・・・カヌレ?違うな・・・)
こんな雨の夜に、もし、そんな風な、外はかりっと、中はふわっと、のお菓子みたいに、
しっかりして見えても、デリケート、な気分になるようなことがあったら、このオムニバスCDは
好き嫌いは、もしかしたら分かれてしまうかもしれませんが、ちょっと感傷的になりたいときは、とっても良いと思います。
似たような選曲で、似たようなものがたくさん出ていますが、これはその中でもかなり充実しています。
ERA(AMENO), ENIGMA(SADENESS), マイケル・ナイマン(PIANO LESSON)、キタロウ(OASIS)、マドレデウス(O PASTOR)、・・・etc.
このあたりで、わりとみなさま、「ははあ」と思われることでしょう
お気に入りは、2枚目(このアルバムは2枚組)、8曲目の"CONCERTO EN MI MINEUR" 。
これはなんと、私の中のベスト映画、『ふたりのベロニカ』のメインテーマ。
かのプレイスネルPreisner氏
(キェシロフスキ監督の作品中では、常に「ブッデンマイヤー」という作曲家の名で登場)
の作曲で、
私はずうっと、彼が作った、この映画のサントラが欲しかったのだけど、見つからなかった。。
。。ところに、偶然、このアルバムの中に発見して、大喜びしたものです。
あと注目は、フレデリック・ルソーFrederick Rousseauの" The Prayer" という曲。
フランス人なのか、この人のことを私は知らないのだけど、
そしてタイトルもこんななのに、中身がとっても渋い。
歌詞がいきなり「上杉謙信~」ではじまり、全編日本語なのに、あとはちっとも聴き取れない。
中盤になって、「(武田?)信玄」も登場。
何を祈っている歌なんだろう?
表現法は、能か狂言のもの、だと思います。。
歌い手も、多分生粋の日本人でしょう。
気になるので、出典をご存知の方がいらしたら、ご一報頂けるとうれしいです
このCD、実は最初のフランス留学中に、グルノーブルにて、当時のヒットだったので買ったもの。
遠くフランスで売られているものに、こんな自国の文化との邂逅が隠されていたなんて。。
なんだか感動です。
ご興味ある方は、ネットでどうぞ、…と思ったら、購入は、もう出来ないみたいですね。。
『HARMONIA Le Chant des Reves(旋律、夢の歌)』
せめて、こちらにアーティスト一覧がありますので、よろしかったら、何かのきっかけに聴いてみてくださいね(^◇^)
乾いた空気を、おだやかにしっとりと染めるような。
こういう夜は、屈託ないおしゃべりもいいけれど、
どちらかというと、部屋で静かに、ひとりで端正に過ごし、さまざまに考えごとをしたくなる。
そんな時の自分が、もしお菓子だったら、お砂糖の衣が、薄く白く、ぱりっと、全体を静かに覆っている一品のような感じ。
そのこころは、
べたべたっと、他のお菓子にだらしなくくっついたりしない。(でも歯ごたえは固くないし、かじると、ほろって溶けるやわらかさあり。て感じ。)
(変なたとえかな~。。しかも品名が浮かばない・・・カヌレ?違うな・・・)
こんな雨の夜に、もし、そんな風な、外はかりっと、中はふわっと、のお菓子みたいに、
しっかりして見えても、デリケート、な気分になるようなことがあったら、このオムニバスCDは
好き嫌いは、もしかしたら分かれてしまうかもしれませんが、ちょっと感傷的になりたいときは、とっても良いと思います。
似たような選曲で、似たようなものがたくさん出ていますが、これはその中でもかなり充実しています。
ERA(AMENO), ENIGMA(SADENESS), マイケル・ナイマン(PIANO LESSON)、キタロウ(OASIS)、マドレデウス(O PASTOR)、・・・etc.
このあたりで、わりとみなさま、「ははあ」と思われることでしょう
お気に入りは、2枚目(このアルバムは2枚組)、8曲目の"CONCERTO EN MI MINEUR" 。
これはなんと、私の中のベスト映画、『ふたりのベロニカ』のメインテーマ。
かのプレイスネルPreisner氏
(キェシロフスキ監督の作品中では、常に「ブッデンマイヤー」という作曲家の名で登場)
の作曲で、
私はずうっと、彼が作った、この映画のサントラが欲しかったのだけど、見つからなかった。。
。。ところに、偶然、このアルバムの中に発見して、大喜びしたものです。
あと注目は、フレデリック・ルソーFrederick Rousseauの" The Prayer" という曲。
フランス人なのか、この人のことを私は知らないのだけど、
そしてタイトルもこんななのに、中身がとっても渋い。
歌詞がいきなり「上杉謙信~」ではじまり、全編日本語なのに、あとはちっとも聴き取れない。
中盤になって、「(武田?)信玄」も登場。
何を祈っている歌なんだろう?
表現法は、能か狂言のもの、だと思います。。
歌い手も、多分生粋の日本人でしょう。
気になるので、出典をご存知の方がいらしたら、ご一報頂けるとうれしいです
このCD、実は最初のフランス留学中に、グルノーブルにて、当時のヒットだったので買ったもの。
遠くフランスで売られているものに、こんな自国の文化との邂逅が隠されていたなんて。。
なんだか感動です。
ご興味ある方は、ネットでどうぞ、…と思ったら、購入は、もう出来ないみたいですね。。
『HARMONIA Le Chant des Reves(旋律、夢の歌)』
せめて、こちらにアーティスト一覧がありますので、よろしかったら、何かのきっかけに聴いてみてくださいね(^◇^)
blogを拝見していて、ふたりのベロニカに反応して
しまいました。丁度、学生の時分でもっとも映画を
観ていた頃の映画です。セピアがかった色調がとて
も印象的でした。遠く離れた二人がどこかで繋がっ
ている、という話も共感できた記憶があります...
トリコロールや※※に関する短いフィルムはDVD
化されて、どうしてこの作品のは出ないかなぁ...
と思います。もう一度観たいなぁ...
そばのビデオ屋にあるのですが、じゃあ、そこでしか出会えないものなのか。。(でも、ビデオじゃね…)
ほんとに、すごく良い作品なのに、なぜこんなにひっそりした存在なのでしょうね。
lysanderさまのページ、いつも拝見しております。
文章の静かで知的な雰囲気から、キェシロフスキ映画に共感・・・というお話に、すごく納得してしまいました