1×1＝100

心がくじけそうになる日に、本棚に光を見つけます。
1年前、退職する日にお世話になった上司から頂いた『センス・オブ・ワンダー』、レイチェル・カーソン著。
おおきな世界へ視線を促してくれる本書もありがたい、
そしてもっとありがたいのがこの本に添えてくださった上司からのお手紙で、
力強く励ましてくださる言葉がページを開く前に目に入ると、お手紙と本の言葉がそれぞれ増幅しあって、大きくなった感動をぶわんと心の奥まで届けてくれます。
本とお手紙。
この組み合わせが唯一無二の価値をその人だけにもたらす贈り物、と知ってから長く経ちますが、ページを繰るその都度、感激は新鮮です。


さて、なんだか元気ないと思ったら、カゼひきかけのようでした。
扇風機の風に、むきだしの肌が一晩中冷やされて。
その日の夜はソファで静かに、山咲千里さん著『美神伝心』を読んで、元気をチャージ・・・
途中でヒントをいくつも頂いて、本を開いたまま立ち上がっては、
ショウガ＋はちみつ＋黒豆茶の熱いカップを運んできたり、
クロゼットで暖かみのある香りを吹き付けてみたり、
アイロンのきいたコットンのパジャマでしっかり保温を心がけてみたり、
などする。
今朝、ぐずついた鼻が静かになっており、のどの違和感も消えていました。


近しく感じる方々から頂く気は格別。
心から、感謝です。