怖い話

人間って現金なもので、環境が変わると、それまでギリギリに起きていたのに、
早起きも自然に出来るようになったりするから不思議なものです。
（だれないように続けなくちゃね・・・）
で、会社をかわってからというもの、それまでと違う時間帯に家を出ているのですが、
そのため近所で、怖い、というかナゾの光景を見られるようになりました。

浮浪者、なのかどうかはわからないのだけど、まあそんな雰囲気のおじいちゃんが、ぱんぱんのゴミ袋を３つか４つ抱えて、近所の商店街の道路を渡っている。
最初は、「ごみ出しか？」とも思っていたけど、なんだか、それにしては違和感が・・・
棄てるポイントをいくつも素通りしていくし、
毎日に近く（ようはゴミの日）、あんなにゴミ袋が３こも４こもパンパンにたまる？
しかも、半透明の袋からは、デパートの紙袋とか、化粧品メーカーの紙袋とか、おじいちゃんにはそぐわないものが見えたりする。
もしかして家族のものかもしれないけど、もっとも端的には、
「他人のゴミを、回収車が来る前に取っている」
のではないか、と考えてもおかしくない感じ。
それを、どこか遠くに運んで物色？
なんて考えたら、ぞっとしてしまった。

もともと、ゴミ袋から個人情報が割れるという話は珍しくないし、ストーカーなどに狙われた場合、
「まさか、ゴミなんか誰があさるの？」
なんて言ってはいられない。

引越し前に読んだ、あるコワイ話。
ある女性が、見知らぬ人から電話を受けて、
「今月はお金使いすぎたみたいだね？」
「最近、こんなことしてるんだね」
と、囁かれるという・・・。
ゴミ袋から、個人的な情報をつかんでいるのです。

引越しに当たって、これは他人事ではない、私も、ゴミは決して夜に出さないぞ、
と当初から固く決めていました。
が、くだんのおじいちゃんが、収集車が来る直前に袋をかっさらっていくのだとしたら、
朝出しても危険度はゼロってことではないですね。

前の会社の女性は、「簡易式シュレッダーを使っている」と言っていましたが、
それくらいは今は当たり前かもしれません。

怖い世の中です。
女性（に限らないけど）の皆さん、気をつけましょうね。