種をまく

写真は、ロープウェー待ちの間に温かく目を和ませた、陽の光。


温泉から帰って、連休最終日の夜、食事した相手に、そう久しぶりでもないのに、
ほっぺ、つやつや！
と驚かれてにんまり。
その日の午前中は鉛のように重たいからだでまどろみ、温泉効果が続いているのか、芯から疲れが流れ出していくのを感じていました。

思えば、不思議な展開です。
有馬温泉旅行をみくし日記に書いたら、コメント欄にて、
「いいわー！ぜひ一緒に温泉デトックス！」
「私も混ざる混ざる！」
と盛り上がったのをきっかけに、まさにノリで、今回のメンバーによる旅が実現しました。

遠くに住んでいるのに、このためにさくりと慣れない新幹線でやってきて下さった、夜子さん。
あらゆる部分で、「内面の豊かさ」を溢れ出させている女性です。
そして、同じく相手を安心させる力の持ち主、ぶろぐで知り合ったのに、
実はとってもご近所で、今やすっかり密なお出かけの友になって下さった、noisetteさん。

温泉行きましょう、
うん、行こう行こう！
のノリだけで、こんなにあっさり実現する逢瀬。
みんながオープンで、進んで楽しくしようとしたから、すべてが素敵だった。
そういう、淀みのないタイミングってある。
好奇心、行動力、そしてプラスを生み出すために流れて集まる、縁。
これらの不思議な融合を、うれしく受け止めます。

種をまく。
そして、芽が出るのを待つんです。
どんな人かは、行動をきちんと見ていればわかります。わたしは、信頼出来る人と、仕事をします。

これは、最近フランスから一時帰国された、みくし仲間である、イプセ・プロジェクト社の社長、南部真理さんとお会いした時の彼女の台詞。
ご活躍を遠くから憧れのように眺め、恐れ多いけどお会いしてみたい！
とぐずぐずしてる内に、彼女の方から、
「東京へ行くので、会いませんか」
とうれしいご提案を頂き、夢心地でお会いしたのが先日。
短い東京滞在の中で、お食事、電話、メールとやりとりし、
こんなことってあるんだ・・・と感動したのです。

こんなことって、あるんだ・・・、
丁寧に選んだ、伊香保の宿の素敵な露天風呂にて、おふたりと浸かり、暮れゆく空を眺めながら、やっぱりそう思いました。
いろんなやり取りを、文面にて交し合ってきましたが、ご本人を目の前にしたらしたで、語り合うべきことはもっとたくさんありました。
相手をもっと知りたいし、自分を知ってほしい、
人には、どこまで行っても尽きない、知りきれない内容が詰まってる。
付合いとは、理解しようと行動する、対等な心のあり方。
思いやる心があれば、どんどん広がり深まっていくものですね。

同じようにしていつの間にか最近仲良くなっている人たちにも共通するのは、相手への愛情。
種をまく。
そして、育てる。
水をやり、気を配らないと、関係は枯れてしまう。
それを怠らない人の育てた関係は、いつの間にか青々とした森になる。
育てる人同士が集まるとふくらむパワーのすごさも、実際目の当たりにしています。
結局、人を大事にする人が、好循環の根っこなのです。

良い収穫を、みんなが得られますように。