Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

今、帰宅

2007-02-11 | pti voyage... tabi
夜子さんnoisetteさんと、伊香保温泉にパワーチャージの旅。
暖冬ゆえ、雪がはかないのをなんとなく落ち着かなく感じつつも、冬の温泉を満喫して、心身ともに、たっぷりチャージされてきました。

鉄分たっぷりのお湯は、あっという間に肌にぷるんと水分を含ませて、ぴちぴち・ぷるぷるにしてくれる。
目の前に見る、優雅で綺麗なおふたりの、雪肌の透明度上がっていく様子は、感動ものでした。
露天、大浴場併せ、さらに岩盤浴まで堪能させてくれたのは、森秋旅館
新しい畳のきちりと清楚なお部屋が、そのさりげなさゆえに、深いリラックス感をもたせて受け容れてくれます。

テレビも音楽もなし、ガラスの向こうで暗くなった空からぱらつく雨の音だけをBGMに、いろんなことを語り合う。
やわらかい・一定した、そのテンポの、おふたりの声の、心地良い感触といったら。
おしゃべりの場所を、部屋、湯舟、食堂、そして部屋、またお風呂、と緩やかに変えながら、
誰かがかわるがわる誰かへのマッサージをして肩や脚のこわばりを解き合いながら、穏やかにふけていった夜でした。


翌朝は、からりと晴れ。
目前に広がる山をさらに爽快に見降ろしに、ロープウェーに乗る。
前夜の遅い時間になるのにしたがって強さを増した雨は、眠っている間に、雪に変わっていたらしい。
微かに積もった白が、晴れた山の太陽の光を照り返す。
・・・ばかげた靴を履いていった自分は、凍った道をお二人に頼もしくフォローされながら、山道をそれなりに達成感でしめくくりました。

山道達成のご褒美は、立ち寄り露天風呂。
混んだお風呂で狭いキャパを晒した自分に、我に返ってガックリ。。きた体験を追加してしまいましたが、発散ばかりがいいことじゃない、我慢する美学について、あらためて学んだ貴重なタイミングでもありました。。
(そういうことにしてください・・・)

・・・2日間で4種ものお風呂(+岩盤浴)を体験し、体は芯からほかほか。。
食事も遊びも移動も、結果的に、混むタイミングをすれすれにかわせて、流れよく進み、そのあったまった体を冷やしきることなく、快適に流れました。
なかなかこうスムーズにはいかない。感動。

わたしはいつも、優しい人たちに助けられている。
帰り道に、しみいるように思いました。
優しさ、忍耐は強さであると常々思いますが、それは、自分にはそれがほんとに足りないからです。
心地良さを支えてくれるのは、必ず、目立たないようにそっと環境を調えてくれる誰かや何かのおかげです。
たとえば、今回ご一緒させて頂いた、生き方そのものが包容力と優雅さに満ちたお二人。話し方ひとつから、そういう中身がにじみ出るものですね。
そんな方たちと接することから受ける恩恵、学ぶべきことや気付きポイントは、数え切れません。
素敵な体験を、ほんとうにどうもありがとうございました


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