繋ぐ人。

恭子さんの著作、美香さんの写真集を出版したためだろう、叶姉妹のTV露出が多くなっている。
彼女たちの美を追求する姿勢についての言動は、ずっとその動向を見てきた人たちにとってはいまさら耳新しいものではないけれど、聞く都度、はっとして基本に立ち返る意識を呼び覚ましてくれるような気がする。

が、最近トークを展開する彼女たちをTVで見ていて気になるのは、
どちらかというとビューティレッスン的なものよりか、話の端々にうかがわれる、交友関係の作り方というか、人脈の広げ方というか、人との関係の始め方・続け方がすごく上手なんじゃないかと感じさせるエピソードの数々＆実例だ。
恋の相手はもとより、老若男女誰とでも、どんなかたちの偶然の出会いも、礼を重んじて、スマートな形に仕上げていっているような気がする。

私の友達にもそういう女性がいて、叶姉妹を見ていると、彼女を思い出す。
やはり凄みを感じさせるくらい色っぽい美人で、自分で会社を経営しているのも関係しているのだろうけれど、とにかく人間関係を作るのが上手。対・私のときも、付き合いの始まり方が、とてもわくわくと素敵だったことを思い出す。そう思わせてくれるのだ。
入り込みすぎず、相手を惹きつけ、楽しませる魅力に満ちている。
なのに私はというと、目をハートマークにして、圧倒されて彼女との逢瀬を楽しむという未熟な不足っぷりをさらすばかり。。
（考えてみたら、対・素敵な女性でそういう受身のパターンて多いかも・・・情けないなあ）

そういう社交上手さんから学ぶことはたくさんある。
温かいけれど、べたっとはしていない。
贈り上手、贈られ上手。プレゼントのセンスが、うれしい驚きでいっぱい。おごり上手、おごられ上手。お金の流れがスマート。
連絡のタイミング、やり方が良い。けっして相手に負担を与えない。
人が人を呼んで、交友関係の輪が自然と大きくなる。そして、お互いにプラスの刺激を与え合い、助け合うので、人や関係、その全体の質が上がっていく。
良い関係だから、長く続く。
これが自然に出来るのが、やっぱり見ていて気持ちの良い美人さんというものだ。

芸能事務所を通しているわけではない叶姉妹が、自分達のしたいことをTVで自由に宣伝出来るのも、彼女達が作った人脈が、気持ち良く彼女たちを支援しているためだと思う。
「わたくしたちは、珍しい生き物だけど、人に危害を与えたりしないから・・・（←さらりとそう言うけど、バッシングされ続けて実際そう出来るのは、なかなか大したもの！）」
と、恭子さんが自分達を珍獣のように面白おかしく表現するのを聞きながら、（←やり方、うまい）
そうか、人を楽しませること・自分を楽しませることが繋がるっていうのは、プラスの循環だなあ、とあらためて思ったのでした。