ウワサのアナスタシア

頼もしいビューティ仲間、というか先輩である、美女とランチ。
土日は箱根の温泉に行って来たという彼女と、お互いに週末報告をし合いながら、正面から顔を見ていると、何かが、違う・・・気がする。
眉？そうだ、眉毛の形だ。
「そうなの、一緒に温泉行った子が、アナスタシアに行ってきてね・・・」
そのキット一式を、旅行に持ってきて、彼女にも、アナスタシア術を実践してくれたのだそうです。

アナスタシアといえば、セレブ御用達、ハリウッドの眉専門サロン（経営者の名前でもあります）。
日本では、新宿三越にオープン、すごい人気らしいですね。
実際、それまでだって綺麗な眉を描いていた彼女だけど、そのキットの威力で、なんだかより美人になっていた。
いわく、「ジェニファー・ロペス眉」が、一番ピッタリ来たそうで、「え？何なのそれ？」と一瞬驚いたものの、いやいや、言われてみれば形はほんとに近い。
それが、彫りが深くてつやつやのオリーブスキンのセクシーな彼女に、ぴったりはまっているのです。

でも、テンプレートを使うと聞き、ふと疑念がもやもや。

昔、『眉毛テンプレート』なるものの存在をどこかで見たような気がし、その時「人の顔はみんな違うのに、どうしてあのようなものが出てくるのだろう？？」と子供心に不思議に思ったことがありました。
いかにも不自然な形に仕上がりそうで、冗談のようにしか思えませんでした。
あいまいな記憶では、なんだか雲形定規みたいなものだったような？？
試した人が近くにいなかったので、記憶はおぼろげですが、実際、今はメジャーに流通していないところをみると、そんなに画期的なアイテムじゃなかったような・・・。
そういうわけで、「テンプレート」に対する”使えなそう”な先入観があったのですが、
彼女の説明によると、それはちょっと違うよう。

まず、一人ひとりの目と鼻とのラインをきっちり計測した上で（黒いペンシルでぐいぐい顔に線を引かれるらしい）、やわらかいシート型（これならぴったり貼り付きますね）のテンプレートから、合う形を選ぶ。
そして、形を定めていらない毛を処理する。
これだけで、すっきり整った眉が実現して驚いたそうです。

問題は眉頭、というのにも説得力がありました。
そう、自然で綺麗な形の眉は、眉頭で決まる。
私も描き出す時、そこのぼかしには、常にとても気を使います。
そのワザも伝授してくれるんですって。　
素晴らしいかも。

う～ん、行ってみたい。
と、極めつけのように目の前の美しいサンプルを改めて見て、思った私。
本人も、開眼してしまって、
「今日はこの足で三越に予約に行くわ。電話ちっとも繋がらないんだもの！直接カウンターに行く。miちゃんの分も、予約してきてあげようか？これに乗れないと、次は5月よ！」
と気合入っていて、つい私も乗りかけましたが、
「眉は予約までの間、伸ばし続けなくちゃいけないのよ。」
という言葉に、ふと迷いが生じました・・・
私の眉は、けっこう工夫して形を作ってるので、伸ばしっぱなしなんて、酷過ぎる。。無理。

なので、結局、今は保留にしようと思います。
「眉が変われば、人生が変わる。」
という、アナスタシアさんの言葉に、みょうに胸ざわめきつつも・・・