Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

バランス

2008-10-18 | sante... kenkou
もともとそんなにないセンスでゴルフスイングの練習をしていましたら、右手首の痛みが消えにくくなってきました。
かといってスイングが上達しているでもない。もちろん成果だって上がらない。

ふとそこで、
「今まで、右利きだからといって右にばかり仕事をさせてきたんじゃないだろうか」
と初めて気付く。
左手にも、もう少し仕事させなくちゃいけないんじゃないだろうかと。

そこで意識して左手でもできることを増やしてみました。
手始めにスイング。
今まで右手の力を主に使っていたのを、左腕・左肩を使ってバックスイングするように意識してみました。右手首の返しを、左手がガッチリ補助することでフェイスはシャットになりやすくなるし、右手首も痛くない。
そしたら、あらら、急に芯を食う痛快なアタリ。真っ直ぐ飛んでいく球にはドローがかかっていたりまで。
他にも、“腰の軸を守って回転させる”など気をつけるポイントはまだまだたくさんなのですが、左手にさせた仕事の重要さ・効果には大きなものがありました。
もっとも、手を意識しているうちなんて、まだまだ力配分が初心者もいいところのレベルなのですが・・・、

「両極をバランスよく使う」
これは、体の動かし方の大切なヒントになりました。
当然のようでしていなかった。
眠るときの体勢だって、なんだか決まったポーズになりがちだった。

日常生活でも、右手にさせていた仕事を左に割り振るようにしました。
やかんからお湯を注ぐ、
蛇口を捻る、
ものを取り出す・置く、
・・・利き手が痛いからという理由で始めたものの、割とこれがいい緊張感。
筋肉も動作も、なんだか快適です。
利き手じゃないほうの動きはなんだかスローになるので、場合によってはこれが優雅に見える、かもしれない。しかも本人的に不自然な動きなので、かなり注意力が増す。手元が危なくソソウが多いわたしの隠し技になるやもしれません。
たまに「マナーレッスン特集」などで見かけていたテクニックでしたが、それも納得しました。

「左手を使うと右脳を刺激する」とかそういう説もよく議論されていますが、そこまで考えずとも、体をバランスよく動かすというだけで左右非対称の歪みが改善されて内臓とお肌に良い気がします。
意外と気付かない、自分の体のクセ。
今回は怪我の功名でしたが、今後にも生かしたい健康のヒントでした。



photo...近所のパンやさん。
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