『トマトの威力』

というタイトルで、会社の女性が書かれたエッセイを、ご紹介します(*^-^)
すっごく参考になったので、お願いして、転載させて頂きました。
（※私が今勤めている部署では、日程表にしたがって、各自が順番に、担当内でエッセイを発表するという面白い決まりがあります。）

彼女は、かなり有能な上、かわいくっておしゃれで、女性としてお手本にしたい魅力的な人。
多忙な中にも、いつもさわやかに笑顔と綺麗をキープ。
なかなか出来ることではありません。
そのヒケツが知りたい、と私などはせつに思ってしまうくらい、女性力が高い方です。
手を抜かないって、すごいですよね。。
このエッセイにしても、すごく緻密に調べていらして、ものぐさな私は感動しきり。
そうそう、ほんとはこんな風に、いろいろ把握したいのだけど、調べが甘いの・・・(-_-;)

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トマトの威力

先週末に、実家に帰ったとき非常に驚いてしまったことがありました。それは、女性陣（母親と妹）が、以前と比較し、なんだかきれいになっていたことです。よく見ると、特に母親の場合は、肌まで以前よりきれいになっているように見えました。二人とも、もともとスリム体型なのですが、ますますスリムになったことを私が羨ましがっていると、その原因を教えてくれました。なんと、「トマト」を中心とした夏野菜メインの食生活の威力らしいのです。
最近の私の食生活を振り返ってみると、野菜全般が不足がちであるし、トマトに関しては、前回いつ食べたか思い出せないくらいでしたので、反省しきりでした。前回家族に会ったのは、今年のお正月ですから、たった半年でそこまでの効果があるとは、驚きを隠せませんでした。
そこで、今回は、実際に目に見える効果を持つトマトの威力を、その健康と美容効果という観点から、みなさんにもご紹介したいと思います。
まず、トマトに含まれる栄養素の中で最も有名であるのは、あの赤い色素であるリコピンという成分です。この成分は、生のトマトだけでなく、ジュース、ケチャップなどに加工された場合でも豊富に含まれています。リコピンには抗酸化作用があるため、がん予防に有効だといわれています。（抗酸化作用とは、体内において不必要な酸化反応が細胞の遺伝子であるＤＮＡに傷害を与え、突然変異を生じさせることを防ぐ作用をいいます。）このリコピンの吸収率を高めるには、油分と一緒に摂ると良いので、生のまま食する場合はドレッシングをかけたり、加熱する場合には、ミートソースにしたり、チキンのトマト煮などの肉類との煮込み料理がお勧めです。さらに、ビタミンＥと一緒に摂ると、リコピンの活性酵素除去作用を高めることができるので、ゴマやナッツ類をあわせてみるのもよさそうです。
また、トマトにはビタミンＣもたっぷり含まれており、副腎皮質ホルモンを正常に分泌させる働きがあるため、風邪予防になるとともに、シミやソバカスの原因となるメラニン細胞の突然変異の原因となる酵素であるチロシナーゼの作用を強力に抑えるために、美肌にも大いなる効果があります。ここでお気づきかと思いますが、母と妹に効果があったのは、この効能のおかげだと思います。ちなみに、トマトのビタミンＣは、加熱してもあまり破壊されない上、一緒に食べた他の食物に含まれるビタミンＣを守ってくれるため、無駄なくビタミンＣを摂取することができます。ビタミンＣは水溶性で、すばやく腸から吸収された後、血液中を巡り必要な臓器に配分され、体外に排出されていくことから、なかなか体内に蓄積することが難しいので、こまめにとることが必要だといわれていますが、特に食後に摂ったほうが吸収のペースを遅らせることができるので、効果が持続しやすいようです。今の暑い時期でしたら、食後のデザートとして、冷やしトマトというのもありかもしれません。
ここまで、トマトの効能ばかりをご紹介して参りましたが、冷え性の方、胃弱の方は、トマトの持つ体を冷やす作用によって、逆に体調を崩してしまう場合があるようですので、摂りすぎには気をつけるとよろしいかと思います。
以上、いろいろとトマトの威力について述べて参りましたが、私も現在トマトの摂取強化に努めているところです。特に、夜ご飯が遅くなった場合には、トマトなどの野菜を積極的にとることによって、母と妹に追いつきたいと思っているところです。低カロリーでしかも栄養素として優れているトマトは、体脂肪が気になる私の重要な栄養補給源だと思っております。
（了）