Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

『吉野天人』

2020-07-17 | musique... ongaku
謡のお稽古は、『吉野天人』を終えて、『土蜘蛛』に入りました。ほっとしています。
吉野天人がとても難しくて、キリ(最後の段落)はもう全然分からなくて、家で練習する意欲も、正直あんまりありませんでした。
先生曰く、吉野天人で挫折する人が多いそうです。3曲目で、突然降ってきた試練というやつです。
弱吟という、節回しがメロディアスな技術が入ってきます。五線譜に起こせそうですが、それをすると、注意書きの読み方が疎かになるので、あまりしない方がいいんでは。。。と、先生からはアドバイスがありました。
でも、検索してみたら、同じことで悩んでいる人が多いらしく、横書きの素敵な表を作っておられる方を見つけました。これはイイ!!


慣れたら、女性は弱吟の方が歌いやすいのだそうです。
よわぎんといっても、弱く謡うわけではなく、力強さはキープです。小さな声にならずに力を込めて謡うことの難しさといったら。。。
でも、節回しは、本当に美しい。
そして詞章の美しさも。言葉で書かれた風景画のようです。
人がいない吉野の桜の満開の…、そこで天人が舞い踊る情景が、想像しただけで感動です。これが能のじんわり深い、地熱のような魅力。



2 コメント

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Unknown (向原)
2020-11-03 23:02:06
向原です。
この採譜は素晴らしいですね!
私は学生時代にお能のクラブに入っていたので、40年ブランクがあってもなんとか付いてゆけてます。
メゲずに頑張ってくださいね。
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Unknown (amoureuse)
2020-11-03 23:06:53
向原様
コメントありがとうございます😊
向原様の背中を見てがんばります!
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