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名も無きねこに

うつが治るってどんな状態なんだろう 『存在と無』祭り

2007-12-04 19:19:33 | 仏検準二級
精神科の通院で、電車の中と病院での待ち時間をつぶすため、
ボードレールの『悪の華』を読んでいた。
女性とか美とか、コテコテの主題ばかりで、どうにも面白くない。
『巴里の憂鬱』が面白く思えたのは、なんだったんだろう。
あまりにつまらなくて、読んでいて苛立った。

そうこうするうち、自分の番が回ってきて、診察室で担当医と対面した。
最近気分が不安定だったことを話したところ、医師の見立てでは、
即効性を期待して処方したアモキサンがいまひとつ効いていないようだ。
話し合った結果、アモキサンはそのままで、
ルボックスをさらに減らして、テトラミドが10mg増えた他、
頓服で安定剤が処方された。
それにしても、いったいいつになったら、
いや、どんな状態になったら、うつが治ったといえるんだろう?

帰り道、『存在と無』を買いに大型書店に寄った。
ちくま学芸文庫の売り場に行くと、最近出版されたからなのか、
何冊も平積みされて、「ついに文庫化」という手書きポップまでついて
『存在と無』が置かれていた。
ちょっとした祭りっぽい感じで、何かほほえましい。
自分でも手におえる内容かどうか、一応最初の数ページを軽く見てみた。
なんだか最初から、現代思想は現象学のおかげで新しいステージに
あって云々といった話が書かれていて、ちょっと面食らう。
でも根性を入れて読めば、なんとかわかるかも知れないと思えたので、
代金を支払ってサルトルとともに家路についた。
内容とボリュームからいって年内に読み終えるのは難しそうだ。
まあ、期限があるものでもないし、のんびり、じわじわ読んでいこう。

家に着いてりんごとみかんを夕食代わりに取った後、
フランス語に取り掛かった。
学習効率の目安とモチベーション維持のため、
しばらく勉強の時間を記録してみようと思う。

‘98年度NHKフランス語講座入門編:70分
‘07年度NHKフランス語講座入門編:40分
『完全予想仏検2級』:40分
『傾向と対策準二級』二次試験問題の音読:20分

今日のところは、こんな感じだ。
応用編(もしくはフランス語ニュース)の勉強は今日は休みだ。

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