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名も無きねこに

合格証と成績表

2018-03-09 22:17:15 | 英検一級二次
ポストに大型の封筒が二つ入っていた。
一つは日本英語検定協会から、もう一つは東京ロシア語学院。
英検の合格証・成績表と、ロシア語検定3級の過去問だ。

さっそく英検の合格証を見てみる。
特に新しい情報は無いけど、記念にはなる。

それにしても今回の二次試験で合格できるとは思っていなかった。
熱があっても試験をあきらめないでよかった。

先月まとめなおしたスクリプトに、対応するトピックがあったのが合格の決め手だった。
そうでなければ 2017年度 第二回試験でそうだったように、何も喋れずに終わっていただろう。

ヤマが当たったので具体例を挙げられたことは、評価に大きく作用したと思う。
スクリプトの暗誦は準備不足でできなかったので、2分間スピーチでは、
出だしの自分の主張と、二三例を挙げられたにとどまり、
ポイントを挙げてからそれをサポートするという形式に沿った話は出来なかった。
その代わり質疑応答では自分の主張に矛盾しないよう話を運べた。
根拠が怪しい解答をしていたが、一貫して自分の意見を主張できたのは、
やはり評価に影響したと思われる。


本番の一ヶ月前からスクリプトに見直しをかけた際、以下の本を参考にした。

『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』 (植田一三 上田敏子 ベレ出版 2013)
『図解まるわかり時事用語 2018→2019年版』 (ニュース・リテラシー研究所 新星出版社 2018)
『英検分野別ターゲット 英検1級英作文問題』 (旺文社 2014)
"Pros and Cons 19th edition" (Debbie Newman Ben Woolgar Routledge 2014)

『技術と表現』は、英検1級2次試験に特化した本でないにもかかわらず、
本番で見たカードにあったトピックの内二つか三つが、そっくりそのままの形で掲載されていた。
わたしはスクリプト作成に当たって過去問からトピックを拾い出したのだが、
この本から話題を選んで原稿を書いても本番に十分通用しそうだ。

『まるわかり時事用語』は各トピックの基本的な背景を知るのに有効だった。
女性の社会進出、労働力不足、高齢化社会などに対する意見をまとめるときに、資料として役立った。

『英作文問題』は別冊の『時事解説 & 単語ブック』が参考になった。
別冊では30のトピックについて、英文のダイアログと関連語彙、日本語の解説が掲載されている。
これも背景知識と関連表現を知るのに有効だった。

最後の "Pros and Cons" は各トピックについて話を組み立てるときに参考にした。
それぞれのトピックに対して Pro と Con の立場から論理が組み立てられており、
自分の意見に近いほうの議論を参考にできるので、かなり役立った。


スクリプトがカバーする話題が出題されるか否か、
ヤマが当たるか外れるかという博打のような受験だった。
実力の伴った合格ではないので、喜んでばかりはいられない。
他言語に軸を移すが、英語の勉強も少しずつ続けていこう。

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