日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

ヴェローナ

2005-03-11 14:09:03 | 伊太利亜

バルコニーヴェローナは、ミラノとヴェネツィアの途中の世界遺産のまち。またローマとドイツをつなぐ線の途中にもあたり、古代ローマの時代から交通の要所として重要な位置にあって栄えたのだそう。
でも今は、ロミオとジュリエットの舞台だということのほうが知られているまち。

ロミオとジュリエットは、イタリア語読みだとロメオとジュリエッタになるのだけど、この2人の、というよりこの2家のモデルとなった家が今も残っている。特にジュリエッタの家はあの有名なバルコニーがあり、観光地になっているので、観光客がひっきりなしに訪れる。
運が悪く、訪れたときはバルコニーが修復中で、布がかかっていました。

ジュリエッタ像ジュリエッタの姿をかたどった銅像も佇んでいる。ジュリエッタの胸を触ると幸せな恋愛が出来るといわれているのだそう。
だから、いつも女の子たちが(もちろんおばさんも男の人も)並んで胸を触っていっている。

ジュリエッタの家の壁には隙間がないくらい、どこもかしこも願い事を書いた紙が(チューイングガムで!)貼られている。気持ちはわかるのだけど、美しくない!

このまちは交通の要所だけあって、絶えず揺れ動く町だったよう。10世紀に都市国家になり、スカラ家のもと13-14世紀に全盛を迎えるのだけど、15世紀にはヴェネツィア共和国の支配下に入って、水の都ヴェネツィアの地上の拠点として栄えた。さらにヴェネツィア共和国崩壊後はオーストリアの支配下に入った後、19世紀にイタリアの一員になる、という激動の歴史をかかえている。

古代ローマ時代のコロッセオ
古代ローマ時代のコロッセオ
広場中央の処刑晒し台
中心の広場の処刑(晒し)台

今の街の下には幾重にも折り重なってその時代時代の街が眠っている。

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